TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025135252
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-18
出願番号
2024033005
出願日
2024-03-05
発明の名称
シュリンクラベル用インキ組成物、積層体及び包装材
出願人
大日精化工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09D
11/102 20140101AFI20250910BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】耐温水白化性、シュリンク適性、及びアルカリ脱離性に優れるインキ層を形成できるシュリンクラベル用インキ組成物、前記インキ層を備える積層体、及び前記積層体を備える包装材の提供。
【解決手段】ウレタン樹脂(A)と、(メタ)アクリル樹脂(B)と、ロジン誘導体(C)と、を含有するシュリンクラベル用インキ組成物であって、前記ウレタン樹脂(A)のガラス転移温度が-60~-20℃であり、前記(メタ)アクリル樹脂(B)の酸価が10mgKOH/g未満であり、前記ロジン誘導体(C)の酸価が150~310mgKOH/gである、シュリンクラベル用インキ組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ウレタン樹脂(A)と、(メタ)アクリル樹脂(B)と、ロジン誘導体(C)と、を含有するシュリンクラベル用インキ組成物であって、
前記ウレタン樹脂(A)のガラス転移温度が-60~-20℃であり、
前記(メタ)アクリル樹脂(B)の酸価が10mgKOH/g未満であり、
前記ロジン誘導体(C)の酸価が150~310mgKOH/gである、シュリンクラベル用インキ組成物。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記(メタ)アクリル樹脂(B)のガラス転移温度が30~80℃である、請求項1に記載のシュリンクラベル用インキ組成物。
【請求項3】
前記シュリンクラベル用インキ組成物の総質量に対して、前記ウレタン樹脂(A)の含有量が固形分換算で2~10質量%であり、前記(メタ)アクリル樹脂(B)の含有量が固形分換算で0.5~5質量%であり、前記ロジン誘導体(C)の含有量が固形分換算で2~6質量%であり、かつ前記ウレタン樹脂(A)と前記(メタ)アクリル樹脂(B)と前記ロジン誘導体(C)の含有量の合計が固形分換算で5~15質量%である、請求項1に記載のシュリンクラベル用インキ組成物。
【請求項4】
(メタ)アクリル樹脂(D)をさらに含有し、
前記(メタ)アクリル樹脂(D)の酸価が40~100mgKOH/gであり、
前記シュリンクラベル用インキ組成物の総質量に対して、前記(メタ)アクリル樹脂(D)の含有量が固形分換算で0.1~2質量%である、請求項1に記載のシュリンクラベル用インキ組成物。
【請求項5】
シリカ(F)をさらに含有する、請求項1に記載のシュリンクラベル用インキ組成物。
【請求項6】
グラビア印刷用である、請求項1~5のいずれか一項に記載のシュリンクラベル用インキ組成物。
【請求項7】
プラスチックフィルムと、前記プラスチックフィルムの一方の面上に設けられたインキ層と、を備える積層体であって、
前記インキ層が請求項6に記載のシュリンクラベル用インキ組成物を用いて形成された層である、積層体。
【請求項8】
請求項7に記載の積層体を備える、包装材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シュリンクラベル用インキ組成物、積層体及び包装材に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
シュリンクラベルは熱収縮性を有するプラスチックフィルムであり、シュリンクラベルの基材フィルムとしては熱収縮性ポリエステル系フィルム、ポリスチレン系フィルム、ポリオレフィン系フィルム等が用いられている。シュリンクラベルは、意匠性の付与や、商品情報などを表示するラベルや包装材として、飲料品、食品、日用品等に広く用いられている。
シュリンクラベルは、対象物に巻き付けた後、加熱することで熱収縮し、対象物の形状に追従できることから、複雑な形状の容器等にも適切に装着できる。
【0003】
通常、シュリンクラベルは、視認する方向から見た場合に、基材フィルム、インキ層の順に配置された構成となっている。
インキ層を形成するインキ組成物としては、基材フィルムに対する密着性などの観点から、熱収縮性ポリエステル系フィルムにはウレタン系インキが、ポリスチレン系フィルムにはアクリル系インキが、一般的に使用されている。
【0004】
また、ウレタン系インキより形成されたインキ層(以下、「ウレタン系インキ層」ともいう。)の耐熱性や耐摩擦性等の塗膜物性を向上させるために、ウレタン系インキ層上にアクリル系樹脂を含む保護層(以下、「アクリル系保護層」ともいう。)を設ける場合がある。
