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公開番号2025143379
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-01
出願番号2025111777,2024156934
出願日2025-07-01,2020-03-06
発明の名称システム、符号化ストリームのデータ構造、符号化ストリームの生成方法、動画像復号装置および動画像符号化装置
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類H04N 19/577 20140101AFI20250924BHJP(電気通信技術)
要約【課題】高画質化処理の複雑度を削減する画像復号装置および画像符号化装置を実現する。
【解決手段】動画像復号装置は、パラメータ復号部に含まれ、二つの動きベクトルを、二つの予測画像の誤差から、二つの動きベクトルを修正する処理を有するインター予測パラメータ復号部を有し、インター予測パラメータ復号部は、二つの予測画像のいずれもが、重み付き予測の場合でない場合に、前記二つの動きベクトルを修正する処理を行う。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
符号化対象画像を符号化した符号化ストリームを生成する動画像符号化装置と、
前記動画像符号化装置により生成された前記符号化ストリームを復号する動画像復号装置と、を備えたシステムであって、
前記動画像符号化装置及び前記動画像復号装置は、参照ピクチャと動きベクトルを用いてDMVR(Decoder side Motion Vector Refinement)処理を実行可能であり、
前記動画像符号化装置及び前記動画像復号装置が各々、
dmvrFlagの値に基づいて前記DMVR処理を実行するDMVR部を備え、
前記DMVR部は、少なくとも
(1)マージフラグの値がTRUEであること、
(2)predFlagL0とpredFlagL1が両方ともTRUEであること、
(3)mmvd_flagがFALSEであること、
(4)現在のピクチャとL0参照ピクチャのPOCの差が、L1参照ピクチャと該現在のピクチャのPOCの差と等しいこと、
(5)処理ブロックの幅が8以上であること、
(6)bcwIdxが0であること、及び
(7)L0予測の重み係数が存在するか否かを示すluma_weight_l0_flagの値と、L1予測の重み係数が存在するか否かを示すluma_weight_l1_flagの値がFALSEであること、
に基づいて、前記dmvrFlagの値をTRUEに設定し、
前記dmvrFlagの値がTRUEであれば、前記DMVR処理を実行することを特徴とするシステム。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
参照ピクチャと動きベクトルを用いてDMVR(Decoder side Motion Vector Refinement)処理を行う動画像復号装置によって復号される符号化ストリームのデータ構造であって、
前記動画像復号装置が、
dmvrFlagの値に基づいて前記DMVR処理を実行するDMVR部を備え、
前記符号化ストリームのデータ構造は、L0予測の重み係数が存在するか否かを示すluma_weight_l0_flag及びL1予測の重み係数が存在するか否かを示すluma_weight_l1_flagであって、前記動画像復号装置による復号において、少なくとも、(1)マージフラグの値がTRUEであること、(2)predFlagL0とpredFlagL1が両方ともTRUEであること、(3)mmvd_flagがFALSEであること、(4)現在のピクチャとL0参照ピクチャのPOCの差が、L1参照ピクチャと該現在のピクチャのPOCの差と等しいこと、(5)処理ブロックの幅が8以上であること、(6)bcwIdxが0であること、及び(7)L0予測の重み係数が存在するか否かを示すluma_weight_l0_flagの値と、L1予測の重み係数が存在するか否かを示すluma_weight_l1_flagの値がFALSEであること、に基づいて、前記dmvrFlagをTRUEに設定する処理に用いられる、luma_weight_l0_flag及びluma_weight_l1_flagであることを特徴とする符号化ストリームのデータ構造。
【請求項3】
参照ピクチャと動きベクトルを用いてDMVR(Decoder side Motion Vector Refinement)処理を行う動画像復号装置による符号化ストリームの生成方法であって、
dmvrFlagの値に基づいて前記DMVR処理を実行することを含み、
所定の条件に基づいて前記dmvrFlagにTRUEに設定し、ここで、前記dmvrFlagをTRUEとする前記所定の条件は、luma_weight_l0_flag[ refIdxL0 ]およびluma_weight_l1_flag[ refIdxL1 ]が両方ともFALSEであることを含み、
前記luma_weight_l0_flag[ refIdxL0 ]は、参照ピクチャインデックスrefIdxL0によって示されたL0参照ピクチャに対応する重み係数が存在するか否かを示し、
前記luma_weight_l1_flag[ refIdxL1 ]は、参照ピクチャインデックスrefIdxL1によって示されたL1参照ピクチャに対応する重み係数が存在するか否かを示す、ことを特徴とする符号化ストリームの生成方法。
【請求項4】
参照ピクチャと動きベクトルを用いてDMVR(Decoder side Motion Vector Refinement)処理を実行可能な動画像復号装置であって、
dmvrFlagの値に基づいて前記DMVR処理を実行するDMVR部を備え、
前記DMVR部は、少なくとも
(1)マージフラグの値がTRUEであること、
(2)predFlagL0とpredFlagL1が両方ともTRUEであること、
(3)mmvd_flagがFALSEであること、
(4)現在のピクチャとL0参照ピクチャのPOCの差が、L1参照ピクチャと該現在のピクチャのPOCの差と等しいこと、
(5)処理ブロックの幅が8以上であること、
(6)bcwIdxが0であること、及び
