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公開番号2025138521
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-25
出願番号2024037662
出願日2024-03-11
発明の名称導電性塗料
出願人藤倉化成株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C09D 201/06 20060101AFI20250917BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】必要な塗膜性能を維持して平滑性が良好な塗膜が得られる導電性塗料の提供。
【解決手段】エポキシ基を含有しない水酸基含有樹脂(A)と、潜在化したカルボキシル基を有するブロック化カルボン酸(B)と、導電性粉末(C)と、水酸基含有樹脂(A)が有する水酸基と反応する基を有する硬化剤(D)とを含み、ブロック化カルボン酸(B)が、下記式(1)~(4)のいずれかで表され、導電性塗料全体から揮発分を差し引いた100質量%中、0.05質量%以上4.1質量%以下含まれる、導電性塗料。
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
エポキシ基を含有しない水酸基含有樹脂(A)と、
潜在化したカルボキシル基を有するブロック化カルボン酸(B)と、
導電性粉末(C)と、
前記水酸基含有樹脂(A)が有する水酸基と反応する基を有する硬化剤(D)と
を含む導電性塗料であって、
前記ブロック化カルボン酸(B)が、下記式(1)で表される構造単位を有する化合物、および下記式(2)~(4)のいずれかで表される化合物から選択される1以上であり、
前記ブロック化カルボン酸(B)を、前記導電性塗料全体から揮発分を差し引いた100質量%中、0.05質量%以上4.1質量%以下含有する、導電性塗料。
TIFF
2025138521000018.tif
29
170
(式(1)中のR

は単結合又は炭素数1~15の2価の飽和炭化水素基、又は炭素数2~5の2価の不飽和炭化水素基であり、R

は炭素数1~15のエーテル性酸素を含んでいてもよい2価の飽和炭化水素基である。)
TIFF
2025138521000019.tif
18
170
(式(2)中のR

およびR

は水素原子または炭素数1~16の1価の飽和炭化水素基であり、R

は炭素数1~15のエーテル性酸素を含んでいてもよい2価の飽和炭化水素基である。R

およびR

は、互いに同じでも異なっていてもよい。)
TIFF
2025138521000020.tif
20
170
(式(3)中のR

は水素原子または炭素数1~16の1価の飽和炭化水素基であり、R

は炭素数1~18のエーテル性酸素を含んでいてもよい1価の飽和炭化水素基である。)
TIFF
2025138521000021.tif
18
170
(式(4)中のR

