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公開番号
2025127439
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024221559
出願日
2024-12-18
発明の名称
衝撃吸収体
出願人
森六株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60R
21/04 20060101AFI20250825BHJP(車両一般)
要約
【課題】斜めに入力される衝撃を安定して吸収させることができる衝撃吸収体を提供する。
【解決手段】図2(b)に示すように、衝撃吸収体10は、突出部11と固定部14との間に、接続部15を備え、この接続部15の一部または全部が傾斜部16である。突出部11の軸線11bに対して傾斜した向きに外力F2が加わると、傾斜部16が変形して、突出部11はその軸線11bと外力F2とが揃うように向きを変えて、図2(c)となる。図2(c)の形態で、衝撃吸収体10は潰れて衝撃を吸収する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両用のドアパネルと、このドアパネルを車室側から覆っており、車室の内装であるドアトリムとの間に設けられ、
前記ドアトリム側から前記ドアパネル側へ向かって突出しており、先端が前記ドアパネルを受けることが可能であると共に、基端が前記ドアトリムの裏面から離れている、突出部と、
前記突出部の前記基端の外周に設けられており、前記ドアトリムに固定可能な固定部と、を備え、
前記突出部の前記基端と、前記固定部とは、環状の接続部を介して接続されており、
前記接続部は、前記突出部の軸線の径方向内側へ向かうに連れて前記ドアトリムに近づく、傾斜部を有する、衝撃吸収体。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
請求項1記載の衝撃吸収体であって、
前記接続部は、前記突出部の軸線の径方向内側へ向かうに連れて前記ドアトリムから離れる第2傾斜部を有し、
前記第2傾斜部は、前記傾斜部と、前記固定部とを接続している。
【請求項3】
請求項2記載の衝撃吸収体であって、
前記ドアトリムの裏面は、前記ドアパネル側へ突出している基部を備え、
前記固定部は、前記基部に対して固定可能であり、
前記突出部の軸線が延びる方向を基準として、前記突出部の前記基端は、前記基部の先端と同じ位置にある。
【請求項4】
請求項2記載の衝撃吸収体であって、
前記ドアトリムの裏面は、前記ドアパネル側へ突出している基部を備え、
前記突出部の軸線が延びる方向を基準として、前記突出部の前記基端は、前記基部の先端よりも前記ドアトリムに近い。
【請求項5】
請求項3又は請求項4に記載の衝撃吸収体であって、
前記突出部に、前記軸線に沿って延びる穴が複数本設けられている。
【請求項6】
請求項5に記載の衝撃吸収体であって、
前記穴は、前記突出部の前記基端まで延びている。
【請求項7】
請求項3又は請求項4に記載の衝撃吸収体であって、
前記突出部の前記基端と前記接続部との間に、第2接続部が介在し、
前記第2接続部は、環状であり、前記ドアトリムの裏面に平行に延びている。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアパネルとドアトリムとの間に配置される衝撃吸収体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ドアトリムは、ドアパネルの車室側に設けられる内張り部材である。
このようなドアトリムとドアパネルとの間に、乗員保護を強化することができる衝撃吸収体を配置することが、知られている。
【0003】
この種の衝撃吸収体は、各種の形状の物が提案されてきた(例えば、特許文献1(図2、図7(a)、(b))参照)。
【0004】
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図9(a)は従来の衝撃吸収体を備える車両の部分断面図である。
図9(a)に示すように、車両100の車室101に乗員が座るシート102が配置される。このシート102の横に配置されるドア110は、中空構造のドアパネル111と、ウインドウガラス112と、内張り部材としてのドアトリム113とを備える。
【0005】
そして、ドアトリム113とドアパネル111との間に、衝撃吸収体120が設けられている。衝撃吸収体120は潰れることにより衝突エネルギーを吸収する。
図において、車外から車室101に向かって大きな力が加わると、ドアパネル111が変形して車室101へ侵入する。そして、ドアトリム113がシート102に当り、衝撃吸収体120が潰れる。この潰れにより、大きな力が緩和され、シート102に座る乗員への影響が緩和される。
【0006】
図9(b)は図9(a)のb部拡大図である。
図9(b)に示すように、衝撃吸収体120は、ドアトリム113に固定されるフランジ121と、このフランジ121からドアパネル111側へ延びる大径筒部122と、この大径筒部122の先端に設けられる大径ドーナツ板123と、この大径ドーナツ板123の穴の縁からドアパネル111側へ延びる中径筒部124と、この中径筒部124の先端に設けられる中径ドーナツ板125と、この中径ドーナツ板125の穴の縁からドアパネル111側へ延びる小径筒部126と、この小径筒部126の先端開口を塞ぐリッド127とからなる。
衝撃吸収体120は、断面視で階段形状を呈する。
【0007】
図9(c)は従来の衝撃吸収体120の作用図である。
衝撃吸収体120は、階段形状であるため、図9(c)に示すように、容易に潰れる。
この潰れを検討すると、大径ドーナツ板123及び中径ドーナツ板125は外力の作用軸128に直交しているため、容易に曲がる。そのため、衝撃吸収体120は全体的に安定して潰れる。反面、衝撃吸収体120は衝撃吸収が穏やかになり、衝撃吸収性能は低くなる。
【0008】
衝撃吸収体120において、衝撃吸収性能を高めたいという要求がでることがある。
そこで、引用文献1よりも衝撃吸収性能が高い構造が、各種提案されてきた(例えば、特許文献2(図2)参照)。
【0009】
特許文献2を次図に基づいて説明する。
図10は従来の別の衝撃吸収体の断面図である。
図10に示すように、この衝撃吸収体130は、フランジ131と、このフランジ131から延びると共に先細り形状のテーパー筒部132と、このテーパー筒部132の先端開口を塞ぐリッド133とからなる。
【0010】
このような衝撃吸収体130は、図9(b)に示す大径ドーナツ板123及び中径ドーナツ板125が存在しないため、剛性が大きくなり、その分だけ衝撃吸収性能が高くなる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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