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公開番号2025140231
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024039462
出願日2024-03-13
発明の名称車載用制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類H02J 7/04 20060101AFI20250919BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】充電器の過熱を抑制する保護制御をより適正に行なう。
【解決手段】車載用制御装置は、バッテリと、外部電力を用いて前記バッテリを充電する充電器と、充電器の素子近傍に取り付けられた温度センサと、を備える車両に搭載され、充電器を用いてバッテリを充電する際にバッテリの電圧が基準電圧とした閾値電圧未満のときには充電器による充電電力に制限を課すように充電器を制御する。そして、温度センサにより検出された温度に基づいて充電器の素子の許容熱容量を算出すると共に許容熱容量が大きいほど小さくなる傾向に保護電圧を設定し、保護電圧が基準電圧未満のときには、保護電圧を閾値電圧として用いて保護制御を実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリと、
外部電力を用いて前記バッテリを充電する充電器と、
前記充電器の素子近傍に取り付けられた温度センサと、
を備える車両に搭載され、前記充電器を用いて前記バッテリを充電する際に前記バッテリの電圧が基準電圧とした閾値電圧未満のときには前記充電器による充電電力に制限を課す保護制御を実行する車載用制御装置であって、
前記温度センサにより検出された温度に基づいて前記充電器の素子の許容熱容量を算出すると共に前記許容熱容量が大きいほど小さくなる傾向に保護電圧を設定し、前記保護電圧が前記基準電圧未満のときには、前記保護電圧を前記閾値電圧として用いて前記保護制御を実行する、
ことを特徴とする車載用制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車載用制御装置に関し、詳しくは、バッテリと充電器とを備える車両に搭載された車載用制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の車載用制御装置としては、バッテリを充電する際に、外気温度が低いほど作業開始予定時刻に近い時刻に充電が終了するようにバッテリの充電の際の予約充電制御を実行するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。これにより、外気温度の違いにかかわらず、煩わしさなく良好に作業を行うことが可能な状態でバッテリに充電することを可能としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-113436号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車載用制御装置では、バッテリの電圧が低いときには充電電流が充電指令電流を超えて大きくなり充電器が過熱する場合が生じる。このため、バッテリの電圧が低いときには充電電力を小さくして充電器の過熱を抑制する保護制御も行なわれている。しかし、バッテリの電圧が一定電圧以下のときに保護制御を行なうと充電時間が長くなる場合も生じてしまう。
【0005】
本開示の車載用制御装置は、充電器の素子の過熱を抑制する保護制御をより適正に行なうことを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車載用制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の車載用制御装置は、
バッテリと、
外部電力を用いて前記バッテリを充電する充電器と、
前記充電器の素子近傍に取り付けられた温度センサと、
を備える車両に搭載され、前記充電器を用いて前記バッテリを充電する際に前記バッテリの電圧が基準電圧とした閾値電圧未満のときには前記充電器による充電電力に制限を課す保護制御を実行する車載用制御装置であって、
前記温度センサにより検出された温度に基づいて前記充電器の素子の許容熱容量を算出すると共に前記許容熱容量が大きいほど小さくなる傾向に保護電圧を設定し、前記保護電圧が前記基準電圧未満のときには、前記保護電圧を前記閾値電圧として用いて前記保護制御を実行する、
ことを特徴とする。
【0008】
本開示の車載用制御装置は、バッテリと、外部電力を用いて前記バッテリを充電する充電器と、充電器の素子近傍に取り付けられた温度センサと、を備える車両に搭載され、充電器を用いてバッテリを充電する際にバッテリの電圧が基準電圧とした閾値電圧未満のときには充電器による充電電力に制限を課すように充電器を制御する。そして、温度センサにより検出された温度に基づいて充電器の素子の許容熱容量を算出すると共に許容熱容量が大きいほど小さくなる傾向に保護電圧を設定し、保護電圧が基準電圧未満のときには、保護電圧を閾値電圧として用いて保護制御を実行する。即ち、充電器の素子の許容熱容量に応じて保護制御を実行するのである。これにより、より適正に保護制御を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態としての車載用制御装置を搭載する電気自動車20と充電スタンド80の構成の概略を示す構成図である。
車両ECU60により実行される保護閾値電圧設定処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本開示を実施するための形態(実施形態)について説明する。図1は、本開示の一実施形態としての車載用制御装置を搭載する電気自動車20と充電スタンド80の構成の概略を示す構成図である。図示するように、実施形態の電気自動車20は、走行用のモータ32と、インバータ34と、蓄電装置としてのバッテリ36と、駆動用電力ライン38と、システムメインリレー40と、充電器50と、充電用電力ライン51に接続された車両コネクタ52と、充電用リレー54と、車両用電子制御ユニット(以下、「車両ECU」という)60とを備える。車載用制御装置としては、車両ECU60が相当する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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