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公開番号2025132032
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024029334
出願日2024-02-29
発明の名称信号送信装置
出願人NTT株式会社,パナソニックコネクト株式会社
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類H04B 1/74 20060101AFI20250903BHJP(電気通信技術)
要約【課題】運用系と予備系とを備えるシステムにおいて、簡易な方法で中継伝送区間における伝送線の接続間違い等による異常を迅速に判断すること。
【解決手段】運用系のネットワーク又は予備系のネットワークのいずれかに備えられる信号送信装置であって、系設定を行う系情報設定部と、系情報設定部が行った系設定の情報に基づいて監視のためのパイロット信号の周波数、又は、パイロット信号で搬送する変調信号の周波数を決定するパイロット信号設定部と、パイロット信号設定部が決定した周波数に基づいて、パイロット信号を生成するパイロット信号生成部と、を備える信号送信装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
運用系のネットワーク又は予備系のネットワークのいずれかに備えられる信号送信装置であって、
系設定を行う系情報設定部と、
前記系情報設定部が行った系設定の情報に基づいて監視のためのパイロット信号の周波数、又は、前記パイロット信号で搬送する変調信号の周波数を決定するパイロット信号設定部と、
前記パイロット信号設定部が決定した周波数に基づいて、パイロット信号を生成するパイロット信号生成部と、
を備える信号送信装置。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記パイロット信号設定部は、
特定の時間周期で、前記パイロット信号の周波数、又は、前記パイロット信号で搬送する変調信号の周波数を決定する、
請求項1に記載の信号送信装置。
【請求項3】
前記系設定の情報は、特定の状態を示す値であり、
前記パイロット信号設定部は、
前記系設定の情報で示される値と、1つ周波数の情報とが対応付けられたテーブルを参照し、前記系情報設定部が行った系設定の情報で示される値に対応付けられている1つの周波数を、前記パイロット信号の周波数、又は、前記パイロット信号で搬送する変調信号の周波数として決定する、
請求項1又は2に記載の信号送信装置。
【請求項4】
前記系設定の情報は、特定の状態を示す値であり、
前記パイロット信号設定部は、
前記系設定の情報で示される値と、周期で異なる複数の周波数の情報とが対応付けられたテーブルを参照し、前記系情報設定部が行った系設定の情報で示される値に対応付けられている複数の周波数のうち該当する周期の周波数を、前記パイロット信号の周波数、又は、前記パイロット信号で搬送する変調信号の周波数として決定する、
請求項1又は2に記載の信号送信装置。
【請求項5】
入力信号と、前記パイロット信号生成部が生成するパイロット信号とを合波する合波部と、
前記合波部によって合波された信号を光変調して光信号に変換する変換部と、をさらに備える、
請求項1又は2に記載の信号送信装置。
【請求項6】
入力信号と、前記パイロット信号生成部が生成するパイロット信号とを合波する合波部と、
前記合波部によって合波された信号をFM(Frequency Modulation)一括変換してFM一括変換信号を生成するFM一括変換部と、
前記FM一括変換部によって生成された前記FM一括変換信号を光変調して光信号に変換する変換部と、をさらに備える、
請求項1又は2に記載の信号送信装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、信号送信装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、信号送信装置として、入力信号の監視用に用いるパイロット信号を生成するパイロット信号生成部を備える信号送信装置が知られている(例えば、非特許文献1及び2参照)。このような信号送信装置では、パイロット信号を入力信号と合波した後に信号調整を行って送信する。従来の信号伝送システムでは、信頼性や耐障害性を高めるためにネットワークを2重化する構成がとられている。
【0003】
図11は、従来の信号伝送システム100の構成例を示す図である。信号伝送システム100は、2台の信号送信装置110-1~110-2と、2台の中継伝送装置120-1~120-2と、分配伝送装置130と、受信装置140とを備える。信号伝送システム100において、信号送信装置110-1と中継伝送装置120-1は、0系のネットワークに属し、信号送信装置110-2と中継伝送装置120-2は、1系のネットワークに属している。0系のネットワークは運用系のネットワークであり、1系のネットワークは予備系のネットワークである。
【0004】
