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公開番号2025131597
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2025080319,2021568766
出願日2025-05-13,2020-05-20
発明の名称固体形態
出願人アムジエン・インコーポレーテツド
代理人弁理士法人川口國際特許事務所
主分類C07D 471/04 20060101AFI20250902BHJP(有機化学)
要約【課題】KRAS G12C変異を有する癌の治療における使用のための化合物及び医薬組成物を提供する。
【解決手段】6-フルオロ-7-(2-フルオロ-6-ヒドロキシフェニル)-1-(4-メチル-2-(2-プロパニル)-3-ピリジニル)-4-((2S)-2-メチル-4-(2-プロペノイル)-1-ピペラジニル)ピリド[2,3-d]ピリミジン-2(1H)-オン(化合物1)のMアトロプ異性体の結晶性塩酸塩形態である化合物が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
6-フルオロ-7-(2-フルオロ-6-ヒドロキシフェニル)-1-(4-メチル-2-(2-プロパニル)-3-ピリジニル)-4-((2S)-2-メチル-4-(2-プロペノイル)-1-ピペラジニル)ピリド[2,3-d]ピリミジン-2(1H)-オン(化合物1)又はそのアトロプ異性体の結晶性塩酸塩形態である化合物。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
Mアトロプ異性体である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
実質的に図1に示された粉末X線回折パターンによって特徴付けられる、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項4】
1.54ÅのX線波長を使用してX線粉末回折によって測定される、6.6、8.9、10.9、13.7、14.2、15.1、18.0、19.0及び21.1±0.2°の2θでの回折角2θ°におけるピークを含む粉末X線回折パターンから選択される少なくとも3つのピーク、少なくとも5つのピーク又は少なくとも7つのピークによって特徴付けられる、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項5】
1.54ÅのX線波長を使用するX線粉末回折によって測定される、8.9、10.9及び14.2±0.2°の2θでの回折角2θ°におけるピークを含む粉末X線回折パターンによって特徴付けられる、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項6】
実質的に図4に示された粉末X線回折パターンによって特徴付けられる、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項7】
1.54ÅのX線波長を使用してX線粉末回折によって測定される、6.0、6.3、8.2、10.6、11.2、12.7、13.6、14.3、16.1、16.5、17.2、21.6及び21.4±0.2°の2θでの回折角2θ°におけるピークを含む粉末X線回折パターンから選択される少なくとも3つのピーク、少なくとも5つのピーク又は少なくとも7つのピークによって特徴付けられる、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項8】
1.54ÅのX線波長を使用するX線粉末回折によって測定される、6.3、8.2、10.6及び16.1±0.2°の2θでの回折角2θ°におけるピークを含む粉末X線回折パターンによって特徴付けられる、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項9】
実質的に図7に示された粉末X線回折パターンによって特徴付けられる、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項10】
1.54ÅのX線波長を使用してX線粉末回折によって測定される、6.4、8.4、11.0、11.2、12.7、13.6、13.9、15.0、15.6、16.6、16.7、16.8及び21.2±0.2°の2θでの回折角2θ°におけるピークを含む粉末X線回折パターンから選択される少なくとも3つのピーク、少なくとも5つのピーク又は少なくとも7つのピークによって特徴付けられる、請求項1又は2に記載の化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2019年5月21日に出願された米国仮出願第62/851,049号明細書の利益を主張するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【0002】
本開示は、塩酸塩形態、リン酸塩形態及びメシル酸塩形態の幾つかの結晶形態を含む、6-フルオロ-7-(2-フルオロ-6-ヒドロキシフェニル)-1-(4-メチル-2-(2-プロパニル)-3-ピリジニル)-4-((2S)-2-メチル-4-(2-プロペノイル)-1-ピペラジニル)ピリド[2,3-d]ピリミジン-2(1H)-オン(これ以降、「化合物1」)の少なくとも1種の結晶塩形態、医薬組成物並びにKRAS G12C阻害によって媒介される疾患を治療する方法を提供する。
