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公開番号
2025135301
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-18
出願番号
2024033071
出願日
2024-03-05
発明の名称
ブレーキシステム
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
主分類
B60T
17/00 20060101AFI20250910BHJP(車両一般)
要約
【課題】ブレーキブースタに潤滑油が流入しないように防止することを目的とする。
【解決手段】本発明のブレーキシステム100は、バキュームポンプ170からバキューム通路180aへ流出した潤滑油を貯留する貯留構造200を備える。貯留構造200は、バキューム通路180a、180bの下方に位置する貯留部210と、開弁することにより貯留部210に貯留された潤滑油をエンジン側に流出させる開閉バルブ230と、を有する。バキュームポンプ170からバキューム通路180aへ流出した潤滑油は貯留部210で回収される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ブレーキペダルに対する踏力を内部の圧力差によってアシストするブレーキブースタと、
前記ブレーキブースタ内の空気を吸引することで、内部に負圧を発生させるバキュームポンプと、
前記ブレーキブースタと前記バキュームポンプとを接続するバキューム通路と、
前記バキュームポンプから前記バキューム通路側への潤滑油の流出を防止するチェックバルブと、を備えるブレーキシステムであって、
前記ブレーキシステムは、
前記バキュームポンプから前記バキューム通路へ流出した潤滑油を貯留する貯留構造を備え、
前記貯留構造は、
前記バキューム通路の下方に位置する貯留部と、
開弁することにより前記貯留部に貯留された潤滑油をエンジン側に流出させる開閉バルブと、を有することを特徴とするブレーキシステム。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
前記ブレーキシステムは、
前記ブレーキブースタあるいは前記バキューム通路に前記ブレーキブースタ内の負圧を保持するための負圧保持バルブを備え、
前記貯留構造は、
前記負圧保持バルブよりも前記バキュームポンプ側に位置していることを特徴とする請求項1に記載のブレーキシステム。
【請求項3】
前記開閉バルブは、
エンジン稼働中に閉弁し、エンジン停止中に開弁することを特徴とする請求項1または2に記載のブレーキシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブレーキシステムに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、車両には運転者がブレーキペダルを踏むときの踏力をアシストするブレーキブースタを備えたブレーキシステムが用いられている。
特許文献1には、シェル内がダイアフラムによって負圧室と制御圧室とに画成され、負圧室と制御圧室との差圧を利用することでブレーキペダルの押圧操作力を倍力してマスタシリンダに伝達する負圧式のブレーキブースタが開示されている。このようなブレーキブースタは、負圧導管および分岐管を介してバキュームポンプ(負圧ポンプ)が接続されており、バキュームポンプを駆動させることによりシェル内を負圧に保持することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-199079号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
バキュームポンプのうち、ベーン等の回転体を回転させることで空気を吸引するタイプでは、回転体を潤滑するために潤滑油を用いている。このようなバキュームポンプでは、ポンプ内はブレーキブースタから吸引した空気と潤滑油とが混在しており、ベーンの回転によって潤滑油が巻き上げられる。したがって、巻き上げられた潤滑油がブレーキブースタ側に流出しないように、バキュームポンプにはチェックバルブが設けられている。
【0005】
しかしながら、バキュームポンプのチェックバルブが経年劣化したり潤滑油に含まれる添加剤によって膨潤したりすることでシール性が失われてしまうことがある。この場合には、ポンプ内で巻き上げられた潤滑油がブレーキブースタ側に流出してしまい、ブレーキブースタ内に流入して蓄積されることでブレーキブースタの負圧が十分に確保できず、ブレーキペダルの踏力に対するアシストが低減してしまう可能性がある。
【0006】
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、ブレーキブースタに潤滑油が流入しないように防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、ブレーキペダルに対する踏力を内部の圧力差によってアシストするブレーキブースタと、前記ブレーキブースタ内の空気を吸引することで、内部に負圧を発生させるバキュームポンプと、前記ブレーキブースタと前記バキュームポンプとを接続するバキューム通路と、前記バキュームポンプから前記バキューム通路側への潤滑油の流出を防止するチェックバルブと、を備えるブレーキシステムであって、前記ブレーキシステムは、前記バキュームポンプから前記バキューム通路へ流出した潤滑油を貯留する貯留構造を備え、前記貯留構造は、前記バキューム通路の下方に位置する貯留部と、開弁することにより前記貯留部に貯留された潤滑油をエンジン側に流出させる開閉バルブと、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ブレーキブースタに潤滑油が流入することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
ブレーキシステムの構成の一例を示す図である。
ブレーキシステムの構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る実施形態は、ブレーキペダル110に対する踏力を内部の圧力差によってアシストするブレーキブースタ120と、ブレーキブースタ120内の空気を吸引することで、内部に負圧を発生させるバキュームポンプ170と、ブレーキブースタ120とバキュームポンプ170とを接続するバキューム通路180a、180bと、バキュームポンプ170からバキューム通路180a側への潤滑油の流出を防止するチェックバルブ182と、を備えるブレーキシステム100である。ブレーキシステム100は、バキュームポンプ170からバキューム通路180aへ流出した潤滑油を貯留する貯留構造200を備える。貯留構造200は、バキューム通路180a、180bの下方に位置する貯留部210と、開弁することにより貯留部210に貯留された潤滑油をエンジン側に流出させる開閉バルブ230と、を有する。したがって、バキュームポンプ170からバキューム通路180aへ流出した潤滑油を貯留部210で回収できることから、潤滑油のブレーキブースタ120への流入を防止することができる。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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