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公開番号2025130160
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027146
出願日2024-02-27
発明の名称襟首隙間確保具及び冷却空気流通方法
出願人株式会社関電工
代理人個人
主分類A41D 13/002 20060101AFI20250901BHJP(衣類)
要約【課題】 ファン付き作業服の襟首と作業員の首との間に空気排出隙間を確保するための襟首隙間確保具を提供することである。
【解決手段】 作業員の首に掛けられ剛性及び可とう性を有した合成樹脂製の可とう電線管12を用意し、可とう電線管12が作業員の首に掛けられた状態で作業員がファン付き作業服を着用したとき、可とう電線管12により、ファン付き作業服の襟首と作業員の首との間に空気が抜ける空気排出隙間を確保するとともに、ファン付き作業服のファンが作動したとき、可とう電線管12内の空気通し穴13から作業員の首に当接する方向に空気を排出する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
作業員の首に掛けられ剛性及び可とう性を有した合成樹脂製の可とう電線管と、
前記可とう電線管に設けられ前記可とう電線管が前記作業員の首に掛けられたとき前記作業員の首に当接する方向に位置する空気通し穴とを備え、
前記可とう電線管が前記作業員の首に掛けられた状態で前記作業員がファン付き作業服を着用したとき前記ファン付き作業服の襟首と前記作業員の首との間に空気が抜ける空気排出隙間を確保することを特徴とする襟首隙間確保具。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
請求項1記載の襟首隙間確保具を首に装着し、
前記襟首隙間確保具が前記作業員の首に装着された状態で前記作業員はファン付き作業服を着用し、
前記襟首隙間確保具により前記ファン付き作業服の襟首と前記作業員の首との間に空気が抜ける空気排出隙間を確保し、
前記ファン付き作業服のファンを作動させ、
前記ファンから前記ファン付き作業服の内部に外気を冷却用空気として取り込み、
前記ファンから取り込んだ冷却用空気を前記空気排出隙間から排出し、
前記ファンから取り込んだ冷却用空気の一部を前記襟首隙間確保具の前記可とう電線管の両端部から前記可とう電線管の内部に取り込み前記襟首隙間確保具の空気通し穴から前記作業員の首に当接する方向に排出することを特徴とする冷却空気流通方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ファン付き作業服の襟首と作業員の首との間に隙間を確保するための襟首隙間確保具及びファン付き作業服内に取り込んだ外気を冷却空気として効率的に流通させる冷却空気流通方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
夏場の現場作業においては、昨今、作業員の多くは電動の小型ファンの取り付けられたファン付き作業服を着用して作業を行っている。ファン付き作業服は、汗が蒸発する際の気化熱が体温を下げる働きに着目して、ファンにて作業服内に取り込んだ外気を冷却空気として流通させることにより汗を気化させ、体を冷やす作業服である。
【0003】
ここで、炎天下における熱中症対策用の作業着として、背部に電動ファンが取り付けられ私服の上から着用可能な上衣がある。これは、電動ファンを作動させると、背部に設けられた給気口から外気が取り込まれることにより服地が膨らむとともに、取り込まれた空気が身体に沿って流れて、首回りや袖口から排出される過程で生じる気化熱を利用して着用者の身体を冷却するものである。(特許文献1段落[0003]、図1参照)。
【0004】
また、電動ファンを備える作業着の上から着用する合羽であって、作業着と合羽上衣の肩部上面側ないし袖部上面側とを離隔してこれらの間に隙間を形成する通気用スペーサーを有し、この通気用スペーサーは作業着の給気口から取り込まれた空気の流路となるとともに、雨に濡れた合羽上衣が身体に張り付くことを防止するようにしたものがある(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-131713号公報
実用新案登録第3225346号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1のものでは、ファン付き作業服の内部の冷却空気の流通が上手くいかない場合は、作業員の体温を下げる働きが低下する。例えば、実際の作業においては、私服の胸ポケットに野帳、筆記具、携帯電話、検電器など入れ、かつ作業の体勢も前かがみ等の窮屈な体勢となることが多々あるので、このような状態では、ファン付き作業服の内部に取り入れた冷却空気としての外気の流通がうまくいかず、体温を下げる働きが低下する。
【0007】
冷却空気の流通を確保するためのインナースペーサーもあるが、剛性が無いため作業員の体勢によっては冷却空気の流通を確保するための隙間を形成できずに、胸ポケットが体に密着して、袖に取り入れた外気が袖側に抜けにくくなる。また、前かがみかつ細かい手作業の場合、作業服の襟部が首に密着して、冷却空気が襟部から抜けにくくなる。
【0008】
また、特許文献2の通気用スペーサーは、作業着の給気口から取り込まれた空気の流路を形成するものであるが、、雨に濡れた合羽上衣が身体に張り付くことを防止するものであり、空気の排出は合羽の首回りではなく合羽の袖口部の排出口から排出されるものである。したがって、合羽内部の空気の流通経路に制約があるので体温を下げる働きが低下する。
【0009】
本発明の目的は、ファン付き作業服の襟首と作業員の首との間に空気排出隙間を確保するための襟首隙間確保具及びファン付き作業服内に取り込んだ外気を冷却空気として効率的に流通させることができる冷却空気流通方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1の発明に係る襟首隙間確保具は、作業員の首に掛けられ剛性及び可とう性を有した合成樹脂製の可とう電線管と、前記可とう電線管に設けられ前記可とう電線管が前記作業員の首に掛けられたとき前記作業員の首に当接する方向に位置する空気通し穴とを備え、前記可とう電線管が前記作業員の首に掛けられた状態で前記作業員がファン付き作業服を着用したとき前記ファン付き作業服の襟首と前記作業員の首との間に空気が抜ける空気排出隙間を確保することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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