TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025146722
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2025037322
出願日
2025-03-10
発明の名称
記録媒体、及び立体画像を有する記録物の製造方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41M
5/36 20060101AFI20250926BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】鮮明な凹凸感が表現された立体画像をより低い温度で高速印刷して形成可能な、耐水性に優れた立体画像形成用の記録媒体を提供する。
【解決手段】基材と、基材上に設けられた、熱により発泡するマイクロカプセル型の発泡粒子、水不溶性の熱可塑性樹脂、及びポリビニルアルコールを含有する発泡層と、を備える立体画像形成用の記録媒体である。熱可塑性樹脂が、界面活性剤によって発泡層中に分散されており、ポリビニルアルコールのケン化度が、70%以上92%以下であり、ポリビニルアルコールの重合度が、1,000以下であり、発泡層における、ポリビニルアルコールの含有量(質量%)が、熱可塑性樹脂の含有量(質量%)に対する質量比率で、0.10倍以上0.40倍以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
基材と、前記基材上に設けられた、熱により発泡するマイクロカプセル型の発泡粒子、水不溶性の熱可塑性樹脂、及びポリビニルアルコールを含有する発泡層と、を備える立体画像形成用の記録媒体であって、
前記熱可塑性樹脂が、界面活性剤によって前記発泡層中に分散されており、
前記ポリビニルアルコールのケン化度が、70%以上92%以下であり、
前記ポリビニルアルコールの重合度が、1,000以下であり、
前記発泡層における、前記ポリビニルアルコールの含有量(質量%)が、前記熱可塑性樹脂の含有量(質量%)に対する質量比率で、0.10倍以上0.40倍以下であることを特徴とする記録媒体。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記ポリビニルアルコールのケン化度が、80%以上92%以下である請求項1に記載の記録媒体。
【請求項3】
前記ポリビニルアルコールの重合度が、700以下である請求項1に記載の記録媒体。
【請求項4】
前記熱可塑性樹脂が、アクリル樹脂及びウレタン樹脂からなる群より選択される少なくとも1種である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録媒体。
【請求項5】
前記熱可塑性樹脂のガラス転移温度が、10℃以下である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録媒体。
【請求項6】
前記界面活性剤が、反応性界面活性剤である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録媒体。
【請求項7】
前記発泡層が、炭素数8以上のアルキル鎖を有するイオン性界面活性剤を含有する請求項1に記載の記録媒体。
【請求項8】
前記イオン性界面活性剤が、カチオン性界面活性剤である請求項7に記載の記録媒体。
【請求項9】
前記カチオン性界面活性剤が、炭素数14以上のアルキル鎖を有する請求項8に記載の記録媒体。
【請求項10】
前記カチオン性界面活性剤が、第4級アルキルアンモニウム塩構造を有する請求項8に記載の記録媒体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録媒体、及び立体画像を有する記録物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、壁紙や点字などを印刷するための技術として、立体画像の印刷技術が採用されている。立体画像は、通常、UVインクによる重ね塗り方式、エンボスなどの物理的な押し出し方式、3Dプリンターを使用する方式、及び熱膨張性プラスチック発泡体を用いる方式などで形成されることが知られている。なかでも、熱膨張性プラスチック発泡体は、発泡体の素材や形成される気泡の状態などに応じて、遮熱性、断熱性、遮音性、吸音性、防振性、及び軽量性などの各種の特性を容易に発現しうる素材である。
【0003】
これまでに、例えば、発泡性カプセルを含有する立体画像形成層を設けた記録材料の立体画像形成層に、発泡性カプセルを形成する樹脂の可塑剤を塗布した後、発泡性カプセルを加熱発泡させて立体画像を形成する方法が提案されている(特許文献1)。また、発泡高さが高く、鮮明な凹凸感が表現された立体画像を形成すべく、発泡促進液が深さ方向へと効率的に浸透しうる発泡層を設けた記録媒体が提案されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-129116号公報
