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公開番号
2025129909
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-05
出願番号
2024026882
出願日
2024-02-26
発明の名称
コアプレート積層体
出願人
株式会社豊田中央研究所
,
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
H02K
1/18 20060101AFI20250829BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】回転電機のコアプレートを積層したコアプレート積層体において、コアプレートの積層方向に流れる電流によって形成される循環電流を簡易な構造によって抑制する。
【解決手段】円環形状のコアプレート12は同一形状である。周方向に間隔をあけて規定された12箇所の接合位置のそれぞれに係合要素30が配置されている。積層されたとき、隣接するコアプレート12は、係合要素30どうしの係合によって接合される。係合要素30は、係合突起30Pと係合孔30Hを含む。コアプレート12を周方向に120°ずらすと、接合位置は、ずらす前の接合位置に重なる。係合孔30Hは、接合位置の3箇所周期で配置されている。コアプレート12を120°ずらしつつ順次積層すると、各接合位置に係合孔Hが配置される。係合孔Hが介在することにより、係合突起30Pと伝ってコアプレート積層方向に流れる電流が遮られ、循環電流が抑制される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
回転電機の、同一形状かつ円環形状のコアプレートを積層したコアプレート積層体であって、
前記コアプレートは、周方向に間隔を空けて規定された接合位置に配置された、係合突起または係合孔である係合要素を有し、 隣接する前記コアプレートは、それぞれの前記係合要素が係合することによって互いに接合しており、
隣接する前記コアプレートの対向する係合要素の少なくとも1つの対が前記係合突起と前記係合孔の対である、
コアプレート積層体。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のコアプレート積層体であって、
前記コアプレートの前記接合位置が、nを所定の自然数、kをn未満の全ての自然数としたとき、当該コアプレートを周方向にk/n回転ずらしたとき、ずらす前の接合位置に重なる、
コアプレート積層体。
【請求項3】
請求項2に記載のコアプレート積層体であって、
周方向に沿ってn×r個の接合位置が規定され、前記接合位置のmか所周期で前記係合孔が配置され、rとmは2以上の自然数であり、rとmが互いに素である、
コアプレート積層体。
【請求項4】
請求項2に記載のコアプレート積層体であって、
前記コアプレートを周方向にn等分したn個の分周領域が規定され、前記分周領域のそれぞれの、少なくとも1つの接合位置に前記係合孔が配置されている、
コアプレート積層体。
【請求項5】
請求項4に記載のコアプレート積層体であって、
前記分周領域のそれぞれの少なくとも1つの接合位置に、隣接するコアプレートの前記係合突起と係合する前記係合突起が配置されている、
コアプレート積層体。
【請求項6】
請求項5に記載のコアプレート積層体であって、
前記分周領域のそれぞれの前記係合孔および前記係合突起の配列順序が、前記分周領域ごとに異なる、
コアプレート積層体。
【請求項7】
請求項2に記載のコアプレート積層体であって、
前記コアプレートを周方向にn等分したn個の分周領域が規定され、
前記n個の分周領域ごとに、当該分周領域の端から順に第1番目から第r番目の前記接合位置が規定され、
第1番目から第r番目の前記接合位置のそれぞれにおいて、前記n個の分周領域のうち少なくとも1つの分周領域に前記係合孔が配置される、
コアプレート積層体。
【請求項8】
請求項2から7のいずれか1項に記載のコアプレート積層体であって、
前記コアプレート積層体は、基準となる位置にあるコアプレートと、前記基準となる位置から周方向にk/n回転ずれた位置にあるコアプレートと、を含む、
コアプレート積層体。
【請求項9】
請求項2から7のいずれか1項に記載のコアプレート積層体であって、
積層された前記コアプレートは、所定の枚数ごとに周方向に1/n回転ずつ前記係合要素の配列の位相がずれている、
コアプレート積層体。
【請求項10】
請求項8に記載のコアプレート積層体であって、
前記コアプレートは、前記コアプレート積層体を、他の構造体に固定するための形状特徴部を有し、前記形状特徴部が周方向にn個、等間隔で配置されている、
コアプレート積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機のコアを構成するコアプレート、特に円環形状のコアプレートを複数枚積層したコアプレート積層体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、環状に配置された複数の分割コア(18)によって構成されたステータコアが示されている。分割コア(18)は、複数の鋼板(19)を積層して構成されている。隣接する鋼板(19)は、それぞれのカシメ部(23,24)どうしが係合することにより接合されている。さらに、カシメ部(23,24)に替えて貫通穴(Ho)が形成された鋼板(19)を間に挟むことで、カシメ部(23,24)を介して複数の鋼板(19)を通して流れる渦電流を途切れさせる技術が開示されている。
【0003】
下記特許文献2には、円環形状の電磁鋼板(40)が積層されて構成されたステータコア(21)が示されている。ステータコア(21)は、隣接する電磁鋼板(40)がかしめ(C1,C2)を係合させて接合された電磁鋼板の組どうしを、さらに接着剤によって接着して形成されている。接着剤による接着部(41)は、平面視においてかしめ(C1,C2)と重複しないように配置されている。隣接する電磁鋼板(40)の組どうしの間に接着部(41)を介在させることにより、電磁鋼板(40)間を流れる迷走電流の発生を抑制させている。
【0004】
なお、上記の括弧内の符号は下記特許文献1,2でそれぞれ用いられている符号であり、本願の実施形態の説明で用いられる符号とは関連しない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2016/113876号
国際公開第2020/129924号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1においては、カシメ部を有する鋼板、カシメ部の位置に対応する貫通穴を有する鋼板など複数の鋼板を用いる必要がある。上記特許文献2においては、電磁鋼板が積層された組同士を、接着剤にて接着する必要がある。
【0007】
コアプレート(電磁鋼板)が積層されたコアプレート積層体の構成、および作製方法について改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る回転電機のコアプレートの積層体は、同一形状かつ円環形状のコアプレートを積層したコアプレート積層体であって、コアプレートは、周方向に間隔を空けて規定された接合位置に配置された、係合突起または係合孔である係合要素を有し、隣接するコアプレートは、それぞれの係合要素が接合位置において係合することによって互いに接合しており、隣接する前記コアプレートの対向する係合要素の少なくとも1つの対が係合突起と係合孔の対である。
【0009】
対向する係合突起と係合孔を設けることにより、積層されたコアプレートを貫く方向に流れる電流によって形成される循環電流の発生を抑制することができる。循環電流が抑制されるコアプレート積層体を、同一形状のコアプレートで実現することができる。
【0010】
コアプレートの接合位置は、nを所定の自然数、kをn未満の全ての自然数としたとき、当該コアプレートを周方向にk/n回転ずらしたとき、ずらす前の接合位置に重なるように規定してよい。
(【0011】以降は省略されています)
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