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公開番号
2025126061
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-28
出願番号
2024022438
出願日
2024-02-16
発明の名称
重合体およびその製造方法
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08F
265/04 20060101AFI20250821BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】特に衝撃強度を付与する改質剤として有用な耐熱性に優れた重合体を提供することを課題とする。
【解決手段】ゴム含有重合体部分(P1)と、シランカップリング剤由来の構成単位を有する重合体部分(P2)とを含有し、前記重合体部分(P2)が前記ゴム含有重合体部分(P1)の外側にある重合体とする。また、特定のゴムを含む乳化重合ラテックスと反応性基を有するビニル単量体(a1)を含むビニル単量体(a)とを重合し、得られた重合体(A)の反応性基にシランカップリング剤(b)を反応させることにより、外側の重合体部分(P2)にシランカップリング剤由来の構成単位が導入された重合体を製造する。これにより、特に衝撃強度を付与する改質剤として有用な耐熱性に優れた重合体が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ゴム含有重合体部分(P1)と、シランカップリング剤由来の構成単位を有する重合体部分(P2)とを含有し、
前記重合体部分(P2)が前記ゴム含有重合体部分(P1)の外側にある、重合体。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記ゴム含有重合体部分(P1)が、ブタジエンゴム、シリコーンゴムおよびアクリルゴムからなる群から選ばれる少なくとも1種を含む、請求項1に記載の重合体。
【請求項3】
前記重合体のアセトンまたはテトラヒドロフランへの可溶分率が60質量%以下である、請求項1または2に記載の重合体。
【請求項4】
前記シランカップリング剤が、下記式(1)で表される化合物である、請求項1または2に記載の重合体。
TIFF
2025126061000005.tif
40
170
(前記式(1)中、R
1
~R
3
は、それぞれ独立に炭素数1~4のアルキル基である。R
4
は、水素原子または1価の有機基である。nは、1以上の整数である。)
【請求項5】
前記式(1)中のR
4
が、水素原子、アミノ基、エポキシ基、アルキル基、ビニル基、チオール基またはウレイド基である、請求項4に記載の重合体。
【請求項6】
前記重合体部分(P2)をグラフト部として有するグラフト共重合体である、請求項1または2に記載の重合体。
【請求項7】
前記重合体部分(P2)の含有量が、前記ゴム含有重合体部分(P1)100質量部に対して、0.1~20質量部である、請求項1または2に記載の重合体。
【請求項8】
前記重合体の80~120℃の温度範囲におけるtanδの最大値が0.5以下である、請求項1または2に記載の重合体。
【請求項9】
ブタジエンゴム、シリコーンゴムおよびアクリルゴムからなる群から選ばれる少なくとも1種を含む乳化重合ラテックスと、シランカップリング剤と反応する反応性基を有するビニル単量体(a1)を含むビニル単量体(a)とを重合して重合体(A)のラテックスを得る工程と、
前記重合体(A)が有する前記反応性基にシランカップリング剤(b)を反応させて重合体(B)を得る工程と、を含む、重合体の製造方法。
【請求項10】
前記重合体(A)を前記シランカップリング剤(b)と反応させる前に、ラテックス中の前記重合体(A)を凝固剤により凝固回収してから水に再分散させる工程をさらに含む、請求項9に記載の重合体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、重合体およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ゴム含有重合体にビニル単量体がグラフト重合されたグラフト共重合体は、所定のゴム粒子径、ゴム構造を維持したまま多種多様な樹脂に分散させることができるため、改質剤として衝撃強度が求められる樹脂に好適に用いられている。
【0003】
樹脂製品の製造時の成形温度はマトリックス樹脂の種類によって異なり、成形温度が高温になることも多いことから、使用する改質剤にも優れた耐熱性が求められる。
熱分解温度を向上させる方法の一例として、特許文献1には、グラフト部のポリアルキルメタクリレート成分にポリアルキルアクリレート成分を少量加え、ポリアルキルアクリレート成分によってポリアルキルメタクリレート成分の解重合を抑制することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-19349号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1のようにポリアルキルアクリレート成分を加えるだけでは熱分解温度の向上効果が不十分なことがある。
【0006】
本発明の主たる目的は、特に衝撃強度を付与する改質剤として有用な耐熱性に優れた重合体、および前記重合体の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者等は、前記課題を解決するために鋭意検討した結果、ゴム含有重合体の外側の重合体部分にポリオルガノシロキサン成分を導入することにより、優れた耐熱性が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
すなわち、本発明は以下の態様を含む。
[1]ゴム含有重合体部分(P1)と、シランカップリング剤由来の構成単位を有する重合体部分(P2)とを含有し、
前記重合体部分(P2)が前記ゴム含有重合体部分(P1)の外側にある、重合体。
[2]前記ゴム含有重合体部分(P1)が、ブタジエンゴム、シリコーンゴムおよびアクリルゴムからなる群から選ばれる少なくとも1種を含む、[1]に記載の重合体。
[3]前記重合体のアセトンまたはテトラヒドロフランへの可溶分率が60質量%以下である、[1]または[2]に記載の重合体。
[4]前記シランカップリング剤が、下記式(1)で表される化合物である、[1]~[3]のいずれかに記載の重合体。
TIFF
2025126061000001.tif
40
170
(前記式(1)中、R
1
~R
3
は、それぞれ独立に炭素数1~4のアルキル基である。R
4
は、水素原子または1価の有機基である。nは、1以上の整数である。)
[5]前記式(1)中のR
4
が、水素原子、アミノ基、エポキシ基、アルキル基、ビニル基、チオール基またはウレイド基である、[4]に記載の重合体。
[6]前記重合体部分(P2)をグラフト部として有するグラフト共重合体である、[1]~[5]のいずれかに記載の重合体。
[7]前記重合体部分(P2)の含有量が、前記ゴム含有重合体部分(P1)100質量部に対して、0.1~20質量部である、[1]~[6]のいずれかに記載の重合体。
[8]前記重合体の80~120℃の温度範囲におけるtanδの最大値が0.5以下である、[1]~[7]のいずれかに記載の重合体。
[9]ブタジエンゴム、シリコーンゴムおよびアクリルゴムからなる群から選ばれる少なくとも1種を含む乳化重合ラテックスと、シランカップリング剤と反応する反応性基を有するビニル単量体(a1)を含むビニル単量体(a)とを重合して重合体(A)のラテックスを得る工程と、
前記重合体(A)が有する前記反応性基にシランカップリング剤(b)を反応させて重合体(B)を得る工程と、を含む、重合体の製造方法。
[10]前記重合体(A)を前記シランカップリング剤(b)と反応させる前に、ラテックス中の前記重合体(A)を凝固剤により凝固回収してから水に再分散させる工程をさらに含む、[9]に記載の重合体の製造方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、特に衝撃強度を付与する改質剤として有用な耐熱性に優れた重合体、および前記重合体の製造方法が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書においては、以下の用語の定義を採用する。
「構成単位」とは、単量体に由来する構成単位、すなわち単量体が重合することによって形成された構成単位、又は重合体を処理することによって構成単位の一部が別の構造に変換された構成単位を意味する。
「(メタ)アクリレート」は、アクリレートとメタクリレートの総称である。
「~」で表される数値範囲は、~の前後の数値を下限値及び上限値として含む数値範囲を意味する。
本明細書に開示の含有量、種々の物性値、性状値の数値範囲は、その下限値及び上限値を任意に組み合わせて新たな数値範囲とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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