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公開番号2025142222
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-30
出願番号2025121470,2023094315
出願日2025-07-18,2017-03-02
発明の名称活性エネルギー線硬化型被覆材組成物及び積層体
出願人三菱ケミカル株式会社
代理人個人,個人
主分類C09D 201/00 20060101AFI20250919BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】種々の基材に対して付着性及び外観に優れた金属蒸着用アンダーコート層を形成できる被覆材組成物を提供する。
【解決手段】本発明に係る活性エネルギー線硬化型被覆材組成物は、樹脂A、(メタ)アクリレートB及びシランカップリング剤Cを含み、前記樹脂Aが、水酸基価が20~200mgKOH/gの水酸基を有する重合体A1及び/又はアルキド樹脂A2であり、前記樹脂Aと前記(メタ)アクリレートBの合計量100質量%中、前記樹脂Aが20~60質量%、前記(メタ)アクリレートBが40~80質量%であり、前記樹脂Aと前記(メタ)アクリレートBの合計量100質量部に対して、前記シランカップリング剤Cが0.3~15質量部である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂A、(メタ)アクリレートB及びシランカップリング剤Cを含み、
前記樹脂Aが、水酸基価が20~200mgKOH/gの水酸基を有する重合体A1及び/又はアルキド樹脂A2であり、
前記樹脂Aと前記(メタ)アクリレートBの合計量100質量%中、前記樹脂Aが20~60質量%、前記(メタ)アクリレートBが40~80質量%であり、
前記樹脂Aと前記(メタ)アクリレートBの合計量100質量部に対して、前記シランカップリング剤Cが0.3~15質量部である活性エネルギー線硬化型被覆材組成物。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記樹脂Aと前記(メタ)アクリレートBの合計量100質量%中、前記樹脂Aが30~60質量%、前記(メタ)アクリレートBが40~70質量%である請求項1に記載の活性エネルギー線硬化型被覆材組成物。
【請求項3】
前記重合体A1の質量平均分子量が10,000~80,000である請求項1に記載の活性エネルギー線硬化型被覆材組成物。
【請求項4】
前記重合体A1の水酸基価が40~180mgKOH/gである請求項1に記載の活性エネルギー線硬化型被覆材組成物。
【請求項5】
前記重合体A1が、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートに由来する構成単位を含む請求項1に記載の活性エネルギー線硬化型被覆材組成物。
【請求項6】
前記重合体A1が、下記式(1)で表される単量体に由来する構成単位を含む請求項1に記載の活性エネルギー線硬化型被覆材組成物。
TIFF
2025142222000012.tif
39
170
式(1)において、R

及びR

はそれぞれ独立してH又はCH

である。R

及びR

はそれぞれ独立してH又はC


2n+1
であり、nは1から10である。
【請求項7】
前記アルキド樹脂A2が、油変性アルキド樹脂である請求項1に記載の活性エネルギー線硬化型被覆材組成物。
【請求項8】
前記(メタ)アクリレートBが、(メタ)アクリロイルオキシ基を2~6個有する多官能(メタ)アクリレートを含む請求項1に記載の活性エネルギー線硬化型被覆材組成物。
【請求項9】
前記(メタ)アクリレートBが、トリシクロデカンジメタノールジ(メタ)アクリレート、ビス(2-アクリロイルオキシエチル)-2-ヒドロキシエチルイソシアヌレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリス(2-アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート及びポリエステル(メタ)アクリレートからなる群から選ばれる少なくとも1種の(メタ)アクリレートを含む請求項8に記載の活性エネルギー線硬化型被覆材組成物。
【請求項10】
前記シランカップリング剤Cが、アミノ基又はグリシジル基を有する請求項1に記載の活性エネルギー線硬化型被覆材組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被覆材組成物に関し、特に、活性エネルギー線照射により種々の基材に対する付着性、外観に優れた金属蒸着用アンダーコート層の形成に適した被覆材組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
樹脂は、生産性、成型性、軽量化等の利点を有する。この樹脂の成型品を基材として、その表面上にアンダーコート層(プライマー層)を形成し、その上にイオン化蒸着、スパッタリング等による金属化処理を施したものは、自動車部品、装飾品、家電製品の部材などとして極めて広汎に利用されている。
【0003】
近年、自動車部品に用いられる基材としては、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)、PC(ポリカーボネート)、ハイヒートPC、アクリル等の樹脂基材の他に、BMC(バルクモールディングコンパウンド;不飽和ポリエステル樹脂、充填材及び繊維状物等の混合物からなる成形材料)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、ALD(アルミダイキャスト)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)/PET(ポリエチレンテレフタレート)アロイ等の難密着樹脂基材が知られている。これらの難密着樹脂基材は軽量で、耐衝撃性及び耐熱性に優れており、これらの基材にアンダーコート層を形成し、その上に金属化処理を施したものは、例えば自動車用ランプの反射鏡として好適である。
【0004】
自動車用ランプの反射鏡は、複数の樹脂基材を組み合わせて使用されることが多い。例えば、ランプ光源に近い部位には耐熱性に優れる基材が使用され、ランプ光源から遠い部位は複雑な形状に対応できるよう加工性に優れる基材が使用される。ABSやPC等の樹脂基材に用いられるアンダーコート層形成用の組成物は、BMCやPPS等の難密着樹脂基材に適用すると付着性が不良であったり、金属化処理によるメタリック塗膜の形成が困難であったりする等の問題を有していた。また、BMCやPPS等は耐熱温度が高いため、金属化処理後の耐熱性試験により塗膜に虹が発生するという問題があった。そのため、アンダーコート層を形成する際は、基材の種類に応じて適したアンダーコート層形成用の組成物に切り替えて使用する必要があった。
【0005】
例えば特許文献1には、難密着樹脂基材に適用できる金属蒸着用アンダーコート組成物として、特定のアミド基含有(メタ)アクリルアミド系単量体の単独重合体、又は共重合体を含む金属蒸着用アンダーコート組成物が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2004-131653号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1に記載の金属蒸着用アンダーコート組成物は、基材によって耐熱性試験後の塗膜の付着性及び外観が不良になるという問題があった。本発明の目的は、種々の基材に対して付着性及び外観に優れた金属蒸着用アンダーコート層を形成できる被覆材組成物を提供することにある。また本発明の目的は、この被覆材組成物を硬化してなるアンダーコート層と金属蒸着層とを有する積層体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意検討した結果、特定の重合体と特定の添加剤を特定量配合することにより、種々の樹脂に対して付着性及び外観に優れた金属蒸着用アンダーコート層を形成可能な被覆材組成物を見出し本発明に至った。
【0009】
前記課題は、以下の本発明[1]~[16]のいずれかによって解決される。
【0010】
[1]樹脂A、(メタ)アクリレートB及びシランカップリング剤Cを含み、
前記樹脂Aが、水酸基価が20~200mgKOH/gの水酸基を有する重合体A1及び/又はアルキド樹脂A2であり、
前記樹脂Aと前記(メタ)アクリレートBの合計量100質量%中、前記樹脂Aが20
~60質量%、前記(メタ)アクリレートBが40~80質量%であり、
前記樹脂Aと前記(メタ)アクリレートBの合計量100質量部に対して、前記シランカップリング剤Cが0.3~15質量部である活性エネルギー線硬化型被覆材組成物。
(【0011】以降は省略されています)

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