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公開番号2025131900
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2025105026,2024079992
出願日2025-06-20,2019-11-22
発明の名称放送受信装置
出願人マクセル株式会社
代理人弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類H04N 21/438 20110101AFI20250902BHJP(電気通信技術)
要約【課題】高度デジタル放送サービスを好適に送信または受信する技術を提供する。
【解決手段】4K放送サービスと2K放送サービスが伝送される放送波を受信する放送受信装置であって、4K放送サービスが格納される第1の階層と、2K放送サービスが格納される第2の階層を有し、2K放送サービスを復調するための第1の受信復調部と、4K放送サービスを復調するための第2の受信復調部を備える。第1の受信復調部における変調方式の識別処理と、第2の受信復調部における変調方式の識別処理には、放送波において第1の階層で伝送される信号の変調方式を示す識別ビットと第2の階層で伝送される信号の変調方式を示す識別ビットとが同一の値を示していても、第1の受信復調部では第1の階層で伝送される信号の変調方式が同期変調であると識別し、第2の受信復調部では第1の階層で伝送される信号の変調方式が差動変調であると識別する状態があるように構成する。
【選択図】図5L
特許請求の範囲【請求項1】
第1の放送サービスと第2の放送サービスとが、ともに伝送される放送波を受信する放送受信装置であって、
前記第1の放送サービスと前記第2の放送サービスとは、前記放送波の所定帯域の周波数帯を複数に分割した周波数セグメントのうち、異なるセグメントの組み合わせから構成される異なる階層のそれぞれに格納されて伝送されるものであり、
前記第1の放送サービスが格納される第1の階層は、前記放送波の垂直偏波の周波数セグメントと水平偏波の周波数セグメントとを用いて構成されるものであり、
前記第2の放送サービスが格納される第2の階層は、前記放送波の前記垂直偏波の周波数セグメントと前記水平偏波の周波数セグメントのうち、少なくともいずれか一方の周波数セグメントとを用いて構成されるものであり、
前記放送波には、前記第1の階層で伝送される信号の変調方式を示す識別ビットが含まれており、前記第2の階層で伝送される信号の変調方式を示す識別ビットが含まれており、
前記放送波を受信して前記第1の放送サービスを復調するための第1の受信復調部と、
前記放送波を受信して前記第2の放送サービスを復調するための第2の受信復調部と、
第1のデコーダと、
前記第1のデコーダと異なる第2のデコーダと、
前記第1のデコーダからの映像と、前記第2のデコーダからの映像とにもとづいて、選択処理または重畳処理を行う処理部と、
を備え、
前記第1の受信復調部における変調方式の識別処理と、前記第2の受信復調部における変調方式の識別処理には、前記放送波において前記第1の階層で伝送される信号の変調方式を示す識別ビットと前記第2の階層で伝送される信号の変調方式を示す識別ビットとが同一の値を示していても、前記第1の受信復調部では前記第1の階層で伝送される信号の変調方式が同期変調であると識別し、前記第2の受信復調部では前記第1の階層で伝送される信号の変調方式が差動変調であると識別する状態があり、
前記第1の受信復調部の出力を前記第1のデコーダでデコードした映像と、前記第2の受信復調部の出力を前記第2のデコーダでデコードした映像とにもとづいて、前記処理部が、選択処理または重畳処理を行うことが可能となるように、前記放送受信装置において、前記第1の受信復調部、前記第2の受信復調部、前記第1のデコーダ、前記第2のデコーダ、および前記処理部のハードウェアが構成されているものであり、
前記第1の放送サービスで使用される圧縮技術は、前記第2の放送サービスで使用される圧縮技術よりも高効率な圧縮技術である、
放送受信装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、放送送信技術または放送受信技術に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来のアナログ放送サービスに替わり、1990年代後半より各国でデジタル放送サービスが開始された。デジタル放送サービスは、誤り訂正技術を用いた放送品質の向上、圧縮符号化技術を用いた多チャンネル化およびHD(High Definition)化、BML(Broadcast Markup Language)やHTML5(Hyper Text Markup Language version5)を用いたサービスのマルチメディア化、等を実現した。
