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公開番号
2025131997
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024029288
出願日
2024-02-29
発明の名称
半導体装置および外部接続主端子
出願人
富士電機株式会社
代理人
弁理士法人扶桑国際特許事務所
主分類
H01L
25/07 20060101AFI20250903BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】寄生インダクタンスを低減してスイッチング損失の低減化を図る。
【解決手段】外部接続主端子40は、P主端子42とN主端子43を含む。P主端子42は、外部端子42a、絶縁回路基板に対して水平で第1の台形形状を有する水平部42c、および水平部42cから絶縁回路基板に向かって斜め方向または鉛直方向に延伸して形成される接続端子42d1、42d2を含む。N主端子43は、外部端子43a、絶縁回路基板に対して水平で第2の台形形状を有して水平部42cの上方に対して所定距離離隔した位置で第1の台形形状に第2の台形形状が重なり合う水平部43c、および水平部43cから絶縁回路基板に向かって斜め方向または鉛直方向に延伸して形成される接続端子43d1、43d2を含む。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の絶縁回路基板が含まれる絶縁回路基板群と、
外部電源の正極に接続される正極外部端子と、前記正極外部端子に連結して形成され前記絶縁回路基板群に対して水平であって第1の台形形状を有する第1のリードフレーム部と、前記第1のリードフレーム部の端部から前記絶縁回路基板群に向かって斜め方向または鉛直方向に延伸して形成される第1の基板接続部と、を含む第1の主端子と、
前記外部電源の負極に接続される負極外部端子と、前記負極外部端子に連結して形成され前記絶縁回路基板群に対して水平であって第2の台形形状を有し、前記第1のリードフレーム部の上方に対して所定距離離隔して前記第1の台形形状に前記第2の台形形状が重なり合う第2のリードフレーム部と、前記第2のリードフレーム部の端部から前記絶縁回路基板群に向かって斜め方向または鉛直方向に延伸して形成される第2の基板接続部と、を含んで前記第1の主端子の上方に位置する第2の主端子と、を備え、前記第1の主端子と前記第2の主端子とが一体化されている外部接続主端子と、
を有する半導体装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記第1の基板接続部または前記第2の基板接続部の少なくとも一方が前記絶縁回路基板群に向かって斜め方向に延伸される、請求項1記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1の基板接続部は、前記第1のリードフレーム部の水平面に対して30°から80°の範囲内の角度で斜め方向に延伸され、前記第2の基板接続部は、前記第2のリードフレーム部の水平面に対して30°から80°の範囲内の角度で斜め方向に延伸される、請求項2記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1のリードフレーム部および前記第2のリードフレーム部の周囲と、前記第1の台形形状に前記第2の台形形状が重なり合う重畳領域の空間とは、絶縁物でモールドされる、請求項1記載の半導体装置。
【請求項5】
前記絶縁物は、前記第1の基板接続部と前記第2の基板接続部との間に挟まれた突起部を有する、請求項4記載の半導体装置。
【請求項6】
前記突起部の下端部よりも上側まで封止部材が充填される、請求項5記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第1のリードフレーム部は、前記正極外部端子に連結されている第1の長辺側の底と、前記第1の長辺側の底から前記第1の基板接続部に近づくにつれて幅が狭くなる第1の短辺側の底とを含む前記第1の台形形状を有し、
前記第2のリードフレーム部は、前記負極外部端子に連結されている第2の長辺側の底と、前記第2の長辺側の底から前記第2の基板接続部に近づくにつれて幅が狭くなる第2の短辺側の底とを含む前記第2の台形形状を有する、請求項1記載の半導体装置。
【請求項8】
長方形の装置形状を有して短辺側に第1の短辺と第2の短辺とが含まれ、長辺側に第1の長辺と第2の長辺とが含まれ、
前記絶縁回路基板群は、第1の絶縁回路基板、第2の絶縁回路基板、第3の絶縁回路基板および第4の絶縁回路基板を含み、
