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公開番号2025130778
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028056
出願日2024-02-28
発明の名称開閉制御システム
出願人三和シヤッター工業株式会社
代理人個人
主分類E05F 15/73 20150101AFI20250902BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】引き戸の使用時の安全性を高めることが可能になる、開閉制御システムを提供すること。
【解決手段】
開閉制御システム40は、開放側検知部40bと、閉鎖側検知部40aと、開放側検知部40bの検知結果及び閉鎖側検知部40aの検知結果に基づいて、開閉体20の開閉移動を制御する開閉制御部と、を備え、開放側検知部40bは、開放側減速位置検知部45を備え、閉鎖側検知部40aは、閉鎖側減速位置検知部44を備え、開閉制御部は、開放側減速位置検知部45によって開放側減速位置に開閉体20が到達していることが検知され、且つ閉鎖側減速位置検知部44によって閉鎖側減速位置に開閉体20が到達していることが検知される場合には、開放側減速位置検知部45又は/及び閉鎖側減速位置検知部44に異常が発生していると特定し、異常処置制御を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
建物の開口部に設けられる引き戸を構成する開閉体であり、前記開口部の開閉を行う開閉体の開閉移動を制御するための開閉制御システムであって、
前記開閉体を開放移動させる場合に、前記開閉体によって前記開口部を全開した状態に対応する位置である全開位置で当該開放移動を安全に停止させるために用いられる開放側検知手段と、
前記開閉体を閉鎖移動させる場合に、前記開閉体によって前記開口部を全閉した状態に対応する位置である全閉位置で当該閉鎖移動を安全に停止させるために用いられる閉鎖側検知手段と、
前記開放側検知手段の検知結果及び前記閉鎖側検知手段の検知結果に基づいて、前記開閉体の開閉移動を制御する開閉制御手段と、を備え、
前記開放側検知手段は、前記全開位置の手前に位置する開放側減速位置に前記開閉体が到達しているか否かを検知する開放側減速位置検知手段を備え、
前記閉鎖側検知手段は、前記全閉位置の手前に位置する閉鎖側減速位置に前記開閉体が到達しているか否かを検知する閉鎖側減速位置検知手段を備え、
前記開閉制御手段は、
前記開放側減速位置検知手段によって前記開放側減速位置に前記開閉体が到達していることが検知され、且つ前記閉鎖側減速位置検知手段によって前記閉鎖側減速位置に前記開閉体が到達していることが検知される場合には、前記開放側減速位置検知手段又は/及び前記閉鎖側減速位置検知手段に異常が発生していると特定し、前記特定した異常に対する処置に関する制御である異常処置制御を行う、
開閉制御システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記開閉体が開放移動している場合に行われる前記異常処置制御は、前記全開位置まで前記開閉体を開放移動させた後に、前記異常が発生する前の状態に復帰する復帰タイミングが到来するまで前記開閉体の開閉移動を制限する第1異常制限制御を含む、
請求項1に記載の開閉制御システム。
【請求項3】
前記開閉体が閉鎖移動している場合に行われる前記異常処置制御は、前記全閉位置まで前記開閉体を閉鎖移動させた後に、前記異常が発生する前の状態に復帰する復帰タイミングが到来するまで前記開閉体の開閉移動を制限する第2異常制限制御を含む、
請求項1に記載の開閉制御システム。
【請求項4】
前記開放側検知手段は、前記全開位置に前記開閉体が到達しているか否かを検知する全開位置検知手段を備え、
前記閉鎖側検知手段は、前記全閉位置に前記開閉体が到達しているか否かを検知する全閉位置検知手段を備え、
前記開閉制御手段は、前記全開位置検知手段によって前記全開位置に前記開閉体が到達していることが検知され、且つ前記全閉位置検知手段によって前記全閉位置に前記開閉体が到達していることが検知される場合には、前記異常処置制御を行う、
請求項1から3のいずれか一項に開閉制御システム。
