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公開番号2025139172
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-26
出願番号2024037973
出願日2024-03-12
発明の名称搬送加熱装置
出願人株式会社タムラ製作所
代理人弁理士法人杉浦特許事務所,個人,個人
主分類B23K 1/008 20060101AFI20250918BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】搬送コンベア間の乗り継ぎ区間でワークが滞留することを防止する。
【解決手段】
加熱ゾーンと減圧ゾーンと冷却ゾーンが順次配置された搬送加熱装置において、
加熱ゾーン、減圧ゾーン及び冷却ゾーンにそれぞれ搬送コンベアが設けられ、
減圧ゾーンの入口側にワークを押し出すプッシャーが備えられている搬送加熱装置である。
【選択図】図5


特許請求の範囲【請求項1】
加熱ゾーンと減圧ゾーンと冷却ゾーンが順次配置された搬送加熱装置において、
前記加熱ゾーン、前記減圧ゾーン及び前記冷却ゾーンにそれぞれ搬送コンベアが設けられ、
前記減圧ゾーンの入口側にワークを押し出すプッシャーが備えられている搬送加熱装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記プッシャーは、少なくとも一つのワーク搬送方向にスライド自在のプッシャーロッドと、前記プッシャーロッドに取り付けられた2個の押し出し部を有し、
一方の押し出し部による前記加熱ゾーンから前記減圧ゾーンへの前記ワークの押し出しと、他方の押し出し部による前記減圧ゾーンから前記冷却ゾーンへのワークの押し出しをほぼ同時に行うようにした請求項1に記載の搬送加熱装置。
【請求項3】
前記プッシャーロッドが軸を中心として回転自在とされ、
前記プッシャーロッドの回転後、前記2個の押し出し部がプッシュ位置に位置し、
ワークを押し出した後、前記プッシャーロッドを逆転させて前記2個の押し出し部が待機位置に位置するようにした請求項2に記載の搬送加熱装置。
【請求項4】
前記加熱ゾーンの入口側にスロート部が設けられ、
前記プッシャーロッドが前記スロート部と前記加熱ゾーンで設置位置が異なる請求項1、2又は3に記載の搬送加熱装置。
【請求項5】
前記プッシャーロッドがスロート部では搬送コンベアレールの側面に備えられ、
前記スロート部より後の加熱ゾーンでは、前記搬送コンベアレールの上面に備えられている請求項4に記載の搬送加熱装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送コンベアを用いて被加熱物としてのワークを搬送するリフロー装置に対して適用される搬送加熱装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
溶融状態のはんだ接合部に気泡が残るのを防止するために、ワーク(以下、基板と適宜称する)の搬送経路に雰囲気圧力を減少する減圧室(以下、減圧ゾーンと適宜称する)を設け、減圧ゾーンで脱泡するようにしたリフロー装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。減圧ゾーンでは、真空ポンプによって真空引きされてはんだ接合部の脱泡がなされ、脱泡処理が終わると減圧ゾーンに例えば窒素ガスなどが導入される大気開放がなされる。
【0003】
通常のリフロー装置では、加熱ゾーンから冷却ゾーンにかけて、単一の搬送コンベアが使用される。真空リフロー装置の場合、減圧ゾーンを真空とするために、加熱ゾーン、減圧ゾーン及び冷却ゾーンに単一の連続した搬送コンベアを設置することができない。したがって、基板を連続的に搬送するためには、減圧ゾーンの内部の搬送コンベア、減圧ゾーンの入口側の搬送コンベア及び減圧ゾーンの出口側の搬送コンベアのように、分割された複数の搬送コンベアが設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6076263号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
減圧ゾーンの前後の搬送コンベアと減圧ゾーン内の搬送コンベアを分離して設けた場合、減圧ゾーンの入口側と出口側にそれぞれ搬送コンベアが途切れる乗り継ぎ部が生じる。この乗り継ぎ部で基板の搬送が円滑に行われず、基板の滞留が生じる問題があった。
【0006】
したがって、本発明の目的は、かかる問題を生じないように改良された搬送加熱装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、加熱ゾーンと減圧ゾーンと冷却ゾーンが順次配置された搬送加熱装置において、
加熱ゾーン、減圧ゾーン及び冷却ゾーンにそれぞれ搬送コンベアが設けられ、
減圧ゾーンの入口側にワークを押し出すプッシャーが備えられている搬送加熱装置である。
【発明の効果】
【0008】
少なくとも一つの実施形態によれば、プッシャーによって搬送コンベアの乗り継ぎ区間において、ワークが滞留することを防止することができる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれの効果であってもよい。また、以下の説明における例示された効果により本発明の内容が限定して解釈されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施形態によるリフロー装置の概略を示す略線図である。
図2は、リフロー時の温度プロファイルの例を示すグラフである。
図3は、本発明の一実施形態の減圧ゾーンの断面図である。
図4は、本発明の一実施形態における減圧ゾーンの筐体の斜視図である。
図5は、本発明の一実施形態におけるプッシャーの斜視図である。
図6は、本発明の一実施形態におけるプッシャーの一部の拡大斜視図である。
図7は、本発明の一実施形態における位置切替機構の説明のための略線図である。
図8Aは、本発明の一実施形態におけるスロート部の断面を概略的に示す略線図、図8Bは、本発明の一実施形態におけるリフロー炉の断面を概略的に示す略線図である。
図9は、プッシャーの動作を制御する制御装置の一例のブロック図である。
図10は、プッシャーの動作を説明するための概略的な平面図である。
図11は、プッシャーの動作を説明するためのグラフである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態について説明する。なお、以下に説明する一実施形態は、本発明の好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において、特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施形態に限定されないものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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