TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025145849
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024046309
出願日2024-03-22
発明の名称情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、および、コンピュータプログラム
出願人国立大学法人東海国立大学機構
代理人弁理士法人アルファ国際特許事務所
主分類A01G 7/00 20060101AFI20250926BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】植物の生育状態の推定精度を向上させる。
【解決手段】情報処理装置は、学習済みモデルを取得するモデル取得部と、推定処理部とを備える。学習済みモデルは、栽培される特定種類の植物を撮影した画像に関する画像情報と、1年におけるどの時期に撮影を行ったかを示す撮影時期情報と、を含む第1情報を説明変数とし、植物の生育状態を示す第2情報を目的変数として、所定の機械学習を行うことにより作成されたモデルである。推定処理部は、推定対象の植物についての第1情報と、学習済みモデルとを用いて、植物の生育状態を推定する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
情報処理装置であって、
学習済みモデルを取得するモデル取得部であって、前記学習済みモデルは、栽培される特定種類の植物を撮影した画像に関する画像情報と、1年におけるどの時期に前記撮影を行ったかを示す撮影時期情報と、を含む第1情報を説明変数とし、前記植物の生育状態を示す第2情報を目的変数として、所定の機械学習を行うことにより作成されたモデルである、モデル取得部と、
推定対象の前記植物についての前記第1情報と、前記学習済みモデルとを用いて、前記植物の生育状態を推定する推定処理部と、
を備える、情報処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記撮影時期情報は、前記撮影を行った月を示す情報である、情報処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記撮影時期情報は、前記撮影を行った季節を示す情報である、情報処理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記第2情報は、前記生育状態として、前記植物のサイズと、前記植物の生育度と、前記植物の収穫期間と、の少なくとも1つを示す情報である、情報処理装置。
【請求項5】
情報処理装置であって、
学習済みモデルを取得するモデル取得部であって、前記学習済みモデルは、栽培される特定種類の植物を撮影した画像に関する画像情報を含む第1情報を説明変数とし、前記植物の収穫期間を示す第2情報を目的変数とし、所定の機械学習を行うことにより作成されたモデルである、モデル取得部と、
推定対象の前記植物についての前記第1情報と、前記学習済みモデルとを用いて、前記植物の収穫期間を推定する推定処理部と、
を備える、情報処理装置。
【請求項6】
請求項5に記載の情報処理装置であって、
前記収穫期間は、収穫開始日と収穫終了日とにより規定される、情報処理装置。
【請求項7】
請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
前記第1情報は、さらに、前記植物の栽培開始から前記撮影までの経過時間を示す経過時間情報を含む、情報処理装置。
【請求項8】
請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
前記画像情報は、前記画像における色空間の各成分の頻度分布を示す情報である、情報処理装置。
【請求項9】
請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の情報処理装置であって、さらに、
栽培中の前記植物を複数の日時に撮影することにより生成された複数の画像と、前記植物の生育状態を示す情報と、が関連付けられた訓練データを取得する訓練データ取得部を備え、
前記モデル取得部は、前記訓練データを用いた前記機械学習を行うことにより、前記学習済みモデルを作成する、情報処理装置。
【請求項10】
請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の情報処理装置と、
前記情報処理装置との間で通信ネットワークを介して通信可能な端末装置と、
を備える情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、さらに、前記推定処理部による推定結果を示す情報を、前記通信ネットワークを介して前記端末装置に向けて送信する情報送信部を備える、
情報処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術は、栽培中の植物の生育状態を推定する情報処理に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、植物(葉物野菜、果樹、花き類等)の栽培の効率化や最適化のための技術が種々提案されている。例えば、篤農家が行った果樹栽培において、果樹を撮影した画像から果実のサイズおよび葉面積の積算値を求め、果実のサイズおよび葉面積の積算値に基づき果実の生育状態を近似した生育曲線を決定し、該生育曲線を用いて栽培の果実の生育状態を評価し、該評価結果に基づき果実の収穫日を予測する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-187259号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の技術は、生育状態の推定精度について向上の余地がある。
