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公開番号
2025133097
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2025031124
出願日
2025-02-28
発明の名称
加工中の部品を移送するシステム及び方法
出願人
ファナック アメリカ コーポレイション
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B23Q
1/64 20060101AFI20250903BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】加工されている部品を、第1のアクチュエータに固定された第1の治具から、第2のアクチュエータに固定された第2の治具に移送して、部品の未加工面を機械加工のために露出させるためのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】方法は、部品を第1の治具に固定することと、第1の治具に結合された部品の面を除く面を機械加工することとを含む。方法は、第1のアクチュエータを第2のアクチュエータから離れるようにスライドさせ、第1の治具に固定された部品が第2の治具に位置合わせされるように第1及び第2のアクチュエータを操作し、第1のアクチュエータを第2のアクチュエータに向けてスライドさせ、部品を第2の治具に固定し、部品を第1の治具から解放し、第1のアクチュエータを再び第2のアクチュエータから離れるようにスライドさせる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
機械によって加工されている部品を、第1のアクチュエータに取り付けられている第1の治具から第2のアクチュエータに取り付けられている第2の治具に移送する方法であって、
前記部品を前記第1の治具に固定することと、
前記部品が第1の治具に固定されている間に前記部品を機械加工することと、
前記第1のアクチュエータを前記第2のアクチュエータから離れるようにスライドさせることと、
前記第1の治具に固定された部品が前記第2の治具に位置合わせされるように前記第1のアクチュエータ及び第2のアクチュエータを操作することと、
前記第1のアクチュエータを前記第2のアクチュエータに向けてスライドさせることと、
前記部品を前記第2の治具に固定し、前記部品を前記第1の治具から解放することと、
前記第1のアクチュエータを再び前記第2のアクチュエータから離れるようにスライドさせることと、
前記部品の、前記第1の治具に結合されていて機械加工できなかった面を機械加工することと、
を含む、方法。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記第1のアクチュエータ及び前記第2のアクチュエータはロータリアクチュエータである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のアクチュエータ及び前記第2のアクチュエータは並んで配置される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の治具に固定された部品が前記第2の治具に位置合わせされるように前記第1のアクチュエータ及び第2のアクチュエータを操作することは、前記第1のアクチュエータを直立位置から時計回り又は反時計回りに90°回転させることと、前記第2のアクチュエータを直立位置から反対の時計回り又は反時計回りに90°回転させることとを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記部品が前記第1の治具に結合されていたときに機械加工できなかった前記部品の面を機械加工することは、前記第2のアクチュエータを前記直立位置に回転させることを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記部品を機械加工することは、X-Y-Z方向に移動可能な工具を使用することを含み、前記第1のアクチュエータ及び前記第2のアクチュエータはY方向に回転し、前記第1のアクチュエータはY方向にスライドする、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記部品を機械加工することは、X-Y-Z方向に移動可能な工具を使用することを含み、前記第1のアクチュエータ及び前記第2のアクチュエータはZ方向に回転する、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の治具及び前記第2の治具は、前記部品を保持するための万力を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
機械によって部品を加工する方法であって、前記機械は、第1のロータリアクチュエータ、前記第1のロータリアクチュエータに結合された第1の治具、第2のロータリアクチュエータ、及び前記第2のロータリアクチュエータに結合された第2の治具を備え、前記第1のロータリアクチュエータ及び前記第2のロータリアクチュエータは並んで配置されており、前記方法は、
前記部品を前記第1の治具に固定することと、
前記部品が第1の治具に固定されている間に前記部品を機械加工することと、
前記第1のロータリアクチュエータを前記第2のロータリアクチュエータから離れるようにスライドさせることと、
前記第1の治具に固定された部品が前記第2の治具に位置合わせされるように前記第1のロータリアクチュエータ及び第2のロータリアクチュエータを操作し、前記第1のロータリアクチュエータを直立位置から時計回り又は反時計回りに90°回転させ、前記第2のロータリアクチュエータを直立位置から反対の時計回り又は反時計回りに90°回転させることと、