(7)L0予測の重み係数が存在するか否かを示すluma_weight_l0_flagの値と、L1予測の重み係数が存在するか否かを示すluma_weight_l1_flagの値がFALSEであること、
に基づいて、前記dmvrFlagの値をTRUEに設定し、
前記dmvrFlagの値がTRUEであれば、前記DMVR処理を実行することを特徴とする動画像復号装置。
【請求項5】
参照ピクチャと動きベクトルを用いてDMVR(Decoder side Motion Vector Refinement)処理を実行可能な動画像符号化装置であって、
dmvrFlagの値に基づいて前記DMVR処理を実行するDMVR部を備え、
前記DMVR部は、少なくとも
(1)マージフラグの値がTRUEであること、
(2)predFlagL0とpredFlagL1が両方ともTRUEであること、
(3)mmvd_flagがFALSEであること、
(4)現在のピクチャとL0参照ピクチャのPOCの差が、L1参照ピクチャと該現在のピクチャのPOCの差と等しいこと、
(5)処理ブロックの幅が8以上であること、
(6)bcwIdxが0であること、及び
(7)L0予測の重み係数が存在するか否かを示すluma_weight_l0_flagの値と、L1予測の重み係数が存在するか否かを示すluma_weight_l1_flagの値がFALSEであること、
に基づいて、前記dmvrFlagの値をTRUEに設定し、
前記dmvrFlagの値がTRUEであれば、前記DMVR処理を実行することを特徴とする動画像符号化装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、システム、符号化ストリームのデータ構造、符号化ストリームの生成方法、動画像復号装置および動画像符号化装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
動画像を効率的に伝送または記録するために、動画像を符号化することによって符号化データを生成する動画像符号化装置、および、当該符号化データを復号することによって復号画像を生成する動画像復号装置が用いられている。
【0003】
具体的な動画像符号化方式としては、例えば、H.264/AVCやHEVC(High-Efficiency Video Coding)方式などが挙げられる。
【0004】
このような動画像符号化方式においては、動画像を構成する画像(ピクチャ)は、画像を分割することにより得られるスライス、スライスを分割することにより得られる符号化ツリーユニット(CTU:Coding Tree Unit)、符号化ツリーユニットを分割することで得られる符号化単位(符号化ユニット(Coding Unit:CU)と呼ばれることもある)、及び、符号化単位を分割することより得られる変換ユニット(TU:Transform Unit)からなる階層構造により管理され、CU毎に符号化/復号される。
【0005】
また、このような動画像符号化方式においては、通常、入力画像を符号化/復号することによって得られる局所復号画像に基づいて予測画像が生成され、当該予測画像を入力画像(原画像)から減算して得られる予測誤差(「差分画像」または「残差画像」と呼ぶこともある)が符号化される。予測画像の生成方法としては、画面間予測(インター予測)、および、画面内予測(イントラ予測)が挙げられる。
【0006】
また、近年の動画像符号化及び復号の技術として非特許文献1が挙げられる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
"Versatile Video Coding (Draft 4)", JVET-M1001, Joint Video Exploration Team (JVET) of ITU-T SG 16 WP 3 and ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11, 2019
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
非特許文献1の双方向予測画像を導出する際に、2つの予測画像を用いて動きベクトルを修正して予測画像を高画質化するDMVR処理や、勾配画像を利用して予測画像を高画質化するBDOF処理を用いた予測(BDOF予測)は、処理の複雑度が高いという課題があった。
【0009】
本発明の実施形態は、これらの高画質化処理の複雑度を削減する画像復号装置および画像符号化装置を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るシステムは、
符号化対象画像を符号化した符号化ストリームを生成する動画像符号化装置と、
前記動画像符号化装置により生成された前記符号化ストリームを復号する動画像復号装置と、を備えたシステムであって、
前記動画符号化装置及び前記動画復号装置は、参照ピクチャと動きベクトルを用いてDMVR(Decoder side Motion Vector Refinement)処理を実行可能であり、
前記動画符号化装置及び前記動画像復号装置が各々、
dmvrFlagの値に基づいて前記DMVR処理を実行するDMVR部を備え、
前記DMVR部は、少なくとも
(1)マージフラグの値がTRUEであること、
(2)predFlagL0とpredFlagL1が両方ともTRUEであること、
(3)mmvd_flagがFALSEであること、
(4)現在のピクチャとL0参照ピクチャのPOCの差が、L1参照ピクチャと該現在のピクチャのPOCの差が等しいこと、
(5)処理ブロックの幅が8以上であること、
(6)bcwIdxが0であること、及び
(7)L0予測の重み係数が存在するか否かを示すluma_weight_l0_flagの値と、L1予測の重み係数が存在するか否かを示すluma_weight_l1_flagの値がFALSEであること、
に基づいて、前記dmvrFlagの値をTRUEに設定し、
前記dmvrFlagの値がTRUEであれば、前記DMVR処理を実行することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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