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公開番号
2025113204
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2025006194
出願日
2025-01-16
発明の名称
組成物及び塗料組成物
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09D
175/04 20060101AFI20250725BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】低粘度の組成物、及び前記組成物を用いた塗料組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】アクリル重合体(P)と多価アルコール(S)を含有する組成物であって、前記アクリル重合体(P)が、水酸基含有不飽和モノマー(p1)由来の構造単位を含有し、前記多価アルコール(S)の分子量が100以下である、樹脂組成物とすることにより、低粘度の組成物、及び前記組成物を用いた塗料組成物を提供することができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
アクリル重合体(P)と多価アルコール(S)を含有する組成物であって、
前記アクリル重合体(P)が、水酸基含有不飽和モノマー(p1)由来の構造単位を含有し、
前記多価アルコール(S)の分子量が100以下である、組成物。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記アクリル重合体(P)の重量平均分子量が2,000以上、8,000以下である、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記アクリル重合体(P)の水酸基価が80mgKOH/g以上、170mgKOH/g以下である、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記多価アルコール(S)の沸点が100℃以上である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項5】
前記多価アルコール(S)の25℃での粘度が100mPa・s以下である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項6】
前記組成物の80℃での粘度が、1,200mPa・s以下である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の組成物と硬化剤(C)とを含む塗料組成物。
【請求項8】
前記硬化剤(C)がポリイソシアネートである、請求項7に記載の塗料組成物。
【請求項9】
インモールドコーティング用塗料組成物である、請求項7に記載の塗料組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、組成物及び塗料組成物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、基材表面に優れた外観及び性能等を付与することを目的として、該基材表面上に塗料組成物を塗装し、硬化させて塗膜を形成することが行なわれている。近年では、環境負荷軽減の観点から、塗料組成物中の揮発性有機化合物(VOC)の低減及び塗装時の空調エネルギーの低減等が求められている。通常、VOCは塗料の粘度を低減する役割を有しているため、塗料のVOCを低減するためには組成物の低粘度化が必要である。
【0003】
また、自動車分野に用いられる塗料組成物にもVOCの低減や空調エネルギーの低減が求められている。一般に自動車は、自動車のボディを形成する金属材料と、バンパーなどを形成する樹脂材料を有しており、金属材料や樹脂材料を基材として塗料組成物が塗装されている。近年、樹脂材料の強度向上などの理由により、従来は金属材料が使用されていた部位において、より軽量な樹脂材料への転換が進んでいる。
【0004】
樹脂材料への塗装方法は種々存在するが、その塗装方法の一つとしてインモールドコーティングがある。インモールドコーティングとは、金型内において樹脂材料を成形した後に、成形物と金型内壁との間に塗料組成物を注入し、塗料組成物を硬化させた後に、塗膜が被覆された成形物を金型から取り出す塗装方法である。この塗装方法では閉じた系で塗装から硬化までを行うことから、気泡等による塗膜の不具合を避けるために、実質的にほぼ無溶剤であることが求められる。
【0005】
特許文献1には、溶剤の使用を低減することができる硬化性組成物として、特定のポリオールと、水酸基を含有する重合体と、イソシアネートとを組み合わせてなる硬化性組成物が提案されており、高湿度雰囲気下における硬化時の塗膜外観に優れる塗膜が得られることが開示されている。
【0006】
ほかにも、重合体とイソシアネートとを組み合わせた組成物として、特許文献2にはイソシアネート反応性基含有樹脂(A)、ポリイソシアネート化合物(B)、及び数平均分子量が100~1000の範囲内である水酸基含有芳香族化合物(C)を含有する、インモールドコーティングのための塗料組成物が開示されている。また、該方法によって、配合された塗料組成物の性状やコーティングされた成形基板の塗膜性能が良好であることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平10-120896号公報
国際公開第2021/205934号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、本発明者等が検討したところ、特許文献1に記載の技術ではポリオール成分を溶剤の代わりに用いているが、特にインモールドコーティングでは塗料の粘度が高く、塗装が困難であることが分かった。
特許文献2に記載の技術では、ポリエステル樹脂が主体のため耐候性への懸念がある。また、溶剤にベンジルアルコールを使用しているため、イソシアネートでの架橋反応時にダンデリング鎖が形成され、塗膜の靭性が低下する可能性がある。また、VOCの低減のために溶剤の使用量を減らすと塗工液の粘度が上昇し、塗工が困難になるという問題がある。
【0009】
本発明は、低粘度の組成物、及び前記組成物を用いた塗料組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らが上記目的を達成するべく鋭意検討を重ねた結果、溶剤の代わりにポリオール成分を用いる場合、高分子量のポリオールではインモールドコーティングに適用するには粘度が高くなりすぎることが分かった。そして、さらに検討を行った結果、水酸基を有するアクリル重合体と、分子量が100以下の多価アルコールとを含有する組成物を用いることにより、上記目的を達成できることを見出した。
通常、塗膜の靭性が低下するという懸念から、分子量が100以下の多価アルコールの使用は敬遠されている。しかし、本発明では当該多価アルコールをあえて用いることで、低粘度の組成物を得ることができる。さらに、イソシアネートなどの硬化剤を含有して塗料組成物とする場合には、多価アルコールは架橋反応を起こして架橋構造を形成することから、塗料組成物の全てを有効成分とすることができ、靭性に優れる塗膜を形成することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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