前記第1のロータリアクチュエータを前記第2のロータリアクチュエータに向けてスライドさせることと、
前記部品を前記第2の治具に固定し、前記部品を前記第1の治具から解放することと、
前記第1のロータリアクチュエータを再び前記第2のロータリアクチュエータから離れるようにスライドさせることと、
前記第2のロータリアクチュエータを前記直立位置にスライドさせることと、
前記部品の、前記第1の治具に結合されていて機械加工できなかった面を機械加工することと、
を含む、方法。
【請求項10】
前記部品を機械加工することは、X-Y-Z方向に移動可能な工具を使用することを含み、前記第1のロータリアクチュエータ及び前記第2のロータリアクチュエータはY方向に回転する、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2022年9月7日に提出された、タイトルを「In-Process Part Machining Orientation Change/Index」とする米国仮出願第63/374837号の優先日の利益を主張する、2023年9月1日に提出された、タイトルを「In-Process Part Machining Orientation Change/Index」とする米国出願第18/459648号の一部継続出願(CIP)である。
続きを表示(約 1,800 文字)
【0002】
本開示は、広くは、加工されている部品をある治具から他の治具へ移送するシステム及び方法に関し、特には、スライドに取付けられたある治具に固定された部品の未加工面が加工のために露出するように、整列された回転アクチュエータを使用して、加工されている部品をある治具から他の治具へ移送するシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
特定の用途のために部品を機械加工するとき、例えば、部品のブランクから部品に成形するための金属を除去したり、部品に穴を開けたりするときに、部品はCNC機械や旋盤等の機械の治具に、手動で、又は、部品若しくはブランクを例えば部品の容器から取り出すロボットによって配置される。部品は、その1つの面において機械式チャックや空圧装置等の治具によって保持され、これにより、部品の他の全て面(例えば部品が立方体の場合はその5つの面)に機械がアクセス可能となる。部品が治具に保持されている間にその部品を加工するために、X-Y-Z方向に移動可能な工作機械又は複数の工具が使用される。治具は、例えばY方向に部品を時計回り及び反時計回りの双方に回転させるアクチュエータに固定可能であり、これにより別の自由度の軸が加工用に提供される。部品をX方向に回転させるロータリアクチュエータに結合された追加の治具を設けることもできる。コンピュータ制御の操作により、ツール及びアクチュエータが制御され、あらゆる角度から所望の方法で部品を加工する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
部品の機械加工がここまで完了したら、通常は、治具に保持されている部品の面を次に機械加工する必要がある。これを行うには、部品は手動で又はロボットによって治具から取り外され、裏返され、既に加工済の面が保持されるように治具に戻され、これにより工具は未加工の面にアクセス可能となる。或いは、部分的に機械加工された部品を、工具が未加工の面にアクセスできるように同じ機械内の別の治具に配置したり、別の機械内の治具に配置したりすることもできる。効率、加工時間の短縮、費用の削減等のためには、部品をある治具から別の治具に変更して、ある治具に保持された部品の面を機械加工するステップを簡素化することが望ましい場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下の議論は、加工されている部品を第1の治具から第2の治具に移送して、部品の未加工面を機械加工のために露出させるためのシステム及び方法を開示し、説明するものであり、第1の治具は第1のアクチュエータに固定され、第2の治具は第2のアクチュエータに固定される。この方法は、部品を第1の治具に固定することと、第1の治具に結合された部品の面を除く部品の面を機械加工することとを含む。この方法は、第1のアクチュエータを第2のアクチュエータから離れるようにスライドさせ、第1の治具に固定された部品が第2の治具に位置合わせされるように第1のアクチュエータ及び第2のアクチュエータを操作し、第1のアクチュエータを第2のアクチュエータに向けて戻すようにスライドさせ、部品を第2の治具に固定し、部品を第1の治具から解放し、再び第1のアクチュエータを第2のアクチュエータから離れるようにスライドさせる。次にこの方法は、部品が第1の治具に結合されたときに機械加工できなかった部品の面を機械加工する。
【0006】
本開示の追加の特徴は、添付の図面と併せて、以下の説明及び特許請求の範囲から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0007】
回転可能な2つの治具を有する、部品を加工するための機械の切欠き等角図であり、これらの治具は、部品を一方の治具から他方の治具に移送するように構成され、これにより一方の治具に固定された部品の未加工面は、部品が他方の治具に固定されたときに機械加工のために露出され得る。
【0008】
図1に示した機械の切欠き等角図であり、部品を一方の治具から他方の治具に移送するように互いに方向付けされた複数の治具を示す。
【0009】
図1に示した機械の切欠き等角図であり、部品が一方の治具から他方の治具に移送された後を示す。
【0010】
機械加工された後の部品の一例を示す切欠き等角図である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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