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公開番号
2025139742
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024038748
出願日
2024-03-13
発明の名称
錆検知装置、錆検知方法、およびプログラム
出願人
株式会社リコー
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G06T
7/00 20170101AFI20250919BHJP(計算;計数)
要約
【課題】錆であるかどうかを判別するだけではなく、錆の度合いが進んだこぶ錆を、手間と時間をかけることなく検知できる、錆検知装置、錆検知方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】本発明は、対象物を撮像した画像に基づいて、前記対象物における錆の有無を前記画像の画素単位で検出する錆検出部と、前記画像に基づいて、前記対象物における錆の度合いを前記画像の画素単位で評価する錆度合評価部と、前記錆検出部による前記対象物における錆の有無の検出結果と、前記錆度合評価部による前記対象物における錆の度合いの評価結果と、に基づいて、前記対象物における錆の画素数全体に占める前記対象物における錆の度合いが所定値以上の画素数の割合を算出する錆度合定量化部と、前記割合が予め設定される閾値を超えている場合に、前記対象物における錆状態を異常状態として判定する判定部と、を備える。
【選択図】図3A
特許請求の範囲
【請求項1】
対象物を撮像した画像に基づいて、前記対象物における錆の有無を前記画像の画素単位で検出する錆検出部と、
前記画像に基づいて、前記対象物における錆の度合いを前記画像の画素単位で評価する錆度合評価部と、
前記錆検出部による前記対象物における錆の有無の検出結果と、前記錆度合評価部による前記対象物における錆の度合いの評価結果と、に基づいて、前記対象物における錆の画素数全体に占める前記対象物における錆の度合いが所定値以上の画素数の割合を算出する錆度合定量化部と、
前記割合が予め設定される閾値を超えている場合に、前記対象物における錆状態を異常状態として判定する判定部と、
を備える錆検知装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記錆検出部は、前記画像の色に基づいて、前記対象物における錆の有無を前記画像の画素単位で検出する、請求項1に記載の錆検知装置。
【請求項3】
前記錆検出部は、濃い錆の周囲に淡い錆が存在するという予め設定される情報に基づいて、前記対象物における濃い錆の有無を検出する、請求項2に記載の錆検知装置。
【請求項4】
前記錆度合評価部は、人間の知覚である粒状感に基づいて、前記対象物における錆の度合いを評価する、請求項1から3のいずれか一に記載の錆検知装置。
【請求項5】
前記錆度合定量化部による前記割合の算出結果を基に、前記閾値の操作に基づいて画素単位の錆の度合い評価結果、および前記閾値を直感的に設定可能とするUIを表示する閾値設定部、をさらに備える、請求項1に記載の錆検知装置。
【請求項6】
前記画像に含まれる主要な物体を前記対象物として検出する物体検出部をさらに備え、
前記錆検出部は、前記物体における錆の有無を検出する、請求項1に記載の錆検知装置。
【請求項7】
対象物を撮像した画像に基づいて、前記対象物における錆の有無を前記画像の画素単位で検出する錆検出部と、
前記画像に基づいて、前記対象物における錆の度合いを前記画像の画素単位で統計情報に基づいて評価する錆度合評価部と、
前記錆検出部による前記対象物における錆の有無の検出結果と、前記錆度合評価部による前記対象物における錆の度合いの評価結果と、に基づいて、前記対象物における錆の画素数全体に示す前記対象物における錆の度合いが所定値以上の画素数の割合を算出する錆度合定量化部と、
前記割合が予め設定される閾値を超えている場合に、前記対象物における錆状態を異常状態として判定する判定部と、
を備える錆検知装置。
【請求項8】
錆検知装置で実行される錆検知方法であって、
対象物を撮像した画像に基づいて、前記対象物における錆の有無を前記画像の画素単位で検出するステップと、
前記画像に基づいて、前記対象物における錆の度合いを前記画像の画素単位で評価するステップと、
前記対象物における錆の有無の検出結果と、前記対象物における錆の画素数全体に示す前記対象物における錆の度合いが所定値以上の画素数の割合を算出するステップと、
前記割合が予め設定される閾値を超えている場合に、前記対象物における錆状態を異常状態として判定するステップと、
を含む錆検知方法。
【請求項9】
コンピュータを、
対象物を撮像した画像に基づいて、前記対象物における錆の有無を前記画像の画素単位で検出する錆検出部と、
前記画像に基づいて、前記対象物における錆の度合いを前記画像の画素単位で評価する錆度合評価部と、
