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公開番号
2025130514
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-08
出願番号
2024027735
出願日
2024-02-27
発明の名称
回転機構
出願人
国立大学法人東海国立大学機構
代理人
個人
主分類
F16H
19/02 20060101AFI20250901BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】多自由度の回転を実現する簡易な構成の回転機構を提供する。
【解決手段】回転機構1は、球体10と球体10を通る第1軸Ax1まわりに回転させる第1駆動ユニット14と、球体10を通る第2軸Ax2まわりであって球体10とともに第1軸Ax1まわりに回転可能で第2軸Ax2まわりに回転させる第2駆動ユニット16とを備える。球体10は外表面10aに、第1歯部10bと、第2歯部10cとを有し、第1歯部10bは、外表面10aに沿って並び、第2軸Ax2まわりに回転した回転体形状の複数の歯10dを含み、第2歯部10cは、第2軸Ax2を環囲し外表面10aに沿って並ぶ複数の歯10eを有し、第1駆動ユニット14は第1歯部10bに接触し球体10を第1軸Ax1まわりに回転させ、第2駆動ユニット16は球体10とともに第1軸Ax1まわりに回転可能で球体10の第2歯部10cに接触し球体10を第2軸Ax2まわりに回転させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
球体と、
前記球体を、前記球体を通る第1軸まわりに回転させる第1駆動ユニットと、
前記球体を、前記球体を通る第2軸まわりであって前記球体とともに前記第1軸まわりに回転する第2軸まわりに回転させる第2駆動ユニットと、
を備え、
前記球体は、外表面に、第1歯部と、第2歯部と、を有し、
前記第1歯部は、前記第2軸を含む仮想平面において前記外表面に沿って並ぶ複数の歯であって、前記第2軸まわりに回転した回転体形状の複数の歯を含み、
前記第2歯部は、前記第2軸を環囲するように前記外表面に沿って並ぶ複数の歯を有し、
前記第1駆動ユニットは、前記球体の前記第1歯部に接触して前記球体を第1軸まわりに回転させ、
前記第2駆動ユニットは、前記球体とともに前記第1軸まわりに回転可能であり、前記球体の前記第2歯部に接触して前記球体を第2軸まわりに回転させる回転機構。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記第2歯部は、前記第1歯部と重なり合う請求項1に記載の回転機構。
【請求項3】
前記第1駆動ユニットは、前記第1歯部に噛み合い可能な歯部を有する複数N
1
(N
1
は2以上の整数)個の駆動部材を有し、前記N
1
個の駆動部材はそれぞれ、隣接する駆動部材に対して(0以上の整数+1/N
1
)ピッチずれて前記第1歯部に対向配置され、前記N
1
個の駆動部材を順々に前記第1歯部に向かって並進移動させて前記第1歯部に接触させることにより、前記球体を前記第1軸まわりに回転させ、
前記第2駆動ユニットは、前記第2歯部に噛み合い可能な歯部を有する複数N
2
(N
2
は2以上の整数)個の駆動部材を有し、前記N
2
個の駆動部材はそれぞれ、隣接する駆動部材に対して(0以上の整数+1/N
2
)ピッチずれて前記第2歯部に対向配置され、前記N
2
個の駆動部材を順々に前記第2歯部に向かって並進移動させて前記第2歯部に接触させることにより、前記球体を前記第2軸まわりに回転させる請求項1に記載の回転機構。
【請求項4】
前記球体、第1駆動ユニット、および第2駆動ユニットはそれぞれ、すべての構成部品が非金属製である請求項3に記載の回転機構。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、回転機構に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、2自由度の回転を実現する回転機構を開示する。この回転機構は、内部の球と外側の球殻の両方にモータが配置され、歯車を用いて相手に動力を伝達することで、内部の球を直交する2軸周りに回転させる。つまり、歯車の歯と歯の噛み合いにより動力を伝達するため、確実に大きな動力を伝達することができる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
多田隈建二郎、齋藤寛人、阿部一樹、羽尾伸之介、多田隈理一郎、「2自由度を有する球状全方向駆動歯車機構の研究」、日本ロボット学会誌Vol.36、No.9、pp627-638、2018
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の回転機構は、比較的、構成が複雑である。複雑な構成は、コストの増加を招く。また、複雑な構成は、信頼性の低下など、性能に影響を与える。
【0005】
本開示はかかる状況においてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的の1つは、多自由度の回転を実現する、より簡易な構成の回転機構を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の回転機構は、球体と、球体を、球体を通る第1軸まわりに回転させる第1駆動ユニットと、球体を、球体を通る第2軸まわりであって球体とともに第1軸まわりに回転する第2軸まわりに回転させる第2駆動ユニットと、を備える。球体は、外表面に、第1歯部と、第2歯部と、を有する。第1歯部は、第2軸を含む仮想平面において外表面に沿って並んだ複数の歯であって、第2軸まわりに回転した回転体形状の複数の歯を含む。第2歯部は、第1軸を含む仮想平面において外表面に沿って並んだ複数の歯を有する。第1駆動ユニットは、球体の第1歯部に接触して球体を第1軸まわりに回転させ、第2駆動ユニットは、球体とともに第1軸まわりに回転可能であり、球体の第2歯部に接触して球体を第2軸まわりに回転させる。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、多自由度の回転を実現する、より簡易な構成の回転機構を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係る回転機構の斜視図である。
図1の回転機構の平面図である。
図1の回転機構の断面図である。
図1の回転機構の断面図である。
図5(a)~(c)は、図1の回転機構の動作原理を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、好適な実施の形態について図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、開示を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも開示の本質的なものであるとは限らない。
【0010】
図1~4は、実施の形態に係る回転機構1を示す図である。図1は回転機構1の斜視図であり、図2は回転機構1の上面図であり、図3は図2の回転機構1のA-A線断面図であり、図4は図3の回転機構1のB-B線断面図である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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