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公開番号2025130644
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027959
出願日2024-02-27
発明の名称生体組織硬さ測定用の加振器付きアタッチメント及びこれを備えた生体組織の硬さ測定装置
出願人国立大学法人群馬大学,フィンガルリンク株式会社
代理人個人
主分類A61B 8/08 20060101AFI20250901BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】プローブ押し当て作業と共に押し当て可能な、取扱いに優れた加振器であって、体表面から測定しようとする体内の測定箇所に十分かつ安定した周波数で加振を与える。
【解決手段】生体表面に押し当てて生体内の生体組織を一定の周波数で連続的に振動させる加振器を具備してなる。前記加振器は、磁界を形成した揺動空間を有するヨークと、ヨーク内に遊挿されて一軸方向へ揺動可能なムービングコイルと、ムービングコイルを基軸部に巻回固定した一軸棒状の振動体と、ヨークを内挿入したケーシングとから構成され、ヨーク内を軸方向の複数の区画壁によって中心及び対称位置に区画することで、軸方向に開放した断面櫛状の揺動空間が形成される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
超音波プローブのプローブヘッドをアタッチメント式に枠持するカバーアタッチメントと、生体の皮膚表面に振動子を押し付けて生体組織を振動させる加振器と、加振器を枠状に保持するケーシングと、前記カバーアタッチメントと前記囲いケーシング3とをそれぞれの側部にて互いに一艇距離を保つように繋ぐジョイントアーム34と、を具備して一体的に構成され、
前記加振器は、磁界を形成した揺動空間を有するヨークと、ヨーク内に遊挿されて一軸方向へ揺動可能なムービングコイルと、ムービングコイルを基軸部に巻回固定した一軸棒状の振動体と、ヨークを内挿入したケーシングとから構成される加振器であって、ヨーク内を軸方向の複数の区画壁によって中心及び対称位置に区画することで、軸方向に開放した断面櫛状の揺動空間が形成されることを特徴とする、生体組織硬さ測定用の加振器付きアタッチメント。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記加振器は、軸方向に延びる複数の揺動空間によって、ムービングコイルが減衰せずに継続振動するだけの有効な磁路断面積を軸方向である縦方向に確保してなる、請求項1に記載の生体組織硬さ測定用の加振器付きアタッチメント。
【請求項3】
測定箇所の硬さ、位置に応じて加振周波数、振幅を調整する調整機構をさらに具備した、請求項1に記載の生体組織硬さ測定用の加振器付きアタッチメント。
【請求項4】
請求項1に記載の生体組織硬さ測定機用の加振器と、超音波プローブのプローブヘッドに取り外し可能に固定されたカバーアタッチメントとを、ジョイントアームを介して、プローブヘッドの側部方向へ所定の距離および所定の角度だけ離間した位置に固定してなる、生体組織の硬さ測定装置であって、
前記ジョイントアームは、プローブヘッド側部に突出した筒軸枠と、筒軸枠の下部に収容されたボールジョイントとボールジョイントの側部に突出した突出アームと、突出アームの先に固定された囲いケーシングとを具備し、囲いケーシングによって前記加振器がプローブヘッドの側方にて保持固定されることを特徴とする、生体組織の硬さ測定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生体組織を加振した状態で、加振した生体組織の生体表面に測定器を押し当てて硬さ測定を行うための、生体組織の硬さ測定用の加振器付きアタッチメント、及び、これを備えた生体組織の硬さ測定装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【0002】
前記加振器付きアタッチメントは特に、生体の皮膚表面に押し付けて使用する超音波プローブの、プローブ送受信号を振動させるためのものである。また生体組織の硬さ測定装置は、生体組織の硬さ測定用の加振器付アタッチメント、測定装置である超音波プローブを取り付けた構成からなるものである。
【背景技術】
【0003】
超音波を用いて生体物(人体又は動物)の生体組織を映像化する超音波映像方法として、従来、WO2015/151972(特許文献1参照)が開示される。同開示においては、穿刺針を測定部近くの体表に押し当てて穿刺部の生体細胞を振動させた状態で、超音波エコー装置によって生体組織内を伝わる機械的な振動波(横波)の伝播速度を画像化している。
【0004】
この装置において、穿刺針には微小振動を付与する励振器が設置され、この励振器により振動される穿刺針のドプラ効果の影響を受けたエコー信号をプローブが受信することにより、穿刺針の外針から突出する内針の動きが認識されるようになっている。
【0005】
これは加振器とせん断波プローブをそれぞれ生体組織の体表面に接触させて、生体組織に伝わる振動のせん断波映像を解析することで、体表面よりも深部の生体組織硬さを測定するものである。一方、振動を与える振動発生器(加振器)として一般的に、ムービングコイル型、返信モーター型などが知られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
WO2015/151972A1公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記文献1記載のようなタブレットエコー装置をはじめ、一般的に使用される加振器は大型かつ高質量のものが多く、取扱い性に欠けていた。特に、体表面振動を通じて体内の加振状態の生体組織のせん断波映像を得るためには、プローブと加振器を同時に体表面に押し当てる必要があるところ、加振器の生体物への接触状態によって加振周波数が減衰したり変動したりするという問題があった。
【0008】
そこで本発明は、プローブ押し当て作業と共に押し当て可能な、取扱いに優れた加振器であって、体表面から測定しようとする体内の測定箇所に十分かつ安定した周波数で加振を与えることができる、生体組織硬さ測定用の加振器付きアタッチメント及びこれを備えた生体組織の硬さ測定装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決すべく本発明では以下の手段を講じている。但し以下において構成の名称に続けて記載する数字乃至アルファベットは、図面の理解のために便宜的に付した符号であり、これによって構成の概念ないし形状、構造を限定する趣旨ではない。
【0010】
本発明の加振器付きアタッチメントは、生体表面に押し当てて生体内の生体組織を一定の周波数で連続的に振動させる加振器と、生体の皮膚表面に押し付けて使用する超音波プローブのプローブヘッドに取り付け可能なカバーアタッチメント12と、加振器を囲い保持する囲いケーシングと、囲いケーシング及びカバーアタッチメントを各側方にて繋ぐジョイントアームとを具備してなる。そして、前記加振器は、磁界を形成した揺動空間を有するヨークと、ヨーク内に遊挿されて一軸方向へ揺動可能なムービングコイルと、ムービングコイルを基軸部に巻回固定した一軸棒状の振動体と、ヨークを内挿入したケーシングとから構成される加振器であって、ヨーク内を軸方向の複数の区画壁によって中心及び対称位置に区画することで、軸方向に開放した断面櫛状の揺動空間が形成されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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