例えば特許文献1には、ラベル基材と、ラベル基材の少なくとも一方の面に設けられた、ウレタン樹脂を含有する印刷層(ウレタン系インキ層)と、印刷層の少なくとも一部を覆うように設けられた保護層とを有し、保護層がポリアクリルポリオール樹脂と硬化剤とを含有する硬化性組成物層が硬化した層(アクリル系保護層)であり、印刷層が硬化剤に由来する構成単位を含有しないシュリンクラベルが開示されている。
【0005】
近年、マイクロプラスチック問題をはじめとする環境問題に対する取り組みとして、プラスチックフィルムの再利用が求められている。
しかし、包装材に用いられているプラスチックフィルムを再利用する場合、プラスチックフィルムにインキが付着していると、再生プラスチックフィルムの色相の悪化や、物性の低下を引き起こしてしまう。そのため、再利用する際には予めインキ層をプラスチックフィルムから除去しておくことが好ましい。インキ層の除去には、脱離剤であるアルカリ剤が水に溶解した水溶液等を使用する場合が多いことから、インキ層にはアルカリ脱離性に優れることが求められる。
【0006】
アルカリ脱離性を有するインキ組成物として、例えば特許文献2には、酸価が15~70mgKOH/gであるポリウレタン樹脂を含有する有機溶剤系印刷インキが開示されている。
また、特許文献3には、第1の基材と、第1の基材を脱離するためのプライマー層と、印刷層とをこの順に備え、プライマー層がウレタン樹脂とポリイソシアネートとの硬化物を含む包装材が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2017-67928号公報
特開2020-90627号公報
特開2021-88408号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に記載されたシュリンクラベルでは、ウレタン系インキ層が硬化剤を含有しないことで熱収縮時の白化を抑制することはできるものの、ウレタン系印刷層とアクリル系保護層との間の密着性が十分ではない。そのため、特許文献1に記載されたシュリンクラベルを温水に浸漬させると、ウレタン系印刷層とアクリル系保護層との層間に水が入り込み、白化することがある。
【0009】
特許文献2に記載された有機溶剤系印刷インキは、ポリエステル基材(PET)、ナイロン基材(NY)、ポリプロピレン基材(OPP)等のプラスチック基材を印刷対象としているものの、シュリンクラベルに用いられることを想定したものではなく、シュリンクラベル用インキに求められるシュリンク適性を十分に満足するものではない。
特許文献3に記載された包装材は、フィルム収縮時のインキ追従性が低く、シュリンク適性を十分に満足するものではない。また、アルカリ脱離性を付与するためにプライマー層を設ける必要があるため、包装材を製造する際の製造工程が増えてしまう。
【0010】
本発明は、耐温水白化性、シュリンク適性、及びアルカリ脱離性に優れるインキ層を形成できるシュリンクラベル用インキ組成物、前記インキ層を備える積層体、及び前記積層体を備える包装材を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
ベック株式会社
被覆材
3か月前
日本化薬株式会社
インク
14日前
ベック株式会社
水性被覆材
2日前
ベック株式会社
水性被覆材
4か月前
ベック株式会社
水性被覆材
4か月前
ベック株式会社
被膜形成方法
3日前
ベック株式会社
被膜形成方法
2か月前
日本化薬株式会社
インク組成物
14日前
日本化薬株式会社
前処理組成物
今日
日本製紙株式会社
圧着紙
今日
株式会社日本触媒
インクセット
23日前
関西ペイント株式会社
塗料組成物
2か月前
株式会社KRI
潜熱蓄熱材組成物
今日
ぺんてる株式会社
水性インキ組成物
3か月前
株式会社リコー
インクセット
3か月前
東ソー株式会社
ゴム用接着性改質剤
3か月前
シヤチハタ株式会社
油性インキ組成物
1か月前
日澱化學株式会社
ホットメルト接着剤
2日前
東ソー株式会社
土木用注入薬液組成物
15日前
artience株式会社
印刷インキ
4か月前
東亞合成株式会社
硬化型接着剤組成物
3か月前
東亞合成株式会社
硬化型接着剤組成物
3か月前
アイカ工業株式会社
光硬化型圧着組成物
1か月前
AGC株式会社
液状組成物
2か月前
大日精化工業株式会社
顔料分散液
1か月前
JNC株式会社
光硬化型導電性ペースト
4か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
4か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
3日前
東ソー株式会社
土質安定化注入薬液組成物
1か月前
東ソー株式会社
土質安定化注入薬液組成物
1か月前
マクセル株式会社
粘着テープ
2か月前
デンカ株式会社
蛍光体
2日前
大日本印刷株式会社
積層シート
今日
日本化薬株式会社
インク組成物及び捺染方法
今日
リンテック株式会社
粘着シート
1日前
株式会社フェクト
透明防錆塗料
4か月前
続きを見る
他の特許を見る