信号送信装置110は、パイロット信号を入力信号と合波した光信号を送出する。なお、信号送信装置110は、FM(Frequency Modulation)一括変換を行うことで長距離伝送時の雑音耐性を向上させることができる。中継伝送装置120は、信号送信装置110から送出された光信号を電気信号に変換した後に、パイロット信号の状態を測定してCNR(Carrer-to-Noise Ratio)エラーの判定を行う。なお、中継伝送装置120は、信号送信装置110においてFM一括変換が行われている場合には、電気信号への変換後にFM復調を行う。中継伝送装置120は、パイロット信号の状態の測定の結果、異常が発見された場合にはエラーを通知する。さらに、中継伝送装置120は、信号送信装置110から送出された光信号を分配伝送装置130に伝送する。
【0005】
分配伝送装置130は、0系のネットワークと1系のネットワークとを切り替えて、中継伝送装置120-1又は中継伝送装置120-2のいずれかから伝送された光信号を受信装置140に伝送する。受信装置140は、分配伝送装置130から伝送された光信号をもとの信号形式に復調する。
【0006】
図12は、従来の信号送信装置110の構成例を示す図である。図12では、信号送信装置の一例として、FM一括変換方式が適用される通信システムに備えられる信号送信装置110を示している。信号送信装置110は、パイロット信号生成部111と、合波部112と、電気信号増幅部113と、FM一括変換信号生成部114と、電気・光変換部115と、光信号増幅部116と、送出部117と、系情報設定部118とを備える。
【0007】
パイロット信号生成部111は、入力信号の監視用に用いるパイロット信号を生成する。合波部112は、信号送信装置110に入力された入力信号と、パイロット信号生成部111から出力されたパイロット信号とを合波して多重信号を生成する。合波部112は、生成した多重信号を電気信号増幅部113に出力する。電気信号増幅部113は、合波部112から出力された多重信号を増幅してFM一括変換信号生成部114に出力する。
【0008】
FM一括変換信号生成部114は、電気信号増幅部113により増幅された多重信号をFM一括変換して、広帯域FM信号であるFM一括変換信号を生成して電気・光変換部115に出力する。電気・光変換部115は、FM一括変換信号生成部114により生成されたFM一括変換信号を光信号に変換して光信号増幅部116に出力する。例えば、電気・光変換部115は、FM一括変換信号を強度変調することによって光信号に変換する。光信号増幅部116は、電気・光変換部115から出力された光信号を増幅して送出部117に出力する。送出部117は、光信号増幅部116により増幅された光信号を出力信号として送出する。系情報設定部118は、IP又はEthernet(登録商標)を介して接続するパーソナルコンピュータ等の通信装置から系情報の設定を受け付け、保持する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0009】
“Transmission equipment for multi-channel television signals over optical access networks by sub-carrier multiplexing (SCM)” ITU-T Rec. J. 186, 2008.
“Transmission equipment for transferring multi-channel television signals over optical access networks by frequency modulation conversion” ITU-T Rec. J. 185, 2012.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
図11に示すように、ネットワークが完全2重化されており、一方を運用系、もう一方を予備系とする伝送において、中継伝送装置120では自装置が運用系又は予備系のいずれであるか判別することができない。そのため、中継伝送区間において伝送線(例えば、光ファイバ等)の繋ぎ間違えがあったとしてもそれを知る方法が存在しない。ここで、中継伝送区間とは、少なくとも信号送信装置110と分配伝送装置130との間の区間を含む。中継伝送装置120に監視用のソフトウェア機能等を導入し、装置に自身の系設定を入力する方法も考えられるが、人手を介するために信号送信装置110の値とは異なる誤った設定をしてしまい、結果として系判定を誤ってしまう可能性がある。また、信号送信装置110の系情報設定部118の設定を、配下の中継伝送装置120に通知することも可能ではあるが、そのための通信ネットワークを別途用意する必要がある上に、通信ネットワーク自体の繋ぎ間違えや設定誤りが起きる可能性もある。このように、従来では、運用系と予備系とを備えるシステムにおいて、簡易な方法で中継伝送区間における伝送線の接続間違い等による異常を迅速に判断することができないという問題があった。このような問題は、信号送信装置がアナログ信号(電気信号)を送出する場合においても同様に生じる問題である。
(【0011】以降は省略されています)

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