TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025135502
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-18
出願番号
2024033401
出願日
2024-03-05
発明の名称
発泡体減容化物、発泡体減容化物の製造方法、及び発泡体の復元方法
出願人
株式会社豊田中央研究所
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
C08J
11/02 20060101AFI20250910BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】発泡体を復元することが可能な発泡体減容化物等の提供。
【解決手段】圧縮状態の発泡体と、100℃以下にて固体状態の凝固剤と、を含む発泡体減容化物及びその応用。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
圧縮状態の発泡体と、100℃以下にて固体状態の凝固剤と、を含む発泡体減容化物。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記発泡体は、半硬質ポリウレタンフォーム又は軟質ポリウレタンフォームである、請求項1に記載の発泡体減容化物。
【請求項3】
前記凝固剤は、融点が100℃以下の非金属である、請求項1に記載の発泡体減容化物。
【請求項4】
前記凝固剤の含有量は、前記発泡体減容化物の全量に対して10質量%~70質量%である、請求項1に記載の発泡体減容化物。
【請求項5】
前記発泡体の非圧縮状態における体積よりも小さい体積を有する、請求項1に記載の発泡体減容化物。
【請求項6】
発泡体に対して、100℃以下にて固体状態の凝固剤を、液体状態で接触させる工程と、
前記凝固剤が浸透した前記発泡体を圧縮する工程と、
前記発泡体が圧縮された状態で冷却して、前記凝固剤を固体状態とする工程と、を含む、発泡体減容化物の製造方法。
【請求項7】
発泡体に対して、100℃以下にて固体状態の凝固剤を、固体状態で接触させる工程と、
前記発泡体と前記凝固剤とを接触させた状態で圧縮する工程と、
加熱して、前記凝固剤を液体状態とする工程と、
前記発泡体が圧縮された状態で冷却して、前記凝固剤を固体状態とする工程と、を含む、発泡体減容化物の製造方法。
【請求項8】
請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の発泡体減容化物から前記凝固剤を除去して、前記発泡体を復元させる、発泡体の復元方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、発泡体減容化物、発泡体減容化物の製造方法、及び発泡体の復元方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、発泡体は復元性に優れ、圧縮しても圧力を開放すれば元の体積に戻ることが知られている。例えば、特許文献1~3には、発泡体の減容化に関する技術が記載されている。
特許文献1には、(a)ベンジルアミン、及び(b)1種以上の含窒素二環式複素環化合物を含有するポリウレタンフォーム減容固化剤が記載されている。
特許文献2には、発泡ポリウレタンの投入口を有する押出機と、発泡ポリウレタンと薬剤とを反応させるための反応容器とを含み、押出機で圧縮された発泡ポリウレタンに薬剤を注入する薬剤注入部を有することを特徴とする発泡ポリウレタン減容処理装置が記載されている。
特許文献3には、スポンジ体の連通気泡の空間内にエポキシ樹脂を主剤とする接着剤を含浸させた状態とし、スポンジ体を圧縮して減容させる方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-114363号公報
特開2013-82936号公報
特開2021-161849号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発泡体減容化物から発泡体を復元することが求められる場合があった。
【0005】
本開示の一実施形態が解決しようとする課題は、発泡体を復元することが可能な発泡体減容化物、及び、発泡体減容化物の製造方法を提供することである。
本開示の他の実施形態が解決しようとする課題は、上記発泡体減容化物を用いた発泡体の復元方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を達成するための具体的手段は以下の通りである。
<1>
圧縮状態の発泡体と、100℃以下にて固体状態の凝固剤と、を含む発泡体減容化物。
<2>
発泡体は、半硬質ポリウレタンフォーム又は軟質ポリウレタンフォームである、<1>に記載の発泡体減容化物。
