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公開番号2025115736
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010352
出願日2024-01-26
発明の名称振動板用フィルム、音響機器用振動板、音響機器及び電子機器
出願人三菱ケミカル株式会社
代理人個人,個人
主分類C08G 63/16 20060101AFI20250731BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】低温特性と耐熱性及び柔軟性に優れ、低温から高温まで柔軟性の変化が小さいという特長を有する振動板用フィルムを提供する。
【解決手段】下記式(1)で表される脂肪族ジヒドロキシ化合物(1)に由来するカーボネート構造単位(X)と、下記要件Iを満たすジヒドロキシ化合物(2)に由来するカーボネート構造単位(Y)とを含み、示差操作熱量計による測定で融点ピーク温度を有するポリカーボネート樹脂組成物を用いた振動板用フィルム。
<要件I>
該ジヒドロキシ化合物(2)とカーボネート源とをエステル交換法で重合して得られるポリカーボネート樹脂(2)が、示差操作熱量計による測定で融点ピーク温度を有する。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025115736000017.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">30</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">140</com:WidthMeasure> </com:Image> (X,Yは、それぞれ単結合、または1~15個の炭素原子と0~6個の酸素原子と2~30個の水素原子とからなる、環状構造を持たない2価の連結基。nは2~100。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリカーボネート樹脂組成物を用いて得られる振動板用フィルムであって、
該ポリカーボネート樹脂組成物が、下記式(1)で表される脂肪族ジヒドロキシ化合物(1)に由来するカーボネート構造単位(X)と、下記要件Iを満たすジヒドロキシ化合物(2)に由来するカーボネート構造単位(Y)とを含むポリカーボネート樹脂組成物であって、
該ポリカーボネート樹脂組成物が、示差操作熱量計を用いて20℃/minの昇温速度で加熱して融点ピーク温度を測定した場合、融点ピーク温度を有する、振動板用フィルム。
<要件I>
該ジヒドロキシ化合物(2)とカーボネート源とをエステル交換法で重合して得られるポリカーボネート樹脂(2)が、示差操作熱量計を用いて20℃/minの昇温速度で加熱して融点ピーク温度を測定した場合、融点ピーク温度を有する。
TIFF
2025115736000014.tif
30
140
(式(1)において、XおよびYは互いに異なり、それぞれ独立に、単結合、または1~15個の炭素原子と0~6個の酸素原子と2~30個の水素原子とからなる、環状構造を持たない2価の連結基を表す。nは、2~100の整数である。)
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記ポリカーボネート樹脂組成物が、全カーボネート構造単位100質量%中に、前記カーボネート構造単位(X)を1~99質量%、前記カーボネート構造単位(Y)を1~99質量%含む、請求項1に記載の振動板用フィルム。
【請求項3】
前記ポリカーボネート樹脂組成物が、全カーボネート構造単位100質量%中に、前記カーボネート構造単位(X)を40~85質量%、前記カーボネート構造単位(Y)を15~60質量%含む、請求項2に記載の振動板用フィルム。
【請求項4】
前記脂肪族ジヒドロキシ化合物(1)の数平均分子量が400以上10,000以下である、請求項1に記載の振動板用フィルム。
【請求項5】
前記脂肪族ジヒドロキシ化合物(1)が下記式(2)で表される脂肪族ジヒドロキシ化合物である、請求項1に記載の振動板用フィルム。
TIFF
2025115736000015.tif
27
140
(式(2)において、nは、2~100の整数である。)
【請求項6】
前記ジヒドロキシ化合物(2)が、下記式(3)~(6)で表されるジヒドロキシ化合物のいずれかである、請求項1に記載の振動板用フィルム。
TIFF
2025115736000016.tif
96
140
