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公開番号2025130343
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027457
出願日2024-02-27
発明の名称小型モビリティ
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類H05K 7/20 20060101AFI20250901BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】熱源の発熱により発生する上昇気流を利用して効率的に排熱を実施できる小型モビリティを提供する。
【解決手段】カバー3によって覆われた内部に、少なくとも一つ以上の発熱性を有する下部熱源5を備える小型モビリティであって、下部熱源5の上方からカバー3の上面側の外気に連通するダクト7が設けられ、下部熱源5に対するダクト7の入口部8の位置は、下部熱源5の長手方向及び短手方向の中央部を含むように設定され、入口部8は、下部熱源5の中央部から長手方向に沿って延在する形状に形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
カバーによって覆われた内部に、少なくとも一つ以上の発熱性を有する熱源を備える小型モビリティであって、
前記熱源の上方から前記カバーの上面側の外気に連通するダクトが設けられ、
前記熱源に対する前記ダクトの入口部の位置は、前記熱源の長手方向及び短手方向の中央部を含むように設定され、
前記入口部は、前記中央部から前記長手方向に沿って延在する形状に形成されている、
ことを特徴とする小型モビリティ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、小型モビリティに関するもので、更に詳細には、カバーによって覆われた内部に、少なくとも一つの以上の発熱性を有する熱源を備える小型モビリティに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
カバーによって覆われた内部に設置される熱源において発生される熱の過熱を抑制するために、熱源を冷却して排気する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。なお、上述した技術は小型モビリティにも適用可能である。
【0003】
特許文献1には、箱状の盤(以下にカバーという)内の正面部側に形成された収納室内に収納される発熱性電子部品を備えた空冷式機器と、カバー内の背面部に形成されるダクトとを備える電気機器収納盤が開示されている。
【0004】
特許文献1において、空気式機器は、正面部からダクト側に延在した筒状の機器ケースと、該機器ケースの外周面に接触する発熱性電子部品と、機器ケースの正面側開口に設けられるファンを具備する。また、ダクトは、カバー内の下部に設置された電気機器の上方に入口部が位置しており、電気機器から発熱した熱を吸熱した空気が入口部を介してダクト内に移動した後、ダクト内においてファンによる気流に伴ってダクト上昇気流を発生させながらカバー天井部側の排気口からカバー外に排気される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-153166号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載のものは、下側に位置する熱源の熱が上昇し、上部の空冷式機器に熱が伝わってしまうので、流速を上げるためにファンが必須になる。ファンを使用するためには、ファンを駆動する電源、バッテリや制御装置等が必要となり、電力の消費量が嵩む懸念がある。
なお、バッテリを搭載するモビリティにおいては、バッテリで駆動するため、ファンはなるべく使用せずに電力を温存する必要がある。
【0007】
この発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、熱源の発熱により発生する上昇気流を利用して効率的に排熱を実施できる小型モビリティを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために、この発明は、カバーによって覆われた内部に、少なくとも一つ以上の発熱性を有する熱源を備える小型モビリティであって、前記熱源の上方から前記カバーの上面側の外気に連通するダクトが設けられ、前記熱源に対する前記ダクトの入口部の位置は、前記熱源の長手方向及び短手方向の中央部を含むように設定され、前記入口部は、前記中央部から前記長手方向に沿って延在する形状に形成されている、ことを特徴とする。なお、この発明において、前記熱源とは、発熱性を有する熱源であって、例えばパワー半導体等の発熱性の電子部品を具備する電気機器、バッテリ、モータ等を含むものをいう。
【0009】
このように構成することにより、熱源の発熱により熱源周辺の空気温度が上昇し、熱気は熱源の中央に集まってくるので、熱源の中央部に設定されたダクトの入口部によって上昇気流を効率よく補足することができる。すなわち、ダクトの入口部を、熱源の長手方向及び短手方向の中央部から長手方向に沿って延在する形状とすることで、熱源の中央に集まった熱気の上昇気流を効率よく補足することができる。また、カバーの上部も日射により温度が上昇し、同様に上昇気流が発生する。この上昇気流の始まりの流速が最も高くなるカバーの上面側の外気に連通する位置に、ダクトの出口を合わせることで、カバーの上昇気流による吸引力で熱気の排気を加速させることができる。更に、熱源の上部及び周囲に配置される熱源や部材等から下部の熱源の熱を離間することで、上部及び周囲の熱源や部材等の温度上昇を抑制することができる。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、前記のように構成することにより、熱源の発熱により発生する上昇気流を利用して効率的に排熱を実施できる。また、熱源の上部及び周囲に配置される熱源や部材等への伝熱を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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