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公開番号2025169220
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-12
出願番号2025075109
出願日2025-04-30
発明の名称米粒状食品およびその製造方法
出願人日本新薬株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A23L 7/10 20160101AFI20251105BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】米らしい食感と風味を有する高たんぱく米粒状食品およびその製造方法を提供する。
【解決手段】カゼイネートと穀物粒およびデンプンの少なくとも一方とを有し、前記カゼイネートを全固形分の10~99質量%有する米粒状食品およびその製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
カゼイネートと、穀物粒およびデンプンの少なくとも一方と、を有し、
前記カゼイネートを全固形分の10~99質量%有する、米粒状食品。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
さらに、二価のカチオンを有し、
前記二価のカチオンを全固形分の0.01~5質量%有する、請求項1記載の米粒状食品。
【請求項3】
かさ比重が0.3~1.2g/mLである、請求項1または2記載の米粒状食品。
【請求項4】
水分含有量が3~30質量%である、請求項1または2記載の米粒状食品。
【請求項5】
さらに、pH調整剤を含有する、請求項1または2記載の米粒状食品。
【請求項6】
米粒状食品の材料を準備し、
前記準備された材料を混練押出機により混錬・押出・剪断する工程を有する米粒状食品の製造方法であって、
前記米粒状食品が、カゼイネートと、穀物粒およびデンプンの少なくとも一方と、を有し、前記カゼイネートを全固形分の10~99質量%有する米粒状食品の製造方法。
【請求項7】
前記米粒状食品が、さらに二価のカチオンを有し、
前記二価のカチオンを全固形分の0.01~5質量%有する、請求項6記載の米粒状食品の製造方法。
【請求項8】
前記米粒状食品のかさ比重が0.3~1.2g/mLである、請求項6または7記載の米粒状食品の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、米粒状食品およびその製造方法に関し、さらに詳しくは、炊飯した際に米らしい食感を有する高たんぱく米粒状食品およびその製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
高齢化が進む近年において、高齢者の健康の維持・増進を図るため、食の要望と栄養バランスとを考慮した食事の提供が求められている。
しかし、高齢者の食の要望は、普段の食事内容を変えたくない、多くの食事は食べられない、サプリメントに頼り切るのは好ましくない等の多岐にわたるため、これらを満たしつつ、栄養バランスを高めるのは困難である。
【0003】
この問題を解決するため、日本人の主食である米に着目し、この米を高たんぱくの人造米に置き換えることで、高齢者の食の要望を満たしながら栄養バランスを高めることが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0004】
しかし、特許文献1のものは、外観上、異物感を感じさせず、抵抗感なく米飯とともに食することができるとされるが、大豆を主原料とするため、大豆特有の臭いを有しており、普段の食事内容を変えたくない、との要望に合致しないという問題がある。
また、特許文献2のものは、米と一緒に炊飯しても溶解せず、形を維持したまま炊飯することができるとされるが、膨化食品であるため咀嚼時の食感が米とは異なっており、普段の食事内容を変えたくない、との要望に合致しないという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-212145号公報
国際公開第2019/225630号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明ではこのような背景の下において、米らしい食感と風味を有する高たんぱく米粒状食品およびその製造方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
しかるに本発明者らは、かかる事情に鑑み鋭意研究を重ねた結果、カゼイネートと、穀物粒およびデンプンの少なくとも一方とを有し、前記カゼイネートを全固形分の10~99質量%に設定することで、米らしい食感と風味を有する米粒状食品となることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
すなわち、本発明は、以下の態様を有する。
[1] カゼイネートと、穀物粒およびデンプンの少なくとも一方と、を有し、前記カゼイネートを全固形分の10~99質量%有する、米粒状食品。
[2] さらに、二価のカチオンを有し、前記二価のカチオンを全固形分の0.01~5質量%有する、[1]に記載の米粒状食品。
[3] かさ比重が0.3~1.2g/mLである、[1]または[2]に記載の米粒状食品。
[4] 水分含有量が3~30質量%である、[1]~[3]のいずれかに記載の米粒状食品。
[5] さらに、pH調整剤を含有する、[1]~[4]のいずれかに記載の米粒状食品。
[6] 米粒状食品の材料を準備し、前記準備された材料を混練押出機により混錬・押出・剪断する工程を有する米粒状食品の製造方法であって、前記米粒状食品が、カゼイネートと、穀物粒およびデンプンの少なくとも一方と、を有し、前記カゼイネートを全固形分の10~99質量%有する米粒状食品の製造方法。
[7] 前記米粒状食品が、さらに二価のカチオンを有し、前記二価のカチオンを全固形分の0.01~5質量%有する、[6]に記載の米粒状食品の製造方法。
[8] 前記米粒状食品のかさ比重が0.3~1.2g/mLである、[6]または[7]に記載の米粒状食品の製造方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、カゼイネートと穀物粒およびデンプンの少なくとも一方とを有し、前記カゼイネートを全固形分の10~99質量%有する米粒状食品であるから、炊飯時に白米等とともに炊飯器で炊飯しても溶けることなく、米粒の形状を維持することができる。また、炊飯器で炊飯した際の食感および風味のいずれも白米等と遜色ないため、白米等の炊飯時に添加するだけで白米等のみを食するよりもたんぱく質を多く摂取することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明を実施するための形態に基づいて本発明を説明する。ただし、本発明が、次に説明する実施の形態に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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