TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025135920
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024034003
出願日2024-03-06
発明の名称開放型天井用配管の固定構造
出願人株式会社昭和螺旋管製作所
代理人弁理士法人IP-FOCUS
主分類A62C 35/68 20060101AFI20250911BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】開放型天井であっても、汎用のスプリンクラーヘッド及びフレキシブル配管を使用できる固定構造を提供する。
【解決手段】天井スラブSから下方に向けて縦支持部材10が固定され、取付部材20(管保持部材21及び当接部材31)によってフレキシブル配管1が固定され、その先端部にスプリンクラーヘッド2が取り付けられる。縦支持部材10は、本体11と、天井固定部と、配管固定部を備える。管保持部材21は、フレキシブル配管1の外周を保持する保持部22と、縦支持部材10から突出する突出部23とを備え、突出部23には開口部とネジ部材25を有する。当接部材31は、平面部32と、裏方向リブ33と、表方向リブ34を備える。各部材をセットしてネジ部材25を締め込むと、縦支持部材10と取付部材20によってフレキシブル配管1及びスプリンクラーヘッド2が所定位置に固定される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
開放型天井にスプリンクラーヘッドを取り付け可能な固定構造であって、
天井体に取り付けられ、前記天井体から下方に向けて延びる縦支持部材と、
先端部にスプリンクラーヘッドが取り付け可能なフレキシブル配管と、
前記スプリンクラーヘッドが所定の設置位置に固定されるように、前記フレキシブル配管を前記縦支持部材に取り付け可能な取付部材を備えることを特徴とする開放型天井用配管の固定構造。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の開放型天井用配管の固定構造であって、
前記縦支持部材は、前記天井体から下方に向けて延びる本体と、前記天井体に固定部材によって固定される固定部と、固定される前記フレキシブル配管の軸方向に沿って伸びる配管固定部を備え、
前記固定部は、前記天井体における前記固定部材の固定位置の鉛直方向に前記スプリンクラーヘッドの前記設置位置が位置するように前記本体に対してオフセットされている開放型天井用配管の固定構造。
【請求項3】
請求項2に記載の開放型天井用配管の固定構造であって、
前記フレキシブル配管は、前記配管固定部に固定される箇所に軸方向に延びる位置決めリブを有する保護カバーを有するものであり、
前記配管固定部は、前記位置決めリブに係合するリブ係合部を備えている開放型天井用配管の固定構造。
【請求項4】
請求項1に記載の開放型天井用配管の固定構造であって、
前記取付部材は、少なくとも前記フレキシブル配管の外周を保持する保持部と、前記フレキシブル配管を前記縦支持部材の支持面に接近させた状態で前記支持面の反対側に突出する一対の突出部を備える管保持部材と、
前記一対の突出部と前記縦支持部材の裏側との間に配置される当接部材と、
前記管保持部材と前記当接部材により前記縦支持部材と前記フレキシブル配管とを挟み込むための挟持部材を備えている開放型天井用配管の固定構造。
【請求項5】
請求項4に記載の開放型天井用配管の固定構造であって、
前記管保持部材は、前記突出部に前記縦支持部材が延びる方向に開口する開口部を備え、
前記挟持部材は一方の前記突出部に設けられ、前記開口部から前記縦支持部材に向けて進退自在に保持されたネジ部材であり、
前記当接部材は、平面部を有する板状に形成され、前記平面部が前記開口部に挿入されて一対の前記突出部と前記縦支持部材との間に配置され、一方の前記突出部から他方の前記突出部に向かう方向を前記平面部の長手方向、前記縦支持部材側を前記平面部の裏面側としたときに、
前記平面部の長手方向の一方の側縁には前記縦支持部材の側部の両側に突出する裏方向リブが形成され、前記平面部の長手方向の他方の側縁には少なくとも前記ネジ部材が設けられた前記突出部側の前記縦支持部材の側部を跨いで延びるように形成された表方向リブが形成されている開放型天井用配管の固定構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ルーバー天井、或いはスケルトン天井と呼ばれている、天井ボードを用いない開放型天井に用いることが好適な天井用配管の固定構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、天井ボードを用いた通常の天井にスプリンクラー等の消火設備を設置する場合、広く一般に使用されている汎用型のスプリンクラーヘッドを用いることができる。配管としては、枝配管からチーズと呼ばれるT型継手を介して蛇腹式のフレキシブル配管を接続し、そのフレキシブル配管に汎用のスプリンクラーヘッドを接続している。
【0003】
この場合、スプリンクラーヘッドは、天井ボードや天井ボードの裏面に設けられている天井下地材に固定することができるため、枝配管からスプリンクラーヘッドまでの接続は、フレキシブル配管を用いることができる。フレキシブル配管は、文字通りフレキシブルであるので、現場での施工が容易であり、作業性に優れている。
【0004】
