TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025127282
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024023928
出願日2024-02-20
発明の名称作業機械、作業機械を含むシステム、および作業機械の制御方法
出願人株式会社小松製作所
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類E02F 3/42 20060101AFI20250825BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】作業機械が走行するときの作業機からの荷こぼれを回避する。
【解決手段】作業機械は、車体と、車体に取り付けられ、先端にバケットを有する、作業機と、作業機の動作を指令するコントローラとを備えている。コントローラは、バケット内の積荷質量を減少させて積荷質量が積荷質量の目標値である目標積荷質量に近づくように、バケットを動作させる。コントローラは、積荷質量を減少し終えたと判断すると、バケットをチルト方向へ動作させる。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
車体と、
前記車体に取り付けられ、先端にバケットを有する、作業機と、
前記作業機の動作を指令するコントローラとを備え、
前記コントローラは、前記バケット内の積荷質量を減少させて前記積荷質量が前記積荷質量の目標値である目標積荷質量に近づくように、前記バケットを動作させ、前記積荷質量を減少し終えたと判断すると、前記バケットをチルト方向へ動作させる、作業機械。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記コントローラは、前記バケットをフルチルト状態まで動作させる、請求項1に記載の作業機械。
【請求項3】
前記コントローラは、少なくとも2つの異なる速度で、前記バケットをチルト方向へ動作させる、請求項1または請求項2に記載の作業機械。
【請求項4】
前記コントローラは、所定のバケット姿勢に至った後の前記バケットの速度を、前記所定のバケット姿勢に至るまでの前記バケットの速度よりも小さくする、請求項3に記載の作業機械。
【請求項5】
前記コントローラは、前記バケットをダンプ方向へ動作させて前記積荷質量を減少させる、請求項1または請求項2に記載の作業機械。
【請求項6】
前記コントローラは、現在の前記積荷質量が、前記目標積荷質量によって定まる所定の閾値に至ると、前記積荷質量を減少し終えたと判断する、請求項1または請求項2に記載の作業機械。
【請求項7】
車体と、前記車体に取り付けられ、先端にバケットを有する、作業機と、を含む作業機械と、
前記作業機の動作を指令するコントローラと、を備え、
前記コントローラは、前記バケット内の積荷質量を減少させて前記積荷質量が前記積荷質量の目標値である目標積荷質量に近づくように、前記バケットを動作させ、前記積荷質量を減少し終えたと判断すると、前記バケットをチルト方向へ動作させる、作業機械を含むシステム。
【請求項8】
作業機の先端のバケット内の積荷質量を減少させて前記積荷質量が目標値である目標積荷質量に近づくように、前記バケットを動作させることと、
前記積荷質量を減少し終えたと判断すると、前記バケットをチルト方向へ動作させることと、を備える、作業機械の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、作業機械、作業機械を含むシステム、および作業機械の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
米国特許出願公開第2017/0002542号明細書(特許文献1)には、作業ツールを振って作業ツール内の緩い材料を材料パイル上にこぼすことによって、緩い材料が材料パイルからダンプ位置への経路に沿ってこぼれないようにすると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2017/0002542号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
作業機械から搬送機械への積み込み量を最大にするには、作業機械が搬送機械へ向かって走行するときの、作業機からの荷こぼれを回避することが求められる。
【0005】
本開示では、作業機械が走行するときの作業機からの荷こぼれを回避できる、作業機械、作業機械を含むシステム、および作業機械の制御方法が提案される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のある局面に係る作業機械は、車体と、車体に取り付けられ、先端にバケットを有する、作業機と、作業機の動作を指令するコントローラとを備えている。コントローラは、バケット内の積荷質量を減少させて積荷質量が積荷質量の目標値である目標積荷質量に近づくように、バケットを動作させる。コントローラは、積荷質量を減少し終えたと判断すると、バケットをチルト方向へ動作させる。
