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公開番号
2025134846
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-17
出願番号
2025102540,2021564049
出願日
2025-06-18,2020-12-11
発明の名称
PDGF受容体キナーゼ阻害剤としての化合物および組成物
出願人
日本新薬株式会社
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
C07D
213/30 20060101AFI20250909BHJP(有機化学)
要約
【課題】肺動脈性肺高血圧症の予防及び/又は治療剤を提供する。
【解決手段】式[1]で表される化合物もしくはその医薬上許容される塩、またはその溶媒和物が提供される。
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(R
1
、R
5
、R
6
、R
7
:H、ハロゲン、C
1
-C
6
アルキルなど。R
4
:H、ハロゲン、メチル。R
2
、L
1
、L
2
:結合、(CR
a
R
b
)m、NR
c
など(R
a
、R
b
:H、ハロゲン、C
1
-C
6
アルキルなど。R
c
:H、C
1
-C
6
アルキルなど。m:0~3)。X:N、CR
3
(R
3
:H、ハロゲン、C
1
-C
6
アルキルなど)。Het:5員~10員ヘテロアリール。)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
次の式[1]:
TIFF
2025134846000063.tif
44
168
[式中、
R
1
は、水素原子、ハロゲン原子、C
1
-C
6
アルキル、C
1
-C
6
ハロアルキル、C
2
-C
6
アルケニル、C
2
-C
6
ハロアルケニル、C
2
-C
6
アルキニル、C
2
-C
6
ハロアルキニル、C
1
-C
6
アルコキシ、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキルカルボニルオキシ、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノアルキル、アルキルカルボニルアミノ、ニトロ、場合により置換されているC
3
-C
6
シクロアルキル、場合により置換されているC
3
-C
6
シクロアルケニル、場合により置換されているヘテロシクロアルキル、場合により置換されているアリール、または場合により置換されているヘテロアリールであり、
R
2
は、結合手、-(CR
a
R
b
)
m
-NR
c
-、-NR
c
-(CR
a
R
b
)
m
-、-(CR
a
R
b
)
m
-O-、-O-(CR
a
R
b
)
m
-、-(CR
a
R
b
)
m
-、-NR
c
-、-O-、-NR
c
-CO-NR
c
-、-CR
a
=CR
b
-、または-C≡C-であり、
R
2
におけるR
a
は、水素原子、ハロゲン原子、C
1
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規ヘテロ環誘導体を有効成分として含有する、肺高血圧症の予防及び/又は治療剤に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
肺動脈性肺高血圧症(pulmonary arterial hypertension,PAH)は、欧米では,肺高血圧症の大規模なシンポジウムが5年ごとに開催されており、2008年のダナポイント会議では,安静時に右心カテーテル検査を用いて実測した肺動脈圧(PAP)の平均値(mean PAP)が25 mmHg以上の場合に肺高血圧症と定義され、2013年のニース会議でも引き続きこの定義が採用された。ダナポイント分類では、肺高血圧症を5つの群,すなわち第1群:PAH,第2群:左心性心疾患に伴う肺高血圧症、第3群:肺疾患および/または低酸素血症に伴う肺高血圧症、第4群:慢性血栓塞栓性肺高血圧症(chronic thromboembolic pulmonary hypertension,CTEPH)、第5群:詳細不明な多因子のメカニズムに伴う肺高血圧症に分類した。この基本構造は,再改訂版肺高血圧症臨床分類(ニース分類[2013年])でも維持されている(非特許文献1)。
さらに、第6回 肺高血圧症ワールドシンポジウム(Nice 会議 2018)において最新の肺高血圧症の定義が提案された。その提案の中で、24 mmHg≧平均肺動脈圧(mPAP)>20 mmHgも上記肺高血圧症に含まれると定義している。
【0003】
血小板由来成長因子(Platelet-Derived Growth Factor,PDGF)は、動脈の内側から、筋細胞が増殖できる内膜層への動脈平滑筋細胞の遊走を刺激することができる。PDGFのすべてのイソ型によって誘発される細胞増殖は、PDGF受容体に結合するリガンドによって媒介される。
PDGF受容体は、クラスIIIチロシンキナーゼファミリーに属しており、タイプA(またはタイプアルファ)およびタイプB(またはタイプベータ)と呼ばれる2つの受容体サブタイプからなる。PDGF受容体ファミリーの他のメンバーには、コロニー刺激因子1受容体(Colony stimulating factor 1 receptor,CSF1R)、KITおよびFLT3が含まれる。
KITは、PDGF受容体ファミリーに属するもう1つの受容体チロシンキナーゼであり、通常は造血性前駆細胞、マスト細胞および胚細胞に発現する。KITの発現は、マスト細胞白血病、胚細胞性腫瘍、小細胞肺癌、消化管間質腫瘍(Gastrointestinal Stromal Tumor,GIST)、急性骨髄性白血病(AML)、神経芽細胞腫、黒色腫、卵巣癌、乳房癌を含めたいくつかのがんに関与していることが知られている(非特許文献1)。
【0004】
イマチニブは、PDGF受容体キナーゼ阻害作用を有し、肺動脈性肺高血圧症を対象にしたP3試験において有効性を示した。しかしながら、骨髄抑制等の副作用により忍容性が不十分であったため承認には至らなかった。
【0005】
特許文献1には、一般式[1]の化合物又はその医薬上許容される塩が、PDGF受容体キナーゼ又はPDGF受容体キナーゼ及びKIT阻害剤であることが記載されている。
【0006】
しかしながら、これまでに骨髄抑制作用と、骨髄造血に関与する受容体型チロシンキナーゼであるKITの阻害作用との関連性は知られていなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
WO2013/033620号
【非特許文献】
【0008】
Smolichら、Blood,97,1413-1421.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、有効性と安全性のバランスが優れた肺動脈性肺高血圧症の予防及び/又は治療剤を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、骨髄抑制作用と、骨髄造血に関与する受容体型チロシンキナーゼであるKITの阻害作用との関連性を見出した。すなわち、本発明者らは、KITキナーゼの阻害活性に対し、高いPDGF受容体キナーゼの阻害活性を有する下記の一般式[1]で示される化合物もしくはその医薬上許容される塩、またはその溶媒和物(明細書中、本発明化合物と称する場合がある。)が、肺動脈平滑筋細胞に対する増殖抑制作用を示すとともに、赤芽球系コロニーの形成抑制作用が低減されることを見出し、本発明を完成した。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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