TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025129753
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-05
出願番号
2024026621
出願日
2024-02-26
発明の名称
溶融成形装置
出願人
株式会社豊田中央研究所
,
株式会社ミライズテクノロジーズ
,
トヨタ自動車株式会社
,
株式会社デンソー
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
C03B
19/00 20060101AFI20250829BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】振動子の溶融成形装置を提供する。
【解決手段】溶融成形装置は、平坦な載置面を備えるステージを備える。溶融成形装置は、載置面上に配置されており、平坦な上面と、上面に垂直な中心軸を中心として上面の一部に形成されている穴部と、を備える溶融成形型を備える。溶融成形装置は、中心軸の上方に穴部と対向して配置されており、穴部に向けて火炎を発生させることが可能に構成されているバーナを備える。溶融成形装置は、溶融成形型の上面に配置されており、穴部に対応した第1開口部を備える上面部材を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
平坦な載置面を備えるステージと、
前記載置面上に配置されており、平坦な上面と、前記上面に垂直な中心軸を中心として前記上面の一部に形成されている穴部と、を備える溶融成形型と、
前記中心軸の上方に前記穴部と対向して配置されており、前記穴部に向けて火炎を発生させることが可能に構成されているバーナと、
前記溶融成形型の前記上面に配置されており、前記穴部に対応した第1開口部を備える上面部材と、
を備える、溶融成形装置。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記第1開口部は、前記中心軸を中心とした円形であり、
前記第1開口部の径は、前記穴部の径よりも大きい、請求項1に記載の溶融成形装置。
【請求項3】
前記溶融成形型または前記上面部材の少なくとも一方に配置されている第1係合部を備えており、
前記第1係合部は、前記溶融成形型と前記上面部材との相対位置を固定することが可能に構成されており、
前記溶融成形型と前記上面部材との相対位置が固定された状態で、前記穴部の中心と前記第1開口部の中心とが一致している、請求項2に記載の溶融成形装置。
【請求項4】
前記溶融成形型の前記上面と前記上面部材の下面との間に配置されている、板状の枠体をさらに備えており、
前記枠体は、第2開口部を備えており、
前記第2開口部の内部には、前記穴部を覆うように板状の被加工材料を配置することが可能に構成されており、
前記中心軸方向から見たときに、前記第1開口部の内部に前記第2開口部の少なくとも一部が含まれており、前記第2開口部の内部に前記穴部の全体が含まれている、請求項1-3の何れか1項に記載の溶融成形装置。
【請求項5】
前記中心軸方向から見たときに、前記第1開口部の内部に前記第2開口部の全体が含まれている、請求項4に記載の溶融成形装置。
【請求項6】
前記中心軸方向から見たときに、前記第2開口部は四角形形状である、請求項5に記載の溶融成形装置。
【請求項7】
前記溶融成形型に配置されている第2係合部を備えており、
前記第2係合部は、前記溶融成形型と前記枠体との相対位置を固定することが可能に構成されており、
前記溶融成形型と前記枠体との相対位置が固定された状態で、前記穴部の中心と前記第2開口部の中心とが一致している、請求項6に記載の溶融成形装置。
【請求項8】
前記第1開口部の内壁面が、テーパ形状を有している、請求項1に記載の溶融成形装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書は、振動子の溶融成形装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、高精度化が可能であるジャイロとして、溶融シリカを振動子に用いたBird-bath Resonator Gyroscope (BRG)が開示されている。具体的には、上面の一部に穴部が形成されている溶融成形型を準備する。穴部は、成形型の上面に垂直な中心軸を中心として、上面の一部に形成されている。穴部を塞ぐように被加工材料(例:石英板)を配置し、被加工材料の下面を減圧し、被加工材料の上面をバーナで加熱する。穴部の内部に入り込むように被加工材料を溶融変形させることで、半球形状の振動子を作製することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2018/079129号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