【0007】
本開示のある局面に係るシステムは、作業機械を備えている。作業機械は、車体と、車体に取り付けられ、先端にバケットを有する、作業機と、を含んでいる。システムは、作業機の動作を指令するコントローラを備えている。コントローラは、バケット内の積荷質量を減少させて積荷質量が積荷質量の目標値である目標積荷質量に近づくように、バケットを動作させる。コントローラは、積荷質量を減少し終えたと判断すると、バケットをチルト方向へ動作させる。
【0008】
本開示のある局面に係る作業機械の制御方法は、以下のステップを備えている。第1のステップは、作業機の先端のバケット内の積荷質量を減少させて積荷質量が目標値である目標積荷質量に近づくように、バケットを動作させることである。第2のステップは、積荷質量を減少し終えたと判断すると、バケットをチルト方向へ動作させることである。
【発明の効果】
【0009】
本開示によると、作業機械が走行するときの作業機からの荷こぼれを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
ホイールローダの側面図である。
作業機の各部の寸法と、4つのモーメントのつり合いとを説明するための図である。
ホイールローダによる掘削作業後のチップオフを説明する模式図である。
ホイールローダの機能的構成を示した機能ブロック図である。
オートチップオフ制御の処理の流れを説明するためのフロー図である。
狙い土量を算出する処理の流れを示すフロー図である。
実施形態に従うオートチップオフの概要を示す模式図である。
Step1の制御における処理内容を示す模式図である。
Step2の制御における処理内容を示す模式図である。
Step2におけるバケットの速度を示すグラフである。
Step3の制御における処理内容を示す模式図である。
Step3における積荷質量の減少速度を示すグラフである。
オートチップオフ実行中のバケットの速度を示すグラフである。
フルチルト制御の処理の流れを説明するためのフロー図である。
オートチップオフ制御の処理の流れの他の例を説明するためのフロー図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
大都市防災設備
15日前
日立建機株式会社
作業機械
21日前
大成建設株式会社
新設構造物
20日前
個人
水底地盤の天地返し工法と専用作業船
17日前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
10日前
株式会社クボタ
作業機
27日前
日立建機株式会社
建設機械
22日前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
20日前
株式会社大林組
基礎構造
17日前
株式会社地盤改良堀田
基礎杭の設置方法
14日前
有限会社冨永総業
キャンプ用ペグ抜きハンマー
13日前
住友金属鉱山株式会社
タンク設置用基礎
10日前
株式会社フジタ
建築物とその施工方法
27日前
株式会社大林組
改良土の品質管理方法
22日前
株式会社山幸総建
シートパイルの土砂除去具
15日前
有限会社 櫂設計事務所
掘削・撹拌具
1日前
株式会社日立建機ティエラ
建設機械
14日前
アクアインテック株式会社
メーターボックスの蓋
20日前
個人
日本列島都市防災設備又は日本列島大都市防災設備
9日前
アロン化成株式会社
排水管通気設備
15日前
日本車輌製造株式会社
建設機械の組立方法
10日前
日立建機株式会社
作業機械
9日前
株式会社小松製作所
作業機械
2日前
戸田建設株式会社
基礎構造
10日前
JFEスチール株式会社
モノパイル
3日前
株式会社大林組
地盤評価方法及び地盤評価システム
10日前
コベルコ建機株式会社
カメラ保護装置
22日前
株式会社高脇基礎工事
鋼矢板割り治具
10日前
大和ハウス工業株式会社
基礎構造、及び基礎構造の施工方法
22日前
株式会社長谷工コーポレーション
水路形成体とその取付方法
23日前
鹿島建設株式会社
洗掘防止部材設置システム、洗掘防止部材設置方法
8日前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
20日前
積水ハウス株式会社
杭施工方法、管杭及び杭構造
22日前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
22日前
オリエンタル白石株式会社
ケーソン管理システム及びプログラム
20日前
日鉄建材株式会社
排水パイプ、排水パイプ用端末材、及び擁壁排水構造
1日前
続きを見る