【背景技術】
【0003】
化合物1は、例えば、非小細胞肺癌(NSCLC)等の肺癌、膵癌及び結腸直腸癌の治療を含む癌の治療のために有用なKRAS G12Cの選択的阻害剤である。2018年11月22日に公開された米国特許出願公開第2018/0334454A1号明細書は、化合物1を開示している。
【0004】
多くの化合物は、様々な物理的特性、化学的特性及び分光学的特性を示す様々な結晶形態又は多形で存在し得る。例えば、化合物の所定の多形は、他のものと比べて、所定の溶媒中でより迅速に溶解し得るか、より迅速に流動し得るか又はより容易に圧縮し得る。例えば、P.DiMartino,et al.,J.Thermal Anal.,48:447-458(1997)を参照されたい。薬物の場合、所定の固体形態は、他のものと比べて生物利用可能であり得るが、他のものは、所定の製造条件、貯蔵条件及び生物学的条件下でより安定であり得る。これは、規制上の観点から特に重要であり、なぜなら、薬物は、厳格な純度及び特性評価基準を満たす場合に限り、米国食品医薬品局等の機関により承認されるからである。実際には、所定の溶解性及び物理化学的特性(分光学的特性を含む)を示す化合物の1種の多形についての規制当局の承認は、典型的には、この同一の化合物の他の多形の迅速な承認を意味しない。
【0005】
化合物の多形形態は、例えば、この化合物の溶解性、安定性、流動性、破砕性及び圧縮性並びにこの化合物を含む医薬品の安全性及び有効性に影響を及ぼすことが医薬分野で知られている。例えば、Knapman,K.Modern Drug Discoveries,2000,53を参照されたい。従って、薬剤の新規の多形の発見は、様々な利点を提供し得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
米国特許出願公開第2018/0334454号明細書
【非特許文献】
【0007】
P.DiMartino,et al.,J.Thermal Anal.,48:447-458(1997)
Knapman,K.Modern Drug Discoveries,2000,53
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、幾つかの結晶塩形態及びそれらの物理的形態を含む化合物1の新規な多形形態、医薬組成物並びにKRAS G12C阻害によって媒介される疾患を治療する方法を提供する。これらの新規の多形形態は、これらの慢性病を治療するための製剤の開発を前進させ得、且つ多数の製剤化上の利点、製造上の利点及び治療上の利点をもたらす可能性がある。
【0009】
本開示は、幾つかの結晶塩形態、それらの物理的形態及びメシル酸塩形態を含む化合物1の安定性の結晶塩形態、医薬組成物並びにKRAS G12C阻害によって媒介される疾患を治療する方法を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
化合物1の塩酸塩形態IについてのXRPDデータを示す。化合物1の塩酸塩形態I~VIIの粉末X線回折パターンは、3°の2θ~40°の2θに明瞭な回折ピークを備える結晶質に特徴的である。
化合物1の塩酸塩形態IについてのDSCデータを示す。
化合物1の塩酸塩形態IについてのTGAデータを示す。
化合物1の結晶性塩酸塩形態IIについてのXRPDデータを示す。
化合物1の結晶性塩酸塩形態IIについてのDSCデータを示す。
化合物1の結晶性塩酸塩形態IIについてのTGAデータを示す。
化合物1の結晶性塩酸塩形態IIIについてのXRPDデータを示す。
化合物1の結晶性塩酸塩形態IIIについてのDSCデータを示す。
化合物1の結晶性塩酸塩形態IIIについてのTGAデータを示す。
化合物1の結晶性塩酸塩形態IVについてのXRPDデータを示す。
化合物1の結晶性塩酸塩形態IVについてのDSCデータを示す。
化合物1の結晶性塩酸塩形態IVについてのTGAデータを示す。
化合物1の結晶性塩酸塩形態VについてのXRPDデータを示す。
化合物1の結晶性塩酸塩形態VについてのDSCデータを示す。
化合物1の結晶性塩酸塩形態VについてのTGAデータを示す。
化合物1の結晶性塩酸塩形態VIについてのXRPDデータを示す。
化合物1の結晶性塩酸塩形態VIについてのDSCデータを示す。
化合物1の結晶性塩酸塩形態VIについてのTGAデータを示す。
化合物1の結晶性塩酸塩形態VIIについてのXRPDデータを示す。
化合物1の結晶性塩酸塩形態VIIについてのDSCデータを示す。
化合物1の結晶性塩酸塩形態VIIについてのTGAデータを示す。
化合物1の結晶性リン酸塩形態IについてのXRPDデータを示す。
化合物1の結晶性リン酸塩形態IについてのDSCデータを示す。
化合物1の結晶性リン酸塩形態IについてのTGAデータを示す。
化合物1の結晶性メシル酸塩形態IについてのXRPDデータを示す。
化合物1の結晶性メシル酸塩形態IについてのDSCデータを示す。
化合物1の結晶性メシル酸塩形態IについてのTGAデータを示す。
化合物1のHCl塩のXRPDデータのオーバーレイを示す(上から下に形態I~VII)。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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