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公開番号
2025126484
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-29
出願番号
2024022689
出願日
2024-02-19
発明の名称
無人航空機による樹脂剤の吹付け塗装装置
出願人
ライトウエイ株式会社
,
株式会社キグチテクニクス
,
株式会社アイシス
代理人
個人
主分類
B05B
17/00 20060101AFI20250822BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】原材料として融点が常温以上のものを用いるポリウレタン樹脂又はポリウレア樹脂の構造物表面への吹付け塗装を、短い準備作業期間で、広い作業範囲で、安全且つ確実に行える装置を提供する。
【解決手段】吹付け塗装装置Dは、無人航空機1を用いて構造物表面にポリウレタン樹脂又はポリウレア樹脂を吹付け塗装する装置であって、無人航空機1と、前記無人航空機1に搭載された、ポリイソシアネート化合物からなる第1液と、ポリオール化合物又はポリアミン化合物からなる第2液とを各々貯蔵した交換可能な2本以上の容器と、前記容器を保温する保温部材3と、前記容器に貯留された第1液および第2液をスタティックミキサー4に供給するアクチュエーター5と、前記スタティックミキサー4で混合された混合液を構造物表面に噴霧するノズル6とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
無人航空機を用いて構造物表面にポリウレタン樹脂又はポリウレア樹脂を吹付け塗装する装置であって、
無人航空機と、
前記無人航空機に搭載された、ポリイソシアネート化合物からなる第1液と、ポリオール化合物又はポリアミン化合物からなる第2液とを各々貯蔵した交換可能な2本以上の容器と、
前記容器を保温する保温部材と、
前記容器に貯留された第1液および第2液を混合器に供給するアクチュエーターと、
前記混合器で混合された混合液を前記構造物表面に噴霧するノズルと、
を備えたことを特徴とする吹付け塗装装置。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記アクチュエーターが、
圧縮気体が充填された蓄圧器と、
前記蓄圧器から圧縮気体が供給されるシリンダーと、
前記シリンダー内に軸方向に摺動可能に設けられたピストンとを有し、
圧縮気体が前記シリンダーに供給されることで、前記ピストンが前記シリンダー内を軸方向に摺動して前記ピストンのロッドが前記シリンダーから外方に突出して前記容器内の第1液および第2液を前記混合器へ押し出し供給するものである請求項1記載の吹付け塗装装置。
【請求項3】
前記混合器がスタティックミキサーである請求項1又は2記載の吹付け塗装装置。
【請求項4】
カメラをさらに備える請求項1又は2記載の吹付け塗装装置。
【請求項5】
前記ノズルから噴霧された混合液の外周を覆うカバー部材をさらに備える請求項1又は2記載の吹付け塗装装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、無人航空機によって構造物表面に樹脂剤、ポリマーセメントなどを吹付け塗装する装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
風力発電装置のブレードやタワー等の構造物の表面は、風雨に晒され続けることによる経年劣化、鳥類などの衝突や落雷などによる損傷が不可避的に生じる。また、高架橋の桁や橋脚、多種多様なコンクリート構造物等も中性化、塩害、凍害、疲労、風化等によりひび割れ、浮き・剥落、鉄筋の腐食等が発生する。このため定期的に構造物表面の検査が行われる。検査によって構造物表面の保護膜の剥がれや金属部分の錆などが見つかれば、保護膜の剥離部分や錆の発生部分が除去された後、樹脂剤の塗布やひび割れ部への注入等がなされ、さらに表面に保護膜を形成する補修が行われる。
【0003】
樹脂剤の塗布による補修は、通常、作業員によって行われるため、高所の場合は特に危険で作業性も悪かった。加えて、足場の組み立てあるいは吊り下げゴンドラの設置などの準備作業も含めた作業期間が長期間となりまた高費用となっていた。
【0004】
そこで、例えば、特許文献1には、吊り下げ体(無人航空機)によって、吐出部が設けられた支持本体部を吊り下げ、ホースを介して地上から送られてくる塗装剤を吐出部から構造物の壁面に吹付け塗装する装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-83932号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に提案の技術では、塗装剤はホースを介して地上から送られてくるため、作業範囲はホースの長さに制約される。また、融点が常温以上の塗装剤を用いる場合には、塗装剤が固化しないようにホースを加熱保温する必要があるので、ホースを長くすることは実使用上難しい。
【0007】
そこで本発明の目的は、原材料として融点が常温以上のものを用いるポリウレタン樹脂又はポリウレア樹脂の構造物表面への吹付け塗装を、短い準備作業期間で、広い作業範囲で、安全且つ確実に行える装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成する本発明に係る構造物表面の吹付け塗装装置の一態様は、無人航空機を用いて構造物表面にポリウレタン樹脂又はポリウレア樹脂を吹付け塗装する装置であって、無人航空機と、前記無人航空機に搭載された、ポリイソシアネート化合物からなる第1液と、ポリオール化合物又はポリアミン化合物からなる第2液とを各々貯蔵した交換可能な2本以上の容器と、前記容器を保温する保温部材と、前記容器に貯留された第1液および第2液を混合器に供給するアクチュエーターと、前記混合器で混合された混合液を前記構造物表面に噴霧するノズルとを備えたことを特徴とする。
【0009】
前記構成の吹付け塗装装置において、前記アクチュエーターが、圧縮気体が充填された蓄圧器と、前記蓄圧器から圧縮気体が供給されるシリンダーと、前記シリンダー内に軸方向に摺動可能に設けられたピストンとを有し、圧縮気体が前記シリンダーに供給されることで、前記ピストンが前記シリンダー内を軸方向に摺動して前記ピストンのロッドが前記シリンダーから外方に突出して前記容器内の第1液および第2液を前記混合器へ押し出し供給するものであるのが好ましい。
【0010】
また前記構成の吹付け塗装装置において、前記無人航空機にカメラがさらに搭載されるのが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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