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公開番号2025139062
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-26
出願番号2024037791
出願日2024-03-12
発明の名称絶縁型DC/DC変換器および絶縁型DC/DC変換器の制御方法
出願人株式会社明電舎
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02M 3/28 20060101AFI20250918BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】変圧器とインバータを用いて間欠運転を行う絶縁型DC/DC変換器において、変圧器の偏磁を抑制する。
【解決手段】インバータ2は、直流側が第1直流電圧源1に接続される。インバータ2の交流側に変圧器3の1次側巻線が接続される。変圧器3の2次側巻線に整流器4が接続される。整流器4の直流側に第2直流電圧源5が接続される。絶縁型DC/DC変換器は間欠運転によるパルス密度制御を行う。インバータ2は、インバータ休止期間は変圧器3の1次側巻線を短絡するスイッチング状態とする。インバータ休止期間の直前直後のインバータ運転期間のスイッチング状態を同一とする。インバータ休止期間の直前直後のインバータ運転期間のパルス幅の和をインバータ運転期間中の通常時のパルス幅と一致するように制御する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
間欠運転によるパルス密度制御を適用した絶縁型DC/DC変換器であって、
第1直流電圧源と、
直流側が前記第1直流電圧源に接続されたインバータと、
前記インバータの交流側に1次側巻線が接続された変圧器と、
前記変圧器の2次側巻線に接続された整流器と、
前記整流器の直流側に接続された第2直流電圧源と、
を備え、
前記インバータは、
インバータ休止期間は前記変圧器の前記1次側巻線を短絡するスイッチング状態とし、
前記インバータ休止期間の直前直後のインバータ運転期間のスイッチング状態を同一とし、
前記インバータ休止期間の直前直後の前記インバータ運転期間のパルス幅の和を前記インバータ運転期間中の通常時でのパルス幅と一致するように制御することを特徴とする絶縁型DC/DC変換器。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記インバータは、
前記第1直流電圧源の一端と他端との間に直列接続された第1、第2スイッチング素子と、前記第1直流電圧源の一端と他端との間に直列接続された第3、第4スイッチング素子と、を備え、前記第1、第2スイッチング素子の接続点と前記第3、第4スイッチング素子の接続点が前記変圧器の前記1次側巻線に接続された単相フルブリッジ回路であり、
前記インバータ休止期間は、前記第1、第3スイッチング素子をON、前記第2、第4スイッチング素子をOFF、または、前記第2、第4スイッチング素子をON、前記第1、第3スイッチング素子をOFFとすることを特徴とする請求項1記載の絶縁型DC/DC変換器。
【請求項3】
前記インバータは、
前記第1直流電圧源の一端と他端との間に直列接続された第1、第2スイッチング素子と、前記第1直流電圧源の一端と他端との間に直列接続された第3、第4スイッチング素子と、前記第1直流電圧源の一端と他端との間に直列接続された第5、第6スイッチング素子と、を備え、前記第1、第2スイッチング素子の接続点と前記第3、第4スイッチング素子の接続点と前記第5、第6スイッチング素子の接続点が前記変圧器の前記1次側巻線に接続された三相フルブリッジ回路であり、
前記インバータ休止期間は、前記第1、第3、第5スイッチング素子をON、前記第2、第4、第6スイッチング素子をOFF、または、前記第2、第4、第6スイッチング素子をON、前記第1、第3、第5スイッチング素子をOFFとすることを特徴とする請求項1記載の絶縁型DC/DC変換器。
【請求項4】
第1直流電圧源と、
直流側が前記第1直流電圧源に接続されたインバータと、
前記インバータの交流側に1次側巻線が接続された変圧器と、
前記変圧器の2次側巻線に接続された整流器と、
前記整流器の直流側に接続された第2直流電圧源と、
を備え、間欠運転によるパルス密度制御を適用した絶縁型DC/DC変換器の制御方法であって、
前記インバータは、
インバータ休止期間は前記変圧器の前記1次側巻線を短絡するスイッチング状態とし、
前記インバータ休止期間の直前直後のインバータ運転期間のスイッチング状態を同一とし、
前記インバータ休止期間の直前直後の前記インバータ運転期間のパルス幅の和を前記インバータ運転期間中の通常時のパルス幅と一致するように制御することを特徴とする絶縁型DC/DC変換器の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、変圧器およびインバータを用いた絶縁型DC/DC変換器における電力伝送の技術に係り、特にインバータで電圧出力する期間と電圧不出力の期間とを繰り返す間欠運転の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
直流電圧源から他の絶縁された直流電圧源を生成する回路として、図1に示すような変圧器3の絶縁を利用した絶縁型DC/DC変換器が知られている。図1に示すように、変圧器3の1次側にインバータ2を設け、変圧器3の2次側に整流器4を設けている。インバータ2の出力電圧は変圧器3の1次側に印加され、その電圧波形はパルス状となる。
【0003】
1次側から2次側に伝送する電力を可変するインバータ2の制御方法として、インバータ出力電圧であるパルス電圧のパルス幅(デューティ)を可変させる方法と、パルス幅は一定のままインバータ2の出力を休止する期間を設けることで間欠運転を行い、パルス密度を可変させる方法がある。
【0004】
これら2つ方法のうちパルス密度を制御する方法では1パルスごとに伝送できる電力が決まっている。インバータ休止期間に対してインバータ運転期間の比率が小さい場合、パルス密度が低く、平均して1次側から2次側に伝送できる電力が小さい。
【0005】
一方、インバータ運転期間の比率が大きい場合、パルス密度が高く、平均して1次側から2次側に伝送できる電力が大きい。パルス密度の違いによる伝送電力の違いを図2に示す。なお、図1の第1直流電圧源1の電圧V1に対しインバータ出力電圧は+V1、0、-V1のいずれかとなる。インバータ出力電圧はインバータ運転期間では±V1、インバータ休止期間では0となる。
【0006】
図1の構成では、変圧器3に印加する電圧平均値が0でない場合、変圧器3の励磁電流が増大または減少を続けてしまい、変圧器3の鉄心が磁気飽和する偏磁現象が生じる。これを抑制するために特許文献1~4では下記のような対策を講じている。
【0007】
特許文献1:励磁電流が0となるタイミングでインバータ休止期間に入るようにインバータ出力電圧のパターンを制御している。
【0008】
特許文献2、3:変圧器への印加電圧波形や変圧器鉄心の磁束を測定する機構を設け、測定値に応じてインバータ出力電圧のパルス幅を制御している。
【0009】
特許文献4:運転期間ごとにインバータ出力電圧の正負を入れ替えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2017-130997号公報
特開2016-144303号公報
特開平5-344715号公報
特開2024-000954号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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