ところで、天井には、このような天井ボードを用いた従来の天井の他に、天井ボードを用いない開放型天井も存在する。天井ボードを用いない開放型天井の場合、スプリンクラー等の消火設備を設置するためには、スプリンクラーヘッドを天井ボード等に固定することができないため、開放型天井用に設計された特殊なスプリンクラーヘッドを用いる必要がある。また、この開放型天井用のスプリンクラーヘッドを使用するためには、フレキシブル配管ではなく、リジッドな鋼管を接続し、その鋼管にスプリンクラーヘッドを接続する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3465123号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
開放型天井において、リジッドな鋼管を使用したスプリンクラーヘッドの取付は、フレキシブル配管を使用した場合に比べて作業性が劣り、工数がかかるという不都合がある。また、特殊なスプリンクラーヘッドを使用する必要があるため、部品の確保が困難な場合や、施工コストが上昇する等の不都合がある。
【0007】
特許文献1には、本願出願人等が開発した配管の固定構造が開示されている。この特許文献1に開示された固定構造は、建築物の天井と天井ボードとの間のいわゆる天井裏に用いられる構造であり、スプリンクラーヘッドが取り付けられたフレキシブル配管を、天井裏に天井と平行に設けられた支柱に取り付ける際の取付金具(取付け金具17)に特徴を有している。しかしながら、特許文献1に記載の取付金具は、天井ボードを備えた天井に用いられる金具であり、天井に水平に設けられた支柱がない開放型天井では用いることができない。
【0008】
本発明は、上記の点に鑑み、開放型天井に設置される天井用配管の固定構造の改良に関し、開放型天井であっても、汎用のスプリンクラーヘッド及びフレキシブル配管を使用することが可能となる固定構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
かかる目的を達成するために、本発明の開放型天井用配管の固定構造は、開放型天井にスプリンクラーヘッドを取り付け可能な固定構造であって、天井体に取り付けられ、前記天井体から下方に向けて延びる縦支持部材と、先端部にスプリンクラーヘッドが取り付け可能なフレキシブル配管と、前記スプリンクラーヘッドが所定の設置位置に固定されるように、前記フレキシブル配管を前記縦支持部材に取り付け可能な取付部材を備えることを特徴とする。
【0010】
本発明の開放型天井用配管の固定構造によれば、天井ボードのない開放型天井においても、天井スラブ等の天井体に縦支持部材を固定し、取付部材を用いることにより、フレキシブル配管を縦支持部材に取り付けてスプリンクラーヘッドを所定の設置位置に固定することができる。これにより、配管についてはリジッドな鋼管を用いることなくフレキシブル配管を用いることができ、スプリンクラーヘッドについても特殊なスプリンクラーヘッドではなく汎用のスプリンクラーヘッドを用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
階段上り下り滑り板
8か月前
個人
高層ビルからの救助装置
4日前
藤井電工株式会社
連結フック
6か月前
藤井電工株式会社
安全帯取付具
1か月前
個人
大地震の火災消火システム
1か月前
株式会社高儀
胴当てベルト
1か月前
帝国繊維株式会社
防災用車両
2か月前
株式会社キッツ
流水検知装置
3か月前
個人
高層階の降下型避難装置
5か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
4か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
4か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
5か月前
株式会社立売堀製作所
流水検知装置
2か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
1か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
3か月前
藤井電工株式会社
ストラップの保護カバー
7か月前
帝国繊維株式会社
保形ホース点検装置
5か月前
沖電気工業株式会社
筐体
21日前
日本ドライケミカル株式会社
消火薬剤
3か月前
沖電気工業株式会社
筐体
6か月前
株式会社大林組
ドレンチャー設備
6か月前
能美防災株式会社
混合消火剤
4か月前
能美防災株式会社
放水ヘッド用キャップ
4か月前
株式会社初田製作所
消火栓ボックス
5か月前
能美防災株式会社
泡消火方法及び泡消火設備
19日前
有限会社K&G
真空スプリンクラーシステム
3か月前
ホーチキ株式会社
放水型消火システム
3か月前
個人
延焼防止装置
6か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置の設置構造
2か月前
ホーチキ株式会社
消火設備及び消火方法
6か月前
ミドリ安全株式会社
安全装置
5か月前
ミドリ安全株式会社
安全装置
5か月前
ミドリ安全株式会社
安全装置
5か月前
株式会社ネオス
消火薬剤
7か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置及び消火栓設備
4か月前
西南機材株式会社
作業員転落防止設備
5か月前
続きを見る