【0005】
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示される技術は、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
【0007】
(1)本明細書に開示される情報処理装置は、学習済みモデルを取得するモデル取得部と、推定処理部とを備える。前記学習済みモデルは、栽培される特定種類の植物を撮影した画像に関する画像情報と、1年におけるどの時期に前記撮影を行ったかを示す撮影時期情報と、を含む第1情報を説明変数とし、前記植物の生育状態を示す第2情報を目的変数として、所定の機械学習を行うことにより作成されたモデルである。推定処理部は、推定対象の前記植物についての前記第1情報と、前記学習済みモデルとを用いて、前記植物の生育状態を推定する。本情報処理装置によれば、1年における時期毎の植物の生育の相違を反映した推定を実現することができ、植物の生育状態の推定精度を向上させることができる。
【0008】
(2)上記情報処理装置において、前記撮影時期情報は、前記撮影を行った月を示す情報であるとしてもよい。本構成によれば、1年における月毎の植物の生育の相違を反映した推定を実現することができ、植物の生育状態の推定精度をさらに向上させることができる。
【0009】
(3)上記情報処理装置において、前記撮影時期情報は、前記撮影を行った季節を示す情報であるとしてもよい。本構成によれば、1年における季節毎の植物の生育の相違を反映した推定を実現することができ、情報量の増大を抑制しつつ、植物の生育状態の推定精度を向上させることができる。
【0010】
(4)上記情報処理装置において、前記第2情報は、前記生育状態として、前記植物のサイズと、前記植物の生育度と、前記植物の収穫期間と、の少なくとも1つを示す情報であるとしてもよい。本構成によれば、上記学習済みモデルを用いて、植物のサイズと、植物の生育度と、植物の収穫期間と、の少なくとも1つを、高精度に推定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

国立大学法人東海国立大学機構
気体分離装置
2日前
国立大学法人東海国立大学機構
表面処理方法
23日前
国立大学法人東海国立大学機構
微小重力環境用洗浄装置
29日前
国立大学法人東海国立大学機構
加工装置および切屑切断装置
1か月前
国立大学法人東海国立大学機構
健康支援装置および献立提供方法
16日前
ニチコン株式会社
給電システム
2日前
日新電機株式会社
化学蓄熱反応器
1か月前
豊田合成株式会社
歩行相判定支援システム
1か月前
三菱マテリアル株式会社
表面被覆切削工具
10日前
国立大学法人東海国立大学機構
銅運搬タンパク質融合チロシナーゼを含む組成物
1か月前
パナソニックインダストリー株式会社
電磁波吸収体
2日前
株式会社SCREENホールディングス
エッチング装置
15日前
国立大学法人東海国立大学機構
構造体及びその製造方法、並びにセグメント及びその製造方法
18日前
国立大学法人東海国立大学機構
画像処理装置、画像処理方法、および、コンピュータプログラム
1か月前
国立大学法人東海国立大学機構
超伝導デバイス、超伝導電磁石、及び超伝導デバイスの製造方法
1か月前
旭化成株式会社
窒化物半導体積層体の製造方法及び窒化物半導体積層体
1か月前
国立大学法人東海国立大学機構
進行性核上性麻痺の治療
1か月前
旭化成株式会社
窒化物半導体積層体の製造方法及び窒化物半導体積層体
1か月前
国立大学法人 筑波大学
殺虫剤、殺虫活性を有する新規化合物及びその用途
15日前
国立大学法人東海国立大学機構
情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、および、コンピュータプログラム
1か月前
公立大学法人名古屋市立大学
換気困難予測装置、換気困難予測方法、及びプログラム
17日前
日本電気株式会社
通信装置、ネットワーク構成システム、通信方法及び通信プログラム
23日前
トヨタ自動車株式会社
ダイヤモンド複合金属薄膜及びダイヤモンド複合金属薄膜の製造方法
8日前
国立大学法人東海国立大学機構
骨形成異常に関する判定を行うシステム、プログラムおよび方法ならびに学習済みモデルの生成方法
1か月前
マリモ電子工業株式会社
鳥獣追払いシステム、鳥獣追払い方法及びプログラム
1か月前
不二サッシ株式会社
床加速度の測定システムおよび測定方法
1か月前
国立大学法人東海国立大学機構
タイトジャンクションの制御剤、有用物質の吸収促進剤、有用物質の吸収促進および漏洩防止剤、並びに、医薬組成物、医薬部外品組成物、化粧品組成物および食品組成物
1か月前
国立大学法人 東京大学
crRNA、タイプI CRISPR-Casシステム、標的DNAを編集する方法、標的DNAが編集された細胞を製造する方法、標的DNAを検出する方法、及びキット
1か月前
国立大学法人東海国立大学機構
腸内細菌叢に占めるコリンセラ属の情報を提供する方法、当該情報を用いたCOVID-19重症化予測方法およびサイトカインストーム重症化予測方法
1か月前
個人
草刈り鋏
1か月前
個人
蠅捕獲器
1か月前
個人
釣り用錘
12日前
個人
蜜蜂保護装置
23日前
個人
噴霧器ノズル
10日前
個人
草刈機用回転刃
1か月前
個人
種子の製造方法
29日前
続きを見る