【請求項5】
建物の開口部に設けられる引き戸を構成する開閉体であり、前記開口部の開閉を行う開閉体の開閉移動を制御するための開閉制御システムであって、
前記開閉体を開放移動させる場合に、前記開閉体によって前記開口部を全開した状態に対応する位置である全開位置で当該開放移動を安全に停止させるために用いられる開放側検知手段と、
前記開閉体を閉鎖移動させる場合に、前記開閉体によって前記開口部を全閉した状態に対応する位置である全閉位置で当該閉鎖移動を安全に停止させるために用いられる閉鎖側検知手段と、
前記開放側検知手段の検知結果及び前記閉鎖側検知手段の検知結果に基づいて、前記開閉体の開閉移動を制御する開閉制御手段と、を備え、
前記開放側検知手段又は/及び前記閉鎖側検知手段は、
前記全開位置又は前記全閉位置に前記開閉体が到達しているか否かを検知する第1検知手段と、
前記全開位置又は前記全閉位置の手前に位置する減速位置に前記開閉体が到達しているか否かを検知する第2検知手段を備え、
前記開閉制御手段は、
前記第1検知手段によって前記全開位置又は前記全閉位置に前記開閉体が到達していることが検知されるものの、当該第1検知手段によって到達していると検知された前記全開位置又は前記全閉位置の手前に位置する前記減速位置に前記開閉体が到達していることが前記第2検知手段によって検知されない場合には、前記第1検知手段又は/及び前記第2検知手段に異常が発生していると特定し、前記特定した異常に対する処置に関する制御である異常処置制御を行う、
開閉制御システム。
【請求項6】
前記第1検知手段は、
前記全開位置に前記開閉体が到達しているか否かを検知する全開位置検知手段と、
前記全閉位置に前記開閉体が到達しているか否かを検知する全閉位置検知手段と、を含み、
前記開閉制御手段は、前記全開位置検知手段によって前記全開位置に前記開閉体が到達していることが検知され、且つ前記全閉位置検知手段によって前記全閉位置に前記開閉体が到達していることが検知される場合には、前記異常処置制御を行う、
請求項5に開閉制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉制御システムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、建物の開口部に設けられる引き戸を構成する開閉体の開閉制御を行う技術の一つとして、開閉体によって開口部を全閉している状態である全閉位置又は開口部を全開している状態である全開位置のいずれか一方から他方に開閉体を開閉移動させる場合には、まず開閉体を高速で開閉移動させ、センサによって開閉体が高速ブレーキ点に到達したことが検知されると、モータを介して開閉体の開閉移動の速度を減速させて、開閉体を全閉位置又は全開位置のいずれか他方の位置で停止させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-127152号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上記従来の技術においては、上述したように、センサによって開閉体が高速ブレーキ点に到達したことが検知されると、開閉体の開閉移動の速度を減速させるもの過ぎないので、例えば、上記センサに異常が発生することで、上記センサによって開閉体が高速ブレーキ点に到達したことが検知されない場合には、開閉体が高速のまま開閉移動することになることから、開口部又はその近傍にいる人と開閉体とが衝突することにより、当該人等の安全性を確保することが難しくなるおそれがあった。よって、引き戸の使用時の安全性を高める観点からは、改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上記従来技術における課題を解決するためのものであって、引き戸の使用時の安全性を高めることが可能になる、開閉制御システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の開閉制御システムは、建物の開口部に設けられる引き戸を構成する開閉体であり、前記開口部の開閉を行う開閉体の開閉移動を制御するための開閉制御システムであって、前記開閉体を開放移動させる場合に、前記開閉体によって前記開口部を全開した状態に対応する位置である