特開2023-138415号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
デジタル印刷の高速化に伴い、立体画像を形成する場合においても高速化に適応することが要求されている。また、環境配慮の観点から、より低温条件で立体画像を形成する方法が要求されている。さらに、形成した立体画像をラベルなどとして日常生活で用いる場合、水との接触が不可避であることから、耐水性を示す記録媒体が求められている。
【0006】
本発明者らは、特許文献1で提案された立体画像を形成する方法について検討した。その結果、特許文献1で提案された方法では、十分な浸透時間を確保する必要があるとともに、ある程度の高温条件でなければ所望の高さを有する立体画像が形成されないことがわかった。また、記録媒体の耐水性の観点からも、特許文献1で提案された方法では不十分であることがわかった。
【0007】
また、本発明者らは、特許文献2で提案された記録媒体について検討した。その結果、特許文献2で提案された記録媒体は、ある程度高速かつ低温条件で立体画像を形成可能であることがわかった。しかし、さらなる高速化の観点からは必ずしも十分であるとはいえず、耐水性の観点からも改良の余地があることもわかった。
【0008】
したがって、本発明の目的は、鮮明な凹凸感が表現された立体画像を低い温度で高速印刷して形成可能であり、かつ、耐水性に優れた立体画像形成用の記録媒体を提供することにある。また、本発明の目的は、鮮明な凹凸感が表現された立体画像を有し、かつ、耐水性に優れた記録物の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
すなわち、本発明によれば、基材と、前記基材上に設けられた、熱により発泡するマイクロカプセル型の発泡粒子、水不溶性の熱可塑性樹脂、及びポリビニルアルコールを含有する発泡層と、を備える立体画像形成用の記録媒体であって、前記熱可塑性樹脂が、界面活性剤によって前記発泡層中に分散されており、前記ポリビニルアルコールのケン化度が、70%以上92%以下であり、前記ポリビニルアルコールの重合度が、1,000以下であり、前記発泡層における前記ポリビニルアルコールの含有量(質量%)が、前記熱可塑性樹脂の含有量(質量%)に対する質量比率で、0.10倍以上0.40倍以下であることを特徴とする記録媒体が提供される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、鮮明な凹凸感が表現された立体画像を低い温度で高速印刷して形成可能であり、かつ、耐水性に優れた立体画像形成用の記録媒体を提供することができる。また、本発明によれば、鮮明な凹凸感が表現された立体画像を有し、かつ、耐水性に優れた記録物の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
キヤノン株式会社
トナー
今日
キヤノン株式会社
定着装置
8日前
キヤノン株式会社
光学装置
28日前
キヤノン株式会社
定着装置
23日前
キヤノン株式会社
収容装置
8日前
キヤノン株式会社
定着装置
14日前
キヤノン株式会社
電子機器
4日前
キヤノン株式会社
撮像装置
8日前
キヤノン株式会社
電子機器
8日前
キヤノン株式会社
電子機器
8日前
キヤノン株式会社
電子機器
23日前
キヤノン株式会社
記録装置
今日
キヤノン株式会社
電子機器
28日前
キヤノン株式会社
電子機器
25日前
キヤノン株式会社
電子機器
16日前
キヤノン株式会社
撮像装置
16日前
キヤノン株式会社
定着装置
23日前
キヤノン株式会社
発光装置
7日前
キヤノン株式会社
撮像装置
今日
キヤノン株式会社
撮像装置
28日前
キヤノン株式会社
撮像装置
14日前
キヤノン株式会社
記録装置
15日前
キヤノン株式会社
記録装置
16日前
キヤノン株式会社
表示装置
7日前
キヤノン株式会社
電子機器
2日前
キヤノン株式会社
撮像装置
25日前
キヤノン株式会社
撮像装置
15日前
キヤノン株式会社
定着装置
23日前
キヤノン株式会社
現像剤容器
1日前
キヤノン株式会社
半導体装置
2日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2日前
キヤノン株式会社
光学測定装置
23日前
キヤノン株式会社
光学測定装置
23日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
7日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
25日前
続きを見る
他の特許を見る