およびR
10
は炭素数1~18のエーテル性酸素を含んでいてもよい1価の飽和炭化水素基であり、R

は単結合又は炭素数1~15の2価の飽和炭化水素基、又は炭素数2~5の2価の不飽和炭化水素基である。R

およびR
10
は、互いに同じでも異なっていてもよい。)
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記水酸基含有樹脂(A)が、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、アクリルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカプロラクトンポリオール、ポリオレフィンポリオール、ポリウレタンポリオール、フェノール樹脂およびキシレン樹脂から選択される一種以上である、請求項1に記載の導電性塗料。
【請求項3】
前記硬化剤(D)が、イソシアネート系硬化剤である、請求項1又は2に記載の導電性塗料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は導電性塗料に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
樹脂と導電性粉末を含む導電性塗料は、被塗物に塗布し硬化するだけで容易に導電性を付与することが可能であり、工程が簡易で低コストで作製できることから、電子デバイス分野で幅広く使用されている。
例えば、特許文献1には、エポキシ樹脂と、フェノール樹脂と、反応性希釈剤と、イミダゾール化合物と、銀粉および/または銀コート金属粉とを含有し、さらに潜在性グルタル酸発生化合物を0.05~5質量%の範囲で含有する導電性接着剤が開示されている。
特許文献2には、金属粉末(A)、エポキシ基またはオキセタン基を有する樹脂(B)と、潜在性カルボキシル基発生化合物(C)を含有する導電性ペーストが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5200662号公報
特開2004-355933号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、電子デバイスの小型化・薄型化に伴い、電子部品の超小型化が一段と進んでいる。電子部品の超小型化に伴い、導電性塗料に求められる性能も高度化している。
電子部品の小型化・薄型化を実現するために、導電性塗料に求められる性能の一つに塗膜の平滑性がある。
しかし、特許文献1、2に開示されているような従来の導電性塗料を用いて形成した塗膜は、導電性能は良好であるものの、凹凸があり、平滑性が不十分であった。
【0005】
そこで、本発明者らは導電性塗料により得られる塗膜の平滑性を高めるべく、導電性塗料中の溶剤の比率を高めてみた。その結果、溶剤の比率を高めると平滑性は向上するものの、ダレが発生しやすいことが分かった。
また、導電性塗料中に含まれる導電性粉末の粒子径を小さくしてみると、塗膜の平滑性は向上したが、抵抗率が上がる結果となった。
本発明は上記事情に鑑みて、必要な塗膜性能を維持したまま、平滑性が良好な塗膜が得られる導電性塗料を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題解決するため、本発明は、以下の構成を採用した。
[1]エポキシ基を含有しない水酸基含有樹脂(A)と、
潜在化したカルボキシル基を有するブロック化カルボン酸(B)と、
導電性粉末(C)と、
前記水酸基含有樹脂(A)が有する水酸基と反応する基を有する硬化剤(D)と
を含む導電性材料であって、
前記ブロック化カルボン酸(B)が、下記式(1)で表される構造単位を有する化合物、および下記式(2)~(4)のいずれかで表される化合物から選択される1以上であり、
前記ブロック化カルボン酸(B)を、前記導電性塗料全体から揮発分を差し引いた100質量%中、0.05質量%以上4.1質量%以下含有する、導電性材料。
TIFF
2025138521000001.tif
29
170
(式(1)中のR

は単結合又は炭素数1~15の2価の飽和炭化水素基、又は炭素数2~5の2価の不飽和炭化水素基であり、R

は炭素数1~15のエーテル性酸素を含んでいてもよい2価の飽和炭化水素基である。)
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2025138521000002.tif
18
170
(式(2)中のR

およびR

は水素原子または炭素数1~16の1価の飽和炭化水素基であり、R

は炭素数1~15のエーテル性酸素を含んでいてもよい2価の飽和炭化水素基である。R

およびR

は、互いに同じでも異なっていてもよい。)
TIFF
2025138521000003.tif
20
170
(式(3)中のR

は水素原子または炭素数1~16の1価の飽和炭化水素基であり、R

は炭素数1~18のエーテル性酸素を含んでいてもよい1価の飽和炭化水素基である。)
TIFF
2025138521000004.tif
18
170
(式(4)中のR

およびR
10
は炭素数1~18のエーテル性酸素を含んでいてもよい1価の飽和炭化水素基であり、R

は単結合又は炭素数1~15の2価の飽和炭化水素基、又は炭素数2~5の2価の不飽和炭化水素基であり、R

およびR
10
は、互いに同じでも異なっていてもよい。)
【0007】
[2]前記水酸基含有樹脂(A)が、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、アクリルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカプロラクトンポリオール、ポリオレフィンポリオール、ポリウレタンポリオール、フェノール樹脂およびキシレン樹脂から選択される一種以上である、[1]に記載の導電性塗料。
【0008】
[3]前記硬化剤(D)が、イソシアネート系硬化剤である、[1]又は[2]に記載の導電性塗料。
【発明の効果】
【0009】
本発明の導電性塗料によれば、必要な塗膜性能を維持したまま、平滑性が良好な塗膜が得られる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書及び特許請求の範囲における以下の用語の定義は以下のとおりである。
「ビニル(チオ)エーテル」は、ビニルエーテルおよびビニルチオエーテルの総称である。
数値範囲を示す「~」は、その前後に記載された数値を下限値及び上限値として含むことを意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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