全開位置で当該開放移動を安全に停止させるために用いられる開放側検知手段と、前記開閉体を閉鎖移動させる場合に、前記開閉体によって前記開口部を全閉した状態に対応する位置である全閉位置で当該閉鎖移動を安全に停止させるために用いられる閉鎖側検知手段と、前記開放側検知手段の検知結果及び前記閉鎖側検知手段の検知結果に基づいて、前記開閉体の開閉移動を制御する開閉制御手段と、を備え、前記開放側検知手段は、前記全開位置の手前に位置する開放側減速位置に前記開閉体が到達しているか否かを検知する開放側減速位置検知手段を備え、前記閉鎖側検知手段は、前記全閉位置の手前に位置する閉鎖側減速位置に前記開閉体が到達しているか否かを検知する閉鎖側減速位置検知手段を備え、前記開閉制御手段は、前記開放側減速位置検知手段によって前記開放側減速位置に前記開閉体が到達していることが検知され、且つ前記閉鎖側減速位置検知手段によって前記閉鎖側減速位置に前記開閉体が到達していることが検知される場合には、前記開放側減速位置検知手段又は/及び前記閉鎖側減速位置検知手段に異常が発生していると特定し、前記特定した異常に対する処置に関する制御である異常処置制御を行う。
【0007】
請求項2に記載の開閉制御システムは、請求項1に記載の開閉制御システムにおいて、前記開閉体が開放移動している場合に行われる前記異常処置制御は、前記全開位置まで前記開閉体を開放移動させた後に、前記異常が発生する前の状態に復帰する復帰タイミングが到来するまで前記開閉体の開閉移動を制限する第1異常制限制御を含む。
【0008】
請求項3に記載の開閉制御システムは、請求項1に記載の開閉制御システムにおいて、前記開閉体が閉鎖移動している場合に行われる前記異常処置制御は、前記全閉位置まで前記開閉体を閉鎖移動させた後に、前記異常が発生する前の状態に復帰する復帰タイミングが到来するまで前記開閉体の開閉移動を制限する第2異常制限制御を含む。
【0009】
請求項4に記載の開閉制御システムは、請求項1から3のいずれか一項に記載の開閉制御システムにおいて、前記開放側検知手段は、前記全開位置に前記開閉体が到達しているか否かを検知する全開位置検知手段を備え、前記閉鎖側検知手段は、前記全閉位置に前記開閉体が到達しているか否かを検知する全閉位置検知手段を備え、前記開閉制御手段は、前記全開位置検知手段によって前記全開位置に前記開閉体が到達していることが検知され、且つ前記全閉位置検知手段によって前記全閉位置に前記開閉体が到達していることが検知される場合には、前記異常処置制御を行う。
【0010】
請求項5に記載の開閉制御システムは、建物の開口部に設けられる引き戸を構成する開閉体であり、前記開口部の開閉を行う開閉体の開閉移動を制御するための開閉制御システムであって、前記開閉体を開放移動させる場合に、前記開閉体によって前記開口部を全開した状態に対応する位置である全開位置で当該開放移動を安全に停止させるために用いられる開放側検知手段と、前記開閉体を閉鎖移動させる場合に、前記開閉体によって前記開口部を全閉した状態に対応する位置である全閉位置で当該閉鎖移動を安全に停止させるために用いられる閉鎖側検知手段と、前記開放側検知手段の検知結果及び前記閉鎖側検知手段の検知結果に基づいて、前記開閉体の開閉移動を制御する開閉制御手段と、を備え、前記開放側検知手段又は/及び前記閉鎖側検知手段は、前記全開位置又は前記全閉位置に前記開閉体が到達しているか否かを検知する第1検知手段と、前記全開位置又は前記全閉位置の手前に位置する減速位置に前記開閉体が到達しているか否かを検知する第2検知手段を備え、前記開閉制御手段は、前記第1検知手段によって前記全開位置又は前記全閉位置に前記開閉体が到達していることが検知されるものの、当該第1検知手段によって到達していると検知された前記全開位置又は前記全閉位置の手前に位置する前記減速位置に前記開閉体が到達していることが前記第2検知手段によって検知されない場合には、前記第1検知手段又は/及び前記第2検知手段に異常が発生していると特定し、前記特定した異常に対する処置に関する制御である異常処置制御を行う。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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