TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025132577
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024030240
出願日
2024-02-29
発明の名称
アンモニア含有廃液の中和処理システム及びアンモニア含有廃液の中和処理方法
出願人
三菱化工機株式会社
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
C02F
1/66 20230101AFI20250903BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】アンモニアを含む廃液を効率よく中和することができるアンモニア含有廃液の中和処理システムを提供すること。
【解決手段】アンモニア含有廃液の中和処理システム100は、アンモニアAMが含まれる廃液WFを中和する。アンモニア含有廃液の中和処理システム100は、一つまたは複数のスラッジタンク700と、スラッジタンク700に廃液WFを供給するスラッジ排出ライン160と、スラッジタンク700に中和剤Nを供給する中和剤供給ライン170と、廃液WFのpH、または、廃液WFのアンモニア濃度を計測するセンサ720と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
アンモニアが含まれる廃液を中和するアンモニア含有廃液の中和処理システムであって、
一つまたは複数のスラッジタンクと、
前記スラッジタンクに前記廃液を供給するスラッジ排出ラインと、
前記スラッジタンクに中和剤を供給する中和剤供給ラインと、
前記廃液のpH、または、前記廃液のアンモニア濃度を計測するセンサと、を備える、
アンモニア含有廃液の中和処理システム。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
スラッジを排出するスラッジ排出ラインと、
前記スラッジ排出ラインの端部に設けられる一つまたは複数の廃液タンクと、
前記廃液タンクからの廃液を貯留するスラッジタンクと、
前記スラッジタンクに前記廃液を供給する廃液排出ラインと、
前記廃液タンクに中和剤を供給する中和剤供給ラインと、
前記廃液タンクの前記廃液のpH、または、前記廃液のアンモニア濃度を計測するセンサと、を備える、
アンモニア含有廃液の中和処理システム。
【請求項3】
前記中和剤は、酸性成分を有する
請求項1または請求項2に記載のアンモニア含有廃液の中和処理システム。
【請求項4】
前記センサは、pH計測器またはアンモニアセンサのいずれか一方または両方である、
請求項1または請求項2に記載のアンモニア含有廃液の中和処理システム。
【請求項5】
前記中和剤には、クエン酸が含有される、
請求項1または請求項2に記載のアンモニア含有廃液の中和処理システム。
【請求項6】
前記スラッジタンクに酸化鉄を含有する無害化剤を供給する無害化剤供給ラインを備える、
請求項1または請求項2に記載のアンモニア含有廃液の中和処理システム。
【請求項7】
前記廃液タンクに酸化鉄を含有する無害化剤を供給する無害化剤供給ラインを備える、
請求項2に記載のアンモニア含有廃液の中和処理システム。
【請求項8】
前記スラッジタンク内には、前記廃液を撹拌する撹拌機能を持つ装置が設けられている、
請求項1に記載のアンモニア含有廃液の中和処理システム。
【請求項9】
前記廃液タンク内には、前記廃液を撹拌する撹拌機能を持つ装置が設けられている、
請求項2に記載のアンモニア含有廃液の中和処理システム。
【請求項10】
前記スラッジタンクには、当該スラッジタンクに水を供給するための投入水供給ラインが設けられている、
請求項1に記載のアンモニア含有廃液の中和処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アンモニア含有廃液の中和処理システム及びアンモニア含有廃液の中和処理方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
地球温暖化の推進対策としては、温室効果ガスである二酸化炭素を燃焼時に排出しないアンモニア燃料が、カーボンニュートラル社会の実現に向けた有望なエネルギーとして注目されている。近年では、液体アンモニアを燃料とするアンモニア燃焼ガスタービン、及び、アンモニア燃焼エンジン機関の実用化が進められている。また、液体アンモニアを燃料とするいわゆるゼロエミッション船としてのアンモニア燃料船の運航に向けた開発も進められている。
【0003】
しかし、液体アンモニアを船舶等の燃料に使用した場合は、機関の未燃アンモニアガスが潤滑油中の水分内に溶解する。その水分は、運転中の湿気やエンジン停止後の結露によって、潤滑油中に混入する。その水分が除去されずに機関が稼働した場合は、機関内のアンモニア濃度が上昇して、アンモニアが潤滑油中の水分内に溶解する。アンモニア水、アンモニア雰囲気に晒された材料は、腐食し易いという問題点がある。このため、アンモニアを含む潤滑油等は、廃液として処分される。
