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公開番号
2025126201
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-28
出願番号
2025103489,2025505687
出願日
2025-06-19,2024-03-08
発明の名称
ミラー装置
出願人
国立大学法人東海国立大学機構
代理人
個人
主分類
G21K
1/06 20060101AFI20250821BHJP(核物理;核工学)
要約
【課題】色収差の少ない光学系の開口数を向上させる。
【解決手段】ミラー装置10は、光線20が入射する第1反射面22を有する第1ミラー12と、第1反射面22の法線方向に第1反射面22から離れて位置する第2ミラー14と、を備える。第2ミラー14は、光線20が入射する第2反射面24と、第2反射面24とは反対側の面26とを有し、反対側の面26が第1反射面22と対向し、第2反射面24が形状可変である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
光線が入射する第1反射面を有する第1ミラーと、
前記第1反射面の法線方向に前記第1反射面から離れて位置する第2ミラーと、を備え、
前記第2ミラーは、光線が入射する第2反射面と、前記第2反射面とは反対側の面とを有し、前記反対側の面が前記第1反射面と対向し、前記第2反射面が形状可変である、ミラー装置。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記第1反射面および前記第2反射面の少なくとも一方は、全反射ミラーである、請求項1に記載のミラー装置。
【請求項3】
前記第1反射面および前記第2反射面の少なくとも一方は、積層数が100以下である多層膜ミラーである、請求項1に記載のミラー装置。
【請求項4】
前記第1反射面および前記第2反射面のそれぞれは、少なくとも光軸方向に曲率を有する、請求項1に記載のミラー装置。
【請求項5】
前記第2ミラーの厚さは、10μm以上1mm以下である、請求項1に記載のミラー装置。
【請求項6】
前記第1ミラーと前記第2ミラーの間の間隔は、50μm以上5mm以下である、請求項1に記載のミラー装置。
【請求項7】
前記第2ミラーは、
前記第2反射面および前記反対側の面を有する圧電基板と、
前記第2反射面に位置する第1電極と、
前記反対側の面に位置する第2電極と、
前記第1電極と前記第2電極の間に電圧を印加する電源と、を備える、請求項1に記載のミラー装置。
【請求項8】
前記第1電極および前記第2電極の少なくとも一方の外周形状は、角を丸めた多角形である、請求項7に記載のミラー装置。
【請求項9】
前記圧電基板の厚さは、10μm以上1mm以下である、請求項7に記載のミラー装置。
【請求項10】
前記圧電基板の厚さは、光軸方向にテーパー状に変化する、請求項7に記載のミラー装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2023年3月9日に出願された日本国特許出願2023-036579号および2023年4月28日に出願された日本国特許出願2023-074850号の優先権を主張し、これらの全体が参照により本書に組み込まれる。
続きを表示(約 1,400 文字)
【0002】
(技術分野)
本開示は、ミラー装置、光学装置およびレーザー核融合炉に関する。
【背景技術】
【0003】
X線分析技術は、学術分野および産業界において広く利用されている。近年では、XAFS(X-ray Absorption Fine Structure)や蛍光X線を利用して、対象物の元素ごとの局所構造を分析するX線顕微分光イメージングが注目されている。X線顕微分光イメージングでは、広範なX線波長を利用するため、色収差の少ないX線光学系が求められる。
【0004】
X線光学系に用いられる光学素子として、屈折を利用する複合屈折レンズ、回折を利用するフレネルゾーンプレート、反射を利用する斜入射全反射ミラーなどがある。このうち、斜入射全反射ミラーは、X線の利用効率が高く、色収差が少ないという利点を有する。さらに、コマ収差のない光学系として、四つの斜入射全反射ミラーを用いたAKB(Advanced Kirkpatrick-Baez)ミラー光学系がある。また、X線光学系の光学特性を可変にするため、全反射ミラーに圧電素子を貼り付け、圧電素子の変形量によって反射面の形状を制御する形状可変ミラーも利用されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-21897号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
X線顕微分光イメージングでは、30nm程度の空間分解能が報告されているが、さらなる高空間分解能の実現が要請されている。空間分解能を高めるためには、X線光学系の開口数(NA)を大きくすることが有効である。しかしながら、開口数を大きくしようとすると、斜入射全反射ミラーにおけるX線の斜入射角が大きくなり、全反射条件を満たさなくなってしまう。ブラッグ反射を利用する多層膜ミラーを利用すれば、X線の斜入射角を大きくできるが、色収差が発生してしまう。
【0007】
本開示はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その例示的な目的の一つは、色収差の少ない光学系の開口数を向上させる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示のある態様のミラー装置は、光線が入射する第1反射面を有する第1ミラーと、第1反射面の法線方向に第1反射面から離れて位置する第2ミラーと、を備える。第2ミラーは、光線が入射する第2反射面と、第2反射面とは反対側の面とを有し、反対側の面が第1反射面と対向し、第2反射面が形状可変である。
【0009】
本開示の別の態様のミラー装置は、光線が入射する反射面と、反射面とは反対側の面とを有する圧電基板と、反射面に設けられる第1電極と、反対側の面に設けられる第2電極と、第1電極と第2電極の間に電圧を印加する電源と、を備える。圧電基板は、反射面を有する第1圧電層と、反対側の面を有する第2圧電層とを備える。第2圧電層は、第1圧電層と同一材料であり、第1圧電層とは分極方向が反対である。
【0010】
本開示のさらに別の態様の光学装置は、本開示のある態様のミラー装置を含む光学系と、光学系から出射する光線を検出する検出部と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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