【請求項7】
前記ポリカーボネート樹脂組成物のガラス転移温度が-100℃以上30℃以下である、請求項1に記載の振動板用フィルム。
【請求項8】
前記ポリカーボネート樹脂組成物の融点ピーク温度が130℃以上350℃以下である、請求項1に記載の振動板用フィルム。
【請求項9】
動的粘弾性測定による前記ポリカーボネート樹脂組成物の-30℃における貯蔵弾性率E’(-30℃)(単位:MPa)が、0.1以上700以下である、請求項1に記載の振動板用フィルム。
【請求項10】
動的粘弾性測定による前記ポリカーボネート樹脂組成物の130℃における貯蔵弾性率E’(130℃)(単位:MPa)が、0.1以上700以下である、請求項1に記載の振動板用フィルム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、低温特性(低温機械的強度)、耐熱性及び柔軟性に優れ、低温から高温まで柔軟性の指標となる弾性率の変化が小さいという特長を有する振動板用フィルムと、この振動板用フィルムを用いた音響機器用振動板、並びにこの音響機器用振動板を有する音響機器と、この音響機器を有する電子機器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ポリカーボネート樹脂は、機械的強度、電気特性、透明性等に優れ、エンジニアリングプラスチックとして、電気・電子機器分野、自動車分野等、様々な分野において幅広く利用されている。
しかし、現状では、ポリエステル系熱可塑性エラストマーや熱可塑性ポリウレタンのように、エラストマーとして利用されているポリカーボネート樹脂は少ないことから、ポリカーボネート系熱可塑性エラストマーの開発により、更なる用途拡大が見込める可能性がある。
【0003】
近年、スピーカーに用いられる振動板には、柔軟性が求められ、ゴムや熱可塑性エラストマーが注目されている。また、スピーカーは使用中高温になるため、耐熱性が求められる。さらに、使用温度で高音質を維持するためには、低温から高温まで弾性率の変化が小さいという特徴が必要とされる。
【0004】
特許文献1には、アラミドナノファイバーよりなる軽量で高い剛性および高い損失正接値を有するスピーカー振動板用シートが提案されているが、特許文献1のスピーカー振動板用シートは、柔軟性に乏しいという欠点がある。
【0005】
一方で、石油資源の枯渇や二酸化炭素排出量の増加による地球温暖化が危惧されていることから、カーボンニュートラルな植物由来モノマーを原料としたプラスチックの開発が求められている。そのような状況の中、特許文献2には、植物由来原料から製造される化合物を用いた、柔軟性、色相、熱安定性に優れたポリカーボネート樹脂と、それを耐衝撃性改良剤として用いることで耐衝撃性や耐熱性に優れたポリカーボネート樹脂組成物が開示されている。特許文献2には、具体的には、ポリトリメチレンエーテルグリコール(以下、「PO3G」と略記することがある。)とイソソルビドとを用いた共重合ポリカーボネート樹脂が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-17796号公報
特開2021-91900号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献2の共重合ポリカーボネート樹脂は、柔軟性は優れているものの、ポリトリメチレンエーテルグリコールを共重合していることで、ガラス転移温度が大幅に低くなり、耐熱性が低くなる。そのため、耐熱性が求められる振動板用途に用いることは困難と考えられる。
【0008】
本発明の目的は、低温特性(低温機械的強度)、耐熱性及び柔軟性に優れ、低温から高温まで柔軟性の指標となる弾性率の変化が小さいという特長を有する振動板用フィルムと、この振動板用フィルムを用いた音響機器用振動板、並びにこの音響機器用振動板を有する音響機器と、この音響機器を有する電子機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、特定の脂肪族ジヒドロキシ化合物に由来するカーボネート構造単位と、特定の要件を満たすジヒドロキシ化合物に由来するカーボネート構造単位とを含み、融点ピーク温度を有するポリカーボネート樹脂組成物を用いることにより、上記目的に合致する振動板用フィルムとなることを見出した。
【0010】
本発明は、以下の[1]~[15]を要旨とする。
(【0011】以降は省略されています)

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