<3>
凝固剤は、融点が100℃以下の非金属である、<1>又は<2>に記載の発泡体減容化物。
<4>
凝固剤の含有量は、発泡体減容化物の全量に対して10質量%~70質量%である、<1>~<3>のいずれか1つに記載の発泡体減容化物。
<5>
発泡体の非圧縮状態における体積よりも小さい体積を有する、<1>~<4>のいずれか1つに記載の発泡体減容化物。
<6>
発泡体に対して、100℃以下にて固体状態の凝固剤を、液体状態で接触させる工程と、
凝固剤が浸透した発泡体を圧縮する工程と、
発泡体が圧縮された状態で冷却して、凝固剤を固体状態とする工程と、を含む、発泡体減容化物の製造方法。
<7>
発泡体に対して、100℃以下にて固体状態の凝固剤を、固体状態で接触させる工程と、
発泡体と凝固剤とを接触させた状態で圧縮する工程と、
加熱して、凝固剤を液体状態とする工程と、
発泡体が圧縮された状態で冷却して、凝固剤を固体状態とする工程と、を含む、発泡体減容化物の製造方法。
<8>
<1>~<5>のいずれか1つに記載の発泡体減容化物から凝固剤を除去して、発泡体を復元させる、発泡体の復元方法。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一実施形態によれば、発泡体を復元することが可能な発泡体減容化物、及び、発泡体減容化物の製造方法が提供される。
本開示の他の実施形態によれば、上記発泡体減容化物を用いた発泡体の復元方法が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示において「~」を用いて示された数値範囲には、「~」の前後に記載される数値がそれぞれ最小値及び最大値として含まれる。
本開示中に段階的に記載されている数値範囲において、一つの数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。また、本開示中に記載されている数値範囲において、その数値範囲の上限値又は下限値は、合成例に示されている値に置き換えてもよい。
【0009】
本開示において各成分は該当する物質を複数種含んでいてもよい。炭素材料前駆体中に各成分に該当する物質が複数種存在する場合、各成分の含有率又は含有量は、特に断らない限り、炭素材料前駆体中に存在する当該複数種の物質の合計の含有率又は含有量を意味する。
【0010】
<発泡体減容化物>
本開示の発泡体減容化物は、圧縮状態の発泡体と、固体状態の凝固剤と、を含む発泡体減容化物である。
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
東ソー株式会社
摺動部材
4か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物
4か月前
ユニチカ株式会社
透明シート
1か月前
東ソー株式会社
加飾フィルム
4か月前
株式会社カネカ
硬化性組成物
2か月前
東ソー株式会社
加飾フィルム
4か月前
東ソー株式会社
加飾フィルム
4か月前
東レ株式会社
熱硬化性樹脂組成物
1か月前
ユニチカ株式会社
ビスマレイミド
3か月前
住友精化株式会社
吸水剤の製造方法
8日前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
2か月前
東レ株式会社
引抜成形品の製造方法
1か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
2日前
愛知電機株式会社
加熱処理設備
3か月前
東ソー株式会社
樹脂組成物および蓋材
16日前
花王株式会社
樹脂組成物
2か月前
東ソー株式会社
樹脂組成物および蓋材
16日前
東レ株式会社
ポリオレフィン微多孔膜
1か月前
アイカ工業株式会社
光硬化性樹脂組成物
3か月前
株式会社コバヤシ
光硬化性組成物
1か月前
日本特殊陶業株式会社
樹脂成形体
8日前
富士フイルム株式会社
組成物
3か月前
株式会社カネカ
硬化性組成物
8日前
株式会社カネカ
硬化性組成物
1か月前
株式会社大阪ソーダ
熱可塑性材料用組成物
2か月前
アキレス株式会社
燻蒸用生分解性樹脂シート
1か月前
伯東株式会社
ビニル化合物中の重合防止方法
1か月前
東ソー株式会社
温度応答性ビーズの製造方法
10日前
東レ株式会社
ポリエステル組成物の製造方法
1日前
株式会社クラベ
耐摩耗性絶縁組成物及び電線
4か月前
東亞合成株式会社
硬化性組成物
2か月前
株式会社村田製作所
樹脂組成物
1か月前
東レ株式会社
ポリプロピレン系樹脂フィルム
4か月前
株式会社クラレ
水性エマルジョン及び接着剤
2か月前
東レ株式会社
プリプレグおよびその製造方法。
2か月前
東ソー株式会社
導電性高分子溶液及びその用途
1か月前
続きを見る
他の特許を見る