【0004】
このようなアンモニアを含む廃液は、回収タンクに回収したり、中和したりしている(例えば、特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6934555号公報
特許第3863610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
船内及び陸上発電所設備において、回収タンク等の設置スペースは限られているので、アンモニアを含む廃液は、さらに効率よく中和できることが望まれている。
【0007】
そこで、本発明は、前記した問題点を解決し、アンモニアを含む廃液を効率よく中和することができるアンモニア含有廃液の中和処理システム及びアンモニア含有廃液の中和処理方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために、本発明は、アンモニアが含まれる廃液を中和するアンモニア含有廃液の中和処理システムであって、一つまたは複数の廃液タンクもしくはスラッジタンクと、前記廃液タンクもしくはスラッジタンクに前記廃液を供給するスラッジ排出ラインと、前記廃液タンクもしくはスラッジタンクに中和剤を供給する中和剤供給ラインと、前記廃液のpH、または、前記廃液のアンモニア濃度を計測するセンサと、を備える。
【0009】
また、本発明のアンモニア含有廃液の中和処理システムは、スラッジを排出するスラッジ排出ラインと、前記スラッジ排出ラインの端部に設けられる一つまたは複数の廃液タンクと、前記廃液タンクからの廃液を貯留するスラッジタンクと、前記スラッジタンクに前記廃液を供給する廃液排出ラインと、前記廃液タンクに中和剤を供給する中和剤供給ラインと、前記廃液タンクの前記廃液のpH、または、前記廃液のアンモニア濃度を計測するセンサと、を備える。
【0010】
また、本発明は、アンモニアが含まれる廃液を中和するアンモニア含有廃液の中和処理方法であって、前記廃液のpH、または、アンモニア濃度をセンサで計測して、前記センサによって計測した前記廃液のpHの測定値、または、前記廃液のアンモニア濃度の測定値のいずれか一方または両方に応じて、前記廃液に中和剤を添加して前記廃液を中和する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
三菱化工機株式会社
アンモニア含有廃液の中和処理システム及びアンモニア含有廃液の中和処理方法
4日前
三菱化工機株式会社
潤滑油清浄システム及び潤滑油清浄方法
1か月前
三菱化工機株式会社
分離モジュール、分離装置及び分離システム
10日前
日本ソリッド株式会社
ダム湖の取水方法
4日前
宗教法人立善寺
汚染物質回収装置
19日前
東芝ライテック株式会社
液体処理装置
1か月前
個人
浄化処理装置
4日前
株式会社バンブーケミカル研究所
流体除菌機器
4日前
栗田工業株式会社
有機物含有排水の処理方法
5日前
WOTA株式会社
排水処理システム及び排水処理方法
3日前
WOTA株式会社
排水処理システム及び排水処理方法
3日前
WOTA株式会社
排水処理システム及び排水処理方法
3日前
オルガノ株式会社
水処理方法および水処理装置
1か月前
三菱ケミカル・クリンスイ株式会社
浄水器
16日前
オルガノ株式会社
水処理装置およびその運転方法
26日前
オルガノ株式会社
水処理装置およびその運転方法
26日前
株式会社ハタノ製作所
銀イオン水生成装置
25日前
オルガノ株式会社
水処理装置およびその運転方法
9日前
株式会社ハタノ製作所
銀イオン水生成装置
25日前
株式会社ハタノ製作所
銀イオン水生成装置
25日前
株式会社ハタノ製作所
銀イオン水生成装置
25日前
株式会社ハタノ製作所
銀イオン水生成装置
25日前
オルガノ株式会社
電気式脱イオン水製造装置
19日前
株式会社ササクラ
造水システム
5日前
株式会社ササクラ
造水システム
3日前
個人
撹拌装置及び撹拌装置を用いた養殖方法
20日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
軟水化装置
5日前
栗田工業株式会社
電気脱イオン装置及びその運転方法
1か月前
オルガノ株式会社
水処理システムおよびその運転方法
12日前
バイオアイ株式会社
磁気装置
27日前
オルガノ株式会社
水処理システムおよびその運転方法
11日前
前田建設工業株式会社
水処理方法
18日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
電解水供給装置
1か月前
栗田工業株式会社
2段電気脱イオンシステムの運転方法
6日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
電解水供給装置
1か月前
株式会社水素生活
水素浴用気泡生成装置
25日前
続きを見る
他の特許を見る