前記錆検出部による前記対象物における錆の有無の検出結果と、前記錆度合評価部による前記対象物における錆の度合いの評価結果と、に基づいて、前記対象物における錆の画素数全体に占める前記対象物における錆の度合いが所定値以上の画素数の割合を算出する錆度合定量化部と、
前記割合が予め設定される閾値を超えている場合に、前記対象物における錆状態を異常状態として判定する判定部と、
して機能させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、錆検知装置、錆検知方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
錆の検知方法として、画像の画素の明るさや色の値が一定以上であれば「錆」と判断するといったルールを定義づけすることで、錆を検知できるようにするルールベースを用いた手法が、既に知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、このようなルールベースを用いた方法の一例として、物体表面の質感情報に基づいて錆であるか否かを判別する錆の検知技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、錆であるか否かの判別はできるものの、錆の度合いが進んだこぶ錆を検知しようとした場合には、こぶ錆の形状の特徴や色の特徴、構造の特徴といった複雑な特徴をルールとして定義づけする必要があり、手間と時間がかかるという問題があった。また、ユーザ毎にこぶ錆の基準が異なる場合には、ユーザ毎にルールの定義づけをし直す必要があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、錆であるかどうかを判別するだけではなく、錆の度合いが進んだこぶ錆を、手間と時間をかけることなく検知できる、錆検知装置、錆検知方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、対象物を撮像した画像に基づいて、前記対象物における錆の有無を前記画像の画素単位で検出する錆検出部と、前記画像に基づいて、前記対象物における錆の度合いを前記画像の画素単位で評価する錆度合評価部と、前記錆検出部による前記対象物における錆の有無の検出結果と、前記錆度合評価部による前記対象物における錆の度合いの評価結果と、に基づいて、前記対象物における錆の画素数全体に占める前記対象物における錆の度合いが所定値以上の画素数の割合を算出する錆度合定量化部と、前記割合が予め設定される閾値を超えている場合に、前記対象物における錆状態を異常状態として判定する判定部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、錆であるかどうかを判別するだけではなく、錆の度合いが進んだこぶ錆を、手間と時間をかけることなく検知できる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施の形態にかかる錆検知システムの構成の一例を示す図である。
図2は、第1の実施の形態にかかるPC(またはサーバ)のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3Aは、第1の実施の形態にかかる錆検知装置の機能構成の一例を示す図である。
図3Bは、第1の実施の形態にかかる錆検知装置における錆の検出および錆の度合いの評価の一例を説明するための図である。
図4Aは、第1の実施の形態にかかる錆検知装置における錆検出部による錆の検出処理の一例を説明するための図である。
図4Bは、第1の実施の形態にかかる錆検知装置における錆検出部による錆の検出処理の一例を説明するための図である。
図5は、第2の実施の形態にかかるサーバの機能構成の一例を示す図である。
図6は、変形例1にかかるサーバの機能構成の一例を示す図である。
図7は、第3の実施の形態にかかるHMDのハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、錆検知装置、錆検知方法、およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる錆検知システムの構成の一例を示す図である。本実施の形態にかかる錆検知システム1は、図1に示すように、電子黒板2、インクジェットプリンタ3、スマートフォン4、PC(Personal Computer)5(またはサーバ5)、全天球撮影装置6、ビデオ会議端末7、プロジェクタ8、およびMFP(Multi-Function Peripheral)9を有し、各装置は、通信ネットワーク100を介して互いに通信可能に接続されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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