前記第1の絶縁回路基板に対して前記第1の短辺から前記第2の短辺に向かう第1方向に前記第3の絶縁回路基板が配置され、前記第1の絶縁回路基板に対して前記第1の長辺から前記第2の長辺に向かう第2方向に前記第2の絶縁回路基板が配置され、前記第2の絶縁回路基板に対して前記第1方向であり前記第3の絶縁回路基板に対して前記第2方向に前記第4の絶縁回路基板が配置される場合、
前記装置形状の前記長辺側の中央部にあって、前記第1の絶縁回路基板と前記第3の絶縁回路基板が向かい合う箇所および前記第2の絶縁回路基板と前記第4の絶縁回路基板が向かい合う箇所が含まれる接続エリアに、前記第1のリードフレーム部の前記第1の短辺側の底および前記第2のリードフレーム部の前記第2の短辺側の底が位置し、
前記第1のリードフレーム部の前記第1の長辺側の底および前記第2のリードフレーム部の前記第2の長辺側の底は前記装置形状の前記短辺側の近傍に位置する、
請求項7記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第1の基板接続部は、第1の接続端子および第2の接続端子を含み、前記第2の基板接続部は、第3の接続端子および第4の接続端子を含み、
前記第1の接続端子は、前記接続エリア内の前記第1の絶縁回路基板に敷設されている第1の回路パターンに接続され、前記第2の接続端子は、前記接続エリア内の前記第2の絶縁回路基板に敷設されている第2の回路パターンに接続され、
前記第3の接続端子は、前記接続エリア内の前記第3の絶縁回路基板に敷設されている第3の回路パターンに接続され、前記第4の接続端子は、前記接続エリア内の前記第4の絶縁回路基板に敷設されている第4の回路パターンに接続される、請求項8記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第1の接続端子の前記第1の回路パターンへの接続箇所および前記第2の接続端子の前記第2の回路パターンへの接続箇所を結ぶ第1の線分と、前記第3の接続端子の前記第3の回路パターンへの接続箇所および前記第4の接続端子の前記第4の回路パターンへの接続箇所を結ぶ第2の線分とは平行である、請求項9記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置および外部接続主端子に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体装置において、コレクタ電極接合部およびエミッタ電極接合部が上下方向の位置が等しく所定間隔で左右に隣接されている(例えば、特許文献1を参照)。第1導電板に接続されて基板主面に平行に配線される第1配線部を含む第1リードフレームと、第2導電板に接続されて第1配線部のおもて面に間隙を設けて重畳して配線される第2配線部を含む第2リードフレームとを包含する配線保持部を有する(例えば、特許文献2)。正極側のリードフレームと負極側のリードフレームが互いに重なり合う領域を有する(例えば、特許文献3~6を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-021107号公報
国際公開第2021/029150号
特開2023-000131号公報
特開2023-014524号公報
特開2023-144474号公報
国際公開第2018/142863号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、寄生インダクタンスを低減してスイッチング損失の低減化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、半導体装置が提供される。半導体装置は、絶縁回路基板群と、第1の主端子および第2の主端子が一体化された外部接続主端子とを有する。絶縁回路基板群には、複数の絶縁回路基板が含まれる。第1の主端子は、外部電源の正極に接続される正極外部端子と、正極外部端子に連結して形成され絶縁回路基板群に対して水平であって第1の台形形状を有する第1のリードフレーム部と、第1のリードフレーム部の端部から絶縁回路基板群に向かって斜め方向または鉛直方向に延伸して形成される第1の基板接続部と、を含む。第2の主端子は、外部電源の負極に接続される負極外部端子と、負極外部端子に連結して形成され絶縁回路基板群に対して水平であって第2の台形形状を有し、第1のリードフレーム部の上方に対して所定距離離隔して第1の台形形状に第2の台形形状が重なり合う第2のリードフレーム部と、第2のリードフレーム部の端部から絶縁回路基板群に向かって斜め方向または鉛直方向に延伸して形成される第2の基板接続部と、を含んで第1の主端子の上方に位置する。
