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公開番号2025133641
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031724
出願日2024-03-01
発明の名称アシッドクロミック染料及びその製造方法
出願人国立大学法人東海国立大学機構
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類C09B 67/14 20060101AFI20250904BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】pHによって光物性が変化するアシッドクロミック染料を提供する。
【解決手段】一般式(1):
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025133641000032.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">10</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image> [式中、Ar1は、置換若しくは非置換アミノ基を有する縮合芳香環を示す。Ar2は縮合芳香環を示す。]
で表される化合物を含有する、アシッドクロミック染料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
一般式(1):
TIFF
2025133641000022.tif
11
170
[式中、Ar

は、置換若しくは非置換アミノ基を有する縮合芳香環を示す。Ar

は縮合芳香環を示す。]
で表される化合物を含有する、アシッドクロミック染料。
続きを表示(約 3,000 文字)【請求項2】
前記Ar

が、一般式(2A)、(2B)又は(2C):
TIFF
2025133641000023.tif
155
170
[式中、R
1a
、R
2a
、R
1b
、R
2b
、R
1c
及びR
2c
は同一又は異なって、水素原子又はアルキル基を示す。R
3a
、R
4a
、R
3b
、R
4b
、R
3c
及びR
4c
は同一又は異なって、炭化水素基を示す。R
5a
、R
6a
、R
5b
、R
6b
、R
5c
及びR
6c
は同一又は異なって、水素原子又は炭化水素基を示す。R
5a
及びR
6a
、R
5b
及びR
6b
、R
5c
及びR
6c
は一緒になって、隣接する炭素原子とともに芳香環を形成してもよい。n1、n2、m1、m2、k1及びk2は同一又は異なって、0~2の整数を示す。]
で表される基である、請求項1に記載のアシッドクロミック染料。
【請求項3】
前記Ar

が、一般式(2A1)、(2B1)又は(2C1):
TIFF
2025133641000024.tif
135
170
[式中、R
1a
、R
2a
、R
1b
、R
2b
、R
1c
及びR
2c
は同一又は異なって、水素原子又はアルキル基を示す。R
5a
、R
6a
、R
5b
、R
6b
、R
5c
及びR
6c
は同一又は異なって、水素原子又は炭化水素基を示す。R
5a
及びR
6a
、R
5b
及びR
6b
、R
5c
及びR
6c
は一緒になって、隣接する炭素原子とともに芳香環を形成してもよい。]
で表される基である、請求項2に記載のアシッドクロミック染料。
【請求項4】
前記Ar

が、一般式(3A)又は(3B):
TIFF
2025133641000025.tif
85
170
[式中、R
7a
、R
8a
、R
7b
及びR
8b
は同一又は異なって、炭化水素基を示す。R
9a
、R
10a
、R
9b
及びR
10b
は同一又は異なって、水素原子又は炭化水素基を示す。R
9a
及びR
10a
、R
9b
及びR
10b
は一緒になって、隣接する炭素原子とともに芳香環を形成してもよい。n3及びm3は同一又は異なって、0~2の整数を示す。n4及びm4は同一又は異なって、0~3の整数を示す。]
で表される基である、請求項1に記載のアシッドクロミック染料。
【請求項5】
前記Ar

が、一般式(3A1)又は(3B1):
TIFF
2025133641000026.tif
66
170
素基を示す。R
9a
及びR
10a
、R
9b
及びR
10b
は一緒になって、隣接する炭素原子とともに芳香環を形成してもよい。]
で表される基である、請求項4に記載のアシッドクロミック染料。
【請求項6】
さらに、有機溶媒を含有する、請求項1に記載のアシッドクロミック染料。
【請求項7】
前記有機溶媒が、アルコール化合物、含フッ素アルコール化合物及びカルボン酸化合物よりなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項6に記載のアシッドクロミック染料。
【請求項8】
一般式(1):
TIFF
2025133641000027.tif
10
170
[式中、Ar

は、置換若しくは非置換アミノ基を有する縮合芳香環を示す。Ar

は縮合芳香環を示す。]
で表される化合物の製造方法であって、
一般式(4):
TIFF
2025133641000028.tif
11
170
[式中、Ar

は前記に同じである。]
で表される化合物と、亜硝酸化合物とを反応させる工程
を備える、製造方法。
【請求項9】
前記反応を、酸性条件下で行う、請求項8に記載の製造方法。
【請求項10】
一般式(1’):
TIFF
2025133641000029.tif
11
170
[式中、Ar

は、置換若しくは非置換アミノ基を有する縮合芳香環を示す。Ar

は縮合芳香環を示す。]
で表される化合物であって、
前記Ar

が、一般式(2A)、(2B)又は(2C):
TIFF
2025133641000030.tif
157
170
[式中、R
1a
、R
2a
、R
1b
、R
2b
、R
1c
及びR
2c
は同一又は異なって、水素原子又はアルキル基を示す。R
3a
、R
4a
、R
3b
、R
4b
、R
3c
及びR
4c
は同一又は異なって、炭化水素基を示す。R
5a
、R
6a
、R
5b
、R
6b
、R
5c
及びR
6c
は同一又は異なって、水素原子又は炭化水素基を示す。R
5a
及びR
6a
、R
5b
及びR
6b
、R
5c
及びR
6c
は一緒になって、隣接する炭素原子とともに芳香環を形成してもよい。n1、n2、m1、m2、k1及びk2は同一又は異なって、0~2の整数を示す。]
で表される基である、化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アシッドクロミック染料及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
アゾ化合物の製造には、ジアゾカップリング反応が採用されることが一般的である。ジアゾカップリング反応は、アミノ基を有する芳香族化合物と亜硝酸ナトリウムを酸性条件下で反応させて芳香族ジアゾニウム化合物を得た後に、得られた芳香族ジアゾニウム化合物と、基質である電子供与基を有する芳香族化合物とを反応させることにより合成される(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
しかしながら、上記のジアゾカップリング反応は、大部分の報告が塩基性条件での反応を必要としている。
【0004】
一方、例えば、アミノ基を有する芳香族化合物とニトロソ基を有する芳香族化合物とを、触媒の存在下に反応させることが知られている(例えば、非特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
Dyes and Pigments 2022, 199, 110050.
Molecules 2023, 28, 6741.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、縮合環同士がアゾ基を介して結合したアゾ化合物の報告は極めて少ない。また、このような縮合環同士がアゾ基を介して結合したアゾ化合物の光物性のpH依存性について評価した報告は存在しない。
【0007】
本発明は、上記のような課題を解決しようとするものであり、pHによって光物性が変化するアシッドクロミック染料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を鑑み、鋭意検討した結果、本発明者らは、特定の構造のアミノ基を有する縮合環化合物を基質として、好ましくは酸性条件で亜硝酸化合物と反応させた場合、縮合環同士がアゾ基を介して結合したジアゾ化合物を得ることができ、有機溶媒中に溶解させた場合には、pHによって光物性が変化するアシッドクロミック染料となることを見出した。本発明者らは、このような知見に基づき、さらに鋭意研究を重ね、本発明を完成させた。すなわち、本発明は以下の構成を包含する。
【0009】
項1.一般式(1):
【0010】
TIFF
2025133641000001.tif
11
170
[式中、Ar

は、置換若しくは非置換アミノ基を有する縮合芳香環を示す。Ar

は縮合芳香環を示す。]
で表される化合物を含有する、アシッドクロミック染料。
(【0011】以降は省略されています)

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