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公開番号
2025141295
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024041169
出願日
2024-03-15
発明の名称
蓄電装置および車両
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
50/342 20210101AFI20250919BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】、互いに隣り合う蓄電スタックが相互に発熱することを抑制可能な蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置10は、第1方向に間隔をあけて並んで配置された第1蓄電スタック21および第2蓄電スタック22と、収容ケース30とを備え、収容ケース30にはケース側排気弁41が設けられており、第1蓄電スタック21は、第1方向と直交する第2方向に配列された複数の第1単位セル211を含み、第2蓄電スタック22は、第2方向に配列された複数の第2単位セル221を含み、複数の第1単位セル211の各々には、第2蓄電スタック21が位置する側とは反対側に向けてガスを排出可能な第1排気弁215が設けられており、複数の第2単位セル221の各々には、第1蓄電スタック21が位置する側とは反対側に向けてガスを排出可能な第2排気弁225が設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第1蓄電スタックおよび第2蓄電スタックと、
前記第1蓄電スタックおよび前記第2蓄電スタックを収容する収容ケースと、を備え、
前記収容ケースには、前記収容ケース内に排出されたガスを排出可能なケース側排気弁が設けられており、
前記第1蓄電スタックおよび前記第2蓄電スタックは、第1方向に間隔をあけて並んで配置されており、
前記第1蓄電スタックは、前記第1方向と直交する第2方向に配列された複数の第1単位セルを含み、
前記第2蓄電スタックは、前記第2方向に配列された複数の第2単位セルを含み、
前記複数の第1単位セルの各々には、前記第2蓄電スタックが位置する側とは反対側に向けてガスを排出可能な第1排気弁が設けられており、
前記複数の第2単位セルの各々には、前記第1蓄電スタックが位置する側とは反対側に向けてガスを排出可能な第2排気弁が設けられている、蓄電装置。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記収容ケース内に収容され、前記第1蓄電スタックおよび前記第2蓄電スタックを制御するための電気機器をさらに備え、
前記収容ケースは、前記第1方向の一方側に位置する第1壁部と、前記第1方向の他方側に位置する第2壁部とを含み、
前記電気機器は、前記第1壁部と前記第1蓄電スタックとの間の隙間に配置された第1電気機器と、前記第2壁部と前記第2蓄電スタックとの間の隙間に配置された第2電気機器とを含む、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記ケース側排気弁は、前記第1壁部および前記第2壁部の各々に設けられている、請求項2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記収容ケース内に収容され、前記第1蓄電スタックおよび前記第2蓄電スタックを制御するための電気機器をさらに備え、
前記収容ケースは、前記第1方向の一方側に位置する第1壁部と、前記第1方向の他方側に位置する第2壁部と、前記第1壁部および前記第2壁部を接続する一対の側壁部と、を含み、
前記電気機器は、前記第1壁部と前記第1蓄電スタックとの間に配置されており、
前記ケース側排気弁は、前記第1壁部に設けられており、
前記第1壁部、前記第2壁部、および前記一対の側壁部の少なくとも一方の内部には、前記ケース側排気弁に至る排気経路が設けられている、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記第2方向における前記第1壁部の一方側には、前記第1蓄電スタックに電気的に接続された第1コネクタと、前記第2蓄電スタックに電気的に接続された第2コネクタとが設けられており、
前記第1壁部に設けられた前記ケース側排気弁は、前記第2方向における前記第1壁部の他方側に設けられている、請求項2から4のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項6】
請求項1から4のいずれか1項に記載の蓄電装置と、
前記蓄電装置が固定される車体と、を備えた、車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置および当該蓄電装置を備えた車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の蓄電装置として、特開2019-192415号公報(特許文献1)には、側面に排気弁が設けられた蓄電セルが積層された蓄電スタックが隣り合って配置された構成が開示されている。各蓄電スタックにおいて、各排気弁は、収容ケースの側面側を向いている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-192415号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、高容量化に伴い蓄電セル(単位セル)の長手方向の長さも長くなっている。蓄電セルからの排煙効率を向上させるために、長手方向の両側面に排気弁を設けることが考えられる。しかしながら、長手方向に直交する方向に蓄電セルが配列された複数の蓄電スタックを上記長手方向に並べて配置させるような場合には、互いに隣り合う蓄電スタックのうち一方の蓄電スタックが発熱した場合には、当該一方の蓄電スタックから他方の蓄電スタックに向けてガスが排出されてしまう。同様に、他方の蓄電スタックが発熱した場合には、当該他方の蓄電スタックから一方の蓄電スタックにガスが排出されてしまう。このような場合には、互いに隣り合う蓄電スタックのいすれかが発熱した場合であっても、互いに隣り合う蓄電スタックが相互に発熱することが懸念される。
【0005】
本開示は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、互いに隣り合う蓄電スタックが相互に発熱することを抑制可能な蓄電装置および車両を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に基づく蓄電装置は、第1蓄電スタックおよび第2蓄電スタックと、上記第1蓄電スタックおよび上記第2蓄電スタックを収容する収容ケースと、を備える。上記収容ケースには、上記収容ケース内に排出されたガスを排出可能なケース側排気弁が設けられている。上記第1蓄電スタックおよび上記第2蓄電スタックは、第1方向に間隔をあけて並んで配置されている。上記第1蓄電スタックは、上記第1方向と直交する第2方向に配列された複数の第1単位セルを含む。上記第2蓄電スタックは、上記第2方向に配列された複数の第2単位セルを含む。上記複数の第1単位セルの各々には、上記第2蓄電スタックが位置する側とは反対側に向けてガスを排出可能な第1排気弁が設けられている。上記複数の第2単位セルの各々には、上記第1蓄電スタックが位置する側とは反対側に向けてガスを排出可能な第2排気弁が設けられている。
【0007】
上記構成によれば、第1蓄電スタックからのガスは、第2蓄電スタックが位置する側とは反対側に向けて排出され、第2蓄電スタックからのガスは、第1蓄電スタックが位置する側とは反対側に排出される。これにより、第1蓄電スタックおよび第2蓄電スタックのうち一方の蓄電スタックからガスが排出された場合に、排出されたガスが他方の蓄電スタックに向かうことを抑制できる。この結果、一方の蓄電スタックが発熱した場合であっても、第1蓄電スタックおよび第2蓄電スタックが相互に発熱することを抑制することができる。
【0008】
上記本開示に基づく蓄電装置は、上記収容ケース内に収容され、上記第1蓄電スタックおよび上記第2蓄電スタックを制御するための電気機器をさらに備えていてもよい。上記収容ケースは、上記第1方向の一方側に位置する第1壁部と、上記第1方向の他方側に位置する第2壁部とを含んでいてもよい。上記電気機器は、上記第1壁部と上記第1蓄電スタックとの間の隙間に配置された第1電気機器と、上記第2壁部と上記第2蓄電スタックとの間の隙間に配置された第2電気機器とを含んでいてもよい。
【0009】
上記構成によれば、第1蓄電スタックと第1壁部との間には、第1電気機器が配置されており、相当程度の空間が広がっている。同様に、第2蓄電スタックと第2壁部との間には、第2電気機器が配置されており、相当程度の空間が広がっている。このような空間を排気経路として利用することにより、収容ケース内のスペースを有効利用することができる。
【0010】
また、収容ケース内の空間を排気経路として利用することができるため、複数の第1排気弁および複数の第2排気弁のそれぞれに向かい合う収容ケースの各壁部に、複数の第1排気弁および複数の第2排気弁のそれぞれに連通する複数の貫通孔を設ける構成と比較して、収容ケースの剛性が低下することを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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