また、上記課題を解決するために、外部接続主端子が提供される。外部接続主端子は、第1の主端子と、第2の主端子とを有する。第1の主端子は、外部電源の正極に接続される正極外部端子と、正極外部端子に連結して形成され複数の絶縁回路基板が含まれる絶縁回路基板群に対して水平であって第1の台形形状を有する第1のリードフレーム部と、第1のリードフレーム部の端部から絶縁回路基板群に向かって斜め方向または鉛直方向に延伸して形成される第1の基板接続部と、を含む。第2の主端子は、外部電源の負極に接続される負極外部端子と、負極外部端子に連結して形成され絶縁回路基板群に対して水平であって第2の台形形状を有し、第1のリードフレーム部の上方に対して所定距離離隔して第1の台形形状に第2の台形形状が重なり合う第2のリードフレーム部と、第2のリードフレーム部の端部から絶縁回路基板群に向かって斜め方向または鉛直方向に延伸して形成される第2の基板接続部と、を含んで第1の主端子の上方に位置する。
【発明の効果】
【0006】
1側面によれば、寄生インダクタンスを低減してスイッチング損失を低減化することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
半導体装置の第1の平面図である。
半導体装置の側面図である。
半導体装置の側断面図である。
半導体装置の第2の平面図である。
半導体装置の第3の平面図である。
半導体装置の第4の平面図である。
半導体装置の機能の等価回路を示す図である。
第1の参考例のPN主端子の構成を示す図である。
第2の参考例のPN主端子の構成を示す図である。
第3の参考例のPN主端子の構成を示す図である。
第1、第2、第3の参考例のPN主端子の評価を示す図である。
本実施の形態のPN主端子の構成の一例を示す図である。
PN主端子の接続端子の第1の延伸方向の一例を示す図である。(a)はP主端子の接続端子の延伸方向を示し、(b)はN主端子の接続端子の延伸方向を示している。
PN主端子の接続端子の第2の延伸方向の一例を示す図である。(a)はP主端子の接続端子の延伸方向を示し、(b)はN主端子の接続端子の延伸方向を示している。
P主端子に形成されている接続端子の傾斜角度および接続箇所を説明するための図である。
N主端子に形成されている接続端子の傾斜角度および接続箇所を説明するための図である。
本実施の形態のPN主端子の構成の一例を示す図である。
絶縁物の突起部について説明するための図である。
PN主端子の接続エリアの一例を示す図である。
本実施の形態のPN主端子の評価を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して、実施の形態について説明する。なお、以下の説明において、「おもて面」および「上面」とは、図の半導体装置において、上側(+Z方向)を向いたX-Y面を表す。同様に、「上」とは、図の半導体装置において、上側(+Z方向)の方向を表す。「裏面」および「下面」とは、図の半導体装置において、下側(-Z方向)を向いたX-Y面を表す。同様に、「下」とは、図の半導体装置において、下側(-Z方向)の方向を表す。必要に応じて他の図面でも同様の方向性を意味する。「おもて面」、「上面」、「上」、「裏面」、「下面」、「下」、「側面」は、相対的な位置関係を特定する便宜的な表現に過ぎず、本発明の技術的思想を限定するものではない。例えば、「上」および「下」は、必ずしも地面に対する鉛直方向を意味しない。つまり、「上」および「下」の方向は、重力方向に限定されない。
【0009】
半導体装置について、図1~図3を用いて説明する。図1は半導体装置の第1の平面図である。図2は半導体装置の側面図である。図3は半導体装置の側断面図である。なお、図3は、図1の一点鎖線X1-X1における断面図である。また、図3は、ワイヤの図示を省略している。
【0010】
半導体装置10は、裏面に配置された放熱板21と、放熱板21上に設けられ、側面を覆うケース22を備えている。また、半導体装置10は、放熱板21およびケース22で囲われた収納領域22a内に構成部品を収納し、収納領域22a内の構成部品が封止部材24で封止されている。収納領域22aには、構成部品として、絶縁回路基板や、絶縁回路基板上に配置された半導体チップ、これらを接続するワイヤ等が設けられている。図3には、絶縁回路基板の一部として絶縁回路基板31、33を示している。また、半導体装置10は、外部接続出力端子41と、主端子42(第1の主端子)および主端子43(第2の主端子)を含む外部接続主端子40とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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