穴部の中心軸に対して高い対称性を備えた振動子を作製するためには、穴部の中心軸に対して同心円状の温度分布で入熱する必要がある。しかしバーナによる火炎は、放射方向に垂直な断面形状の真円度が低くなる傾向を有している。これは、燃焼ガスの混合状態や流量の変動によって、火炎外縁部において、火炎の向きや火炎径が常時変動する(細かく脈動する)ためである。そのため、高い対称性を備えた振動子を作製することが困難な場合があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する溶融成形装置は、平坦な載置面を備えるステージを備える。溶融成形装置は、載置面上に配置されており、平坦な上面と、上面に垂直な中心軸を中心として上面の一部に形成されている穴部と、を備える溶融成形型を備える。溶融成形装置は、中心軸の上方に穴部と対向して配置されており、穴部に向けて火炎を発生させることが可能に構成されているバーナを備える。溶融成形装置は、溶融成形型の上面に配置されており、穴部に対応した第1開口部を備える上面部材を備える。
【0006】
上記構成では、第1開口部を備える上面部材を、溶融成形型の上面に配置している。そして、第1開口部を介して、溶融成形型の穴部に火炎を当てる。これにより、火炎外縁部を上面部材によって遮断し、火炎の内部のみを穴部に当てることができる。脈動する火炎外縁部の影響を抑制することができるため、第1開口部に閉じ込められる火炎を、断面の真円度が高い火炎とすることができる。これにより、火炎温度分布の中心軸に対する非対称性を改善することができる。中心軸に対して同心円状の温度分布で入熱することができるため、高い対称性を備えた振動子を作製することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施例1の溶融成形装置1の断面概略図である。
実施例1の溶融成形装置1の上面図である。
振動子の製造工程を説明するフロー図である。
加熱工程における穴部20h近傍の拡大断面図である。
実施例1の変形例を示す断面図である。
実施例1の変形例を示す断面図である。
実施例1の変形例を示す断面図である。
実施例2の溶融成形装置201の断面側面図である。
実施例2の溶融成形装置201の上面図である。
実施例1の変形例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0008】
(溶融成形装置1の構成)
図1に、溶融成形装置1の断面概略図を示す。図2に、溶融成形装置1の上面図を示す。図1は、図2のI-I線における断面図に対応している。なお図2では、バーナ50、可動機構53および電動ステージ45の記載を省略している。
【0009】
電動ステージ45は、xy方向(水平方向)に移動可能に構成されている。電動ステージ45は、平坦な載置面45sを備えている。載置面45s上には、ヒートシンク40およびプレート10を介して、成形型20が載置されている。
【0010】
ヒートシンク40は、電動ステージ45と成形型20との間に配置されている。ヒートシンク40は、プレート10の下面10rと接触している。ヒートシンク40の内部には、循環配管41が配置されている。循環配管41は、チラー設備42に接続されている。循環配管41には、チラー設備42によって恒温化(例:35℃)された熱媒が循環している。これによりヒートシンク40は、工程中に一定の温度を保ち続けることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
株式会社豊田中央研究所
半導体装置
2日前
株式会社豊田中央研究所
レーダ装置
10日前
株式会社豊田中央研究所
溶融成形装置
2日前
株式会社豊田中央研究所
外観検査装置
5日前
株式会社豊田中央研究所
ガス濃縮装置
5日前
株式会社豊田中央研究所
水の酸化触媒
4日前
株式会社豊田中央研究所
車両用駆動装置
2日前
株式会社豊田中央研究所
コアプレート積層体
2日前
株式会社豊田中央研究所
複合材料の疲労寿命予測方法
3日前
株式会社豊田中央研究所
気液接触用の充填物、気液接触装置
2日前
株式会社豊田中央研究所
ジョイント機構、及び、注意喚起装置
4日前
株式会社豊田中央研究所
窒素電池、燃料合成装置及び燃料合成方法
6日前
株式会社豊田中央研究所
慣性力センサおよび慣性力センサの製造方法
6日前
株式会社豊田中央研究所
接合評価方法、接合評価装置および溶接システム
10日前
株式会社豊田中央研究所
システム、プログラム、情報処理方法及びシステムの構築方法
2日前
株式会社豊田中央研究所
還元反応用触媒、還元反応用触媒電極、および化合物合成システム
12日前
株式会社豊田中央研究所
二酸化炭素の回収脱離濃縮装置および二酸化炭素の回収脱離濃縮方法
4日前
株式会社豊田中央研究所
配置支援設計装置、配置支援設計方法、およびコンピュータプログラム
4日前
株式会社豊田中央研究所
スケジューリング装置、スケジューリング方法、およびコンピュータプログラム
13日前
株式会社豊田中央研究所
フレキシブルジョブショップ型の生産計画立案装置、生産計画立案方法、およびコンピュータプログラム
13日前
日本電気硝子株式会社
ガラス材
4か月前
個人
ガラス製品の製造方法
2か月前
株式会社フジクラ
シール装置
3か月前
日本電気硝子株式会社
ガラスの製造方法
2か月前
日本電気硝子株式会社
ガラス繊維用組成物
2か月前
日本電気硝子株式会社
ガラス繊維用組成物
3か月前
日本板硝子株式会社
自動車用窓ガラス
4か月前
株式会社オハラ
光学ガラス
3か月前
日東電工株式会社
ガラス樹脂複合体
5か月前
AGC株式会社
ガラス板の製造方法
4か月前
信越化学工業株式会社
ガラス母材の延伸方法
2か月前
日本電気硝子株式会社
ガラスの製造方法
1か月前
日本電気硝子株式会社
フィーダー
3か月前
AGC株式会社
ガラスペースト
3か月前
信越化学工業株式会社
光ファイバ母材の製造方法
1か月前
日本板硝子株式会社
ビル用複層ガラス
11日前
続きを見る
他の特許を見る