【0003】
近年では、さらなる周波数使用効率の向上、高解像度化や高機能化を目的として、各国において、高度デジタル放送方式の検討が進められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-14420号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
現行のデジタル放送はサービスを開始してから既に10年以上を経過しており、現行のデジタル放送サービスを受信可能な放送受信装置が充分に普及している。このため、現在検討を進めている高度デジタル放送サービスを開始するにあたっては、現行のデジタル放送サービスとの互換性を考慮する必要がある。即ち、現行のデジタル放送サービスの視聴環境を維持しつつ、映像信号のUHD(Ultra High Definition)化等を実現することが好ましい。
【0006】
デジタル放送サービスでUHD放送を実現する技術として特許文献1に記載のシステムがある。しかしながら、特許文献1に記載のシステムは現行のデジタル放送に置き換えるものであり、現行のデジタル放送サービスの視聴環境の維持を考慮したものではない。
【0007】
本発明の目的は、現行のデジタル放送サービスとの互換性も考慮した、より高機能な高度デジタル放送サービスをより好適に送信または受信する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲に記載の技術を用いる。
【0009】
一例を挙げるならば、第1の放送サービスと第2の放送サービスとが、ともに伝送される放送波を受信する放送受信装置であって、前記第1の放送サービスと前記第2の放送サービスとは、前記放送波の所定帯域の周波数帯を複数に分割した周波数セグメントのうち、異なるセグメントの組み合わせから構成される異なる階層のそれぞれに格納されて伝送されるものであり、前記第1の放送サービスが格納される第1の階層は、前記放送波の垂直偏波の周波数セグメントと水平偏波の周波数セグメントとを用いて構成されるものであり、前記第2の放送サービスが格納される第2の階層は、前記放送波の前記垂直偏波の周波数セグメントと前記水平偏波の周波数セグメントのうち、少なくともいずれか一方の周波数セグメントとを用いて構成されるものであり、前記放送波には、前記第1の階層で伝送される信号の変調方式を示す識別ビットが含まれており、前記第2の階層で伝送される信号の変調方式を示す識別ビットが含まれており、前記放送波を受信して前記第1の放送サービスを復調するための第1の受信復調部と、前記放送波を受信して前記第2の放送サービスを復調するための第2の受信復調部と、第1のデコーダと、前記第1のデコーダと異なる第2のデコーダと、前記第1のデコーダからの映像と、前記第2のデコーダからの映像とにもとづいて、選択処理または重畳処理を行う処理部と、を備え、前記第1の受信復調部における変調方式の識別処理と、前記第2の受信復調部における変調方式の識別処理には、前記放送波において前記第1の階層で伝送される信号の変調方式を示す識別ビットと前記第2の階層で伝送される信号の変調方式を示す識別ビットとが同一の値を示していても、前記第1の受信復調部では前記第1の階層で伝送される信号の変調方式が同期変調であると識別し、前記第2の受信復調部では前記第1の階層で伝送される信号の変調方式が差動変調であると識別する状態があり、前記第1の受信復調部の出力を前記第1のデコーダでデコードした映像と、前記第2の受信復調部の出力を前記第2のデコーダでデコードした映像とにもとづいて、前記処理部が、選択処理または重畳処理を行うことが可能となるように、前記放送受信装置において、前記第1の受信復調部、前記第2の受信復調部、前記第1のデコーダ、前記第2のデコーダ、および前記処理部のハードウェアが構成されているものであり、前記第1の放送サービスで使用される圧縮技術は、前記第2の放送サービスで使用される圧縮技術よりも高効率な圧縮技術である、放送受信装置を用いれば良い。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、高度デジタル放送サービスをより好適に送信または受信する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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