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公開番号2025140853
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024040458
出願日2024-03-14
発明の名称車載装置、及びプログラム
出願人株式会社デンソーテン
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G08G 1/16 20060101AFI20250919BHJP(信号)
要約【課題】画像から端末を検出する処理の処理負荷を低減させ、精度を向上させること。
【解決手段】車載装置10は、車両に備えられたカメラ21によって撮影された車両の車室内の画像から、画像認識処理により端末を検出するコントローラ12を備える。コントローラ12は、画像からドライバの部位のうち腕、手又は顔を探索し、探索により検出された部位の周辺を端末探索領域に設定し、端末探索領域に存在する端末を探索する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に備えられたカメラによって撮影された前記車両の車室内の画像から、画像認識処理により端末を検出するコントローラを備え、
前記画像からドライバの部位のうち腕、手又は顔を探索し、
探索により検出された前記部位の周辺を端末探索領域に設定し、
前記端末探索領域に存在する端末を探索する、
車載装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記コントローラは、
前記カメラによって撮影された前記車両の車室内の画像である第1の画像から、前記ドライバの部位のうち腕、手又は顔を探索し、
前記カメラによって撮影された前記車両の車室内の画像であって、前記第1の画像よりも解像度が高い第2の画像から、前記端末探索領域に存在する端末を探索する、
請求項1に記載の車載装置。
【請求項3】
前記コントローラは、
探索により検出された腕又は手と、前記車両のハンドルとの距離が閾値以上である場合に、前記端末探索領域に存在する端末を探索する、
請求項1に記載の車載装置。
【請求項4】
前記コントローラは、
前記車両の速度が0より大きい場合に、前記画像から前記ドライバの部位のうち腕、手又は顔を探索する、
請求項1に記載の車載装置。
【請求項5】
前記コントローラは、
前記端末探索領域に存在する端末が検出された場合、出力装置を介してドライバに警告を通知する、
請求項1に記載の車載装置。
【請求項6】
車両に備えられたカメラによって撮影された前記車両の車室内の画像から、画像認識処理により端末を検出する処理を実行するコンピュータに、
前記画像からドライバの部位のうち腕、手又は顔を探索し、
探索により検出された前記部位の周辺を端末探索領域に設定し、
前記端末探索領域に存在する端末を探索する、
処理を実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車載装置、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
車両の車室内を撮影するカメラ画像を用いて、画像認識によりドライバの状態を監視するドライバ監視システムがある。例えば、ドライバ監視システムは、ドライバがいわゆる「ながら運転」をすることによる事故を防ぐために、運転中のドライバによる端末(例えば、携帯電話)の操作及び通話を検出する場合がある。
【0003】
なお、ドライバ監視システムにおいて利用可能な技術が提案されている。例えば、特許文献1には、動画像のフレームを、全領域にわたって対象物の探索を行う全探索フレームと、対象物の探索を行わない非探索フレームと、全探索フレームで対象物が検出された位置の近傍を探索する近傍探索フレームと、に分けることが記載されている。特許文献1に記載の技術によれば、全てのフレームに対して対象物の探索を行う必要がないため、処理負荷が低減される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-171490号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の技術には、処理負荷が大きく、検出精度が低いという問題がある。
【0006】
例えば、特許文献1に記載の技術では、近傍探索フレームにおける探索範囲を決定するためには、先行して全探索フレームの全領域にわたって対象物の探索を行う必要がある。このように、特許文献1に記載の技術では、例えば携帯電話のような小さい物体を画像の全範囲から検出するという処理負荷が大きく、検出精度が低い処理を回避することができない。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像から端末を検出する処理の処理負荷を低減させ、精度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る車載装置は、車両に備えられたカメラによって撮影された車両の車室内の画像から、画像認識処理により端末を検出するコントローラを備える。コントローラは、画像からドライバの部位のうち腕、手又は顔を探索し、探索により検出された部位の周辺を端末探索領域に設定し、端末探索領域に存在する端末を探索する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、端末を探索する前に、ドライバの部位を基に端末探索領域を設定することにより、広い範囲から小さい物体を探索する処理を回避できるため、画像から端末を検出する処理の処理負荷を低減させ、精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係る車載装置の構成例を示す図である。
図2は、コントローラの機能ブロック図である。
図3は、実施形態に係る車載装置の処理手順を示すフローチャートである。
図4は、画像の例を示す図である。
図5は、端末探索領域を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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