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公開番号
2025125761
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-28
出願番号
2024021906
出願日
2024-02-16
発明の名称
電動車両用無線通信システム
出願人
朝日電装株式会社
代理人
個人
主分類
B60R
25/40 20130101AFI20250821BHJP(車両一般)
要約
【課題】認証コードが正規の認証コードであると判定されたときに限り、車載コンバータを起動させてロック手段に電力供給することにより、待ち受けのための消費電力を低下させることができる電動車両用無線通信システムを提供する。
【解決手段】電動車両Vに搭載され、アクセススイッチ8を操作することによりアクセス信号を無線送信可能な車載ユニット1と、車載ユニット1に認証コードを含む所定の応答信号を無線送信可能な携帯機2と、認証コードが正規の認証コードか否か判定し得る判定手段4と、正規の認証コードであると判定された場合に、車両の走行を規制するロック手段9に電力供給してロックを解除し得るロック制御手段5とを具備し、判定手段4により認証コードが正規の認証コードであると判定されたことを条件として、車載コンバータCを起動させて低電圧に変換してロック手段9に電力供給するものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
駆動用モータに電力供給して走行可能とする車載バッテリと、前記車載バッテリの電圧を車両に取り付けられた電装品に応じた低電圧に変換する車載コンバータとを具備した電動車両に配設され、車両固有の認証コードを無線通信して認証可能な電動車両用無線通信システムであって、
車両に搭載され、搭乗者が任意に操作可能な操作手段を有するとともに、前記操作手段を操作することによりアクセス信号を無線送信可能な車載ユニットと、
車両の搭乗者が携帯可能とされるとともに、前記アクセス信号を受信したとき、前記車載ユニットに前記認証コードを含む所定の応答信号を無線送信可能な携帯機と、
前記応答信号を受信したとき、前記認証コードが正規の認証コードか否か判定し得る判定手段と、
前記判定手段により前記認証コードが正規の認証コードであると判定された場合に、車両の走行を規制するロック手段に電力供給してロックを解除し得るロック制御手段と、
を具備し、
前記操作手段が操作される前の待ち受け時間において、前記車載コンバータを起動させずに前記車載バッテリから電力供給されるとともに、前記判定手段により前記認証コードが正規の認証コードであると判定されたことを条件として、前記車載コンバータを起動させ、前記車載バッテリの電圧を低電圧に変換して前記ロック手段に電力供給することを特徴とする電動車両用無線通信システム。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記車載ユニットは、前記判定手段を有する制御部と、無線通信のためのアンテナによる送受信を可能にする通信回路とを有するとともに、前記待ち受け時間において、前記制御部及び通信回路にのみ前記車載バッテリから電力供給することを特徴とする請求項1記載の電動車両用無線通信システム。
【請求項3】
前記判定手段により前記認証コードが正規の認証コードであると判定されたことを条件として、前記車載コンバータを作動させたとき、前記ロック手段に加えて、車両が具備する電装品に制御信号を送受信可能な通信システムに対して低電圧に変換された電力を供給することを特徴とする請求項1記載の電動車両用無線通信システム。
【請求項4】
前記車載ユニットは、発光手段を具備するとともに、前記アクセス信号を発信した後、前記応答信号を受信するまでの待機時間において、前記発光手段を点灯または点滅させることを特徴とする請求項1記載の電動車両用無線通信システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯機から車載ユニットに無線送信された応答信号に応じて車両の走行を可能とし得る電動車両用無線通信システムに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
搭乗者が携帯するとともに車両固有の認証コードを電波にて送信し得る携帯機と、その送信された認証コードを受信可能な車載ユニットとを具備し、携帯機から無線送信された認証コードが正規の認証コードである場合、車両の各種ロックの解除、及び駆動源の始動を許可し得る無線通信システムが普及している。このような無線通信システムは、車載ユニットに配設されたアクセスボタンを押圧操作すると、アクセス信号が無線送信され、そのアクセス信号を受信した携帯機が認証コードを無線送信するとともに、当該認証コードが車載ユニットにて受信されると、当該認証コードが正規の認証コードであるか否か判定し得るよう構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-220088号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような無線通信システムを電動車両(EV:Electric Vehicle)に適用した場合においては、以下のような課題があった。
電動車両は、駆動用モータに電力供給して走行可能とする車載バッテリを具備しており、当該車載バッテリは、発熱を抑制しつつ駆動用モータに電力供給する必要があるため、特に大型車両においては高い電圧(例えば72V)に設定されている。また、車両に取り付けられたターンシグナル等の各種の電装品は、それらの仕様によって、車載バッテリの電圧より低い電圧(低電圧)による電力供給が必要とされていたため、車載バッテリの電圧を低電圧に変換した後、それぞれの電装品に電力供給可能な車載コンバータ(DC-DCコンバータ)を具備した電動車両が提供されている。
【0005】
一方、上記従来の無線通信システムにおいては、電装品と同様、車載コンバータにて車載バッテリの電圧を低電圧に変換した後、車両の走行を規制するロック手段に電力供給してロックを解除する必要があるものの、アクセスボタンが操作される前の待ち受け時間においても車載コンバータが作動していると、車載コンバータによる電圧の変換による電力ロスにより、待ち受けのための消費電力が大きくなってしまうという問題がある。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、認証コードが正規の認証コードであると判定されたときに限り、車載コンバータを起動させてロック手段に電力供給することにより、待ち受けのための消費電力を低下させることができる電動車両用無線通信システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の発明は、駆動用モータに電力供給して走行可能とする車載バッテリと、前記車載バッテリの電圧を車両に取り付けられた電装品に応じた低電圧に変換する車載コンバータとを具備した電動車両に配設され、車両固有の認証コードを無線通信して認証可能な電動車両用無線通信システムであって、車両に搭載され、搭乗者が任意に操作可能な操作手段を有するとともに、前記操作手段を操作することによりアクセス信号を無線送信可能な車載ユニットと、車両の搭乗者が携帯可能とされるとともに、前記アクセス信号を受信したとき、前記車載ユニットに前記認証コードを含む所定の応答信号を無線送信可能な携帯機と、前記応答信号を受信したとき、前記認証コードが正規の認証コードか否か判定し得る判定手段と、前記判定手段により前記認証コードが正規の認証コードであると判定された場合に、車両の走行を規制するロック手段に電力供給してロックを解除し得るロック制御手段とを具備し、前記操作手段が操作される前の待ち受け時間において、前記車載コンバータを起動させずに前記車載バッテリから電力供給されるとともに、前記判定手段により前記認証コードが正規の認証コードであると判定されたことを条件として、前記車載コンバータを起動させ、前記車載バッテリの電圧を低電圧に変換して前記ロック手段に電力供給することを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電動車両用無線通信システムにおいて、前記車載ユニットは、前記判定手段を有する制御部と、無線通信のためのアンテナによる送受信を可能にする通信回路とを有するとともに、前記待ち受け時間において、前記制御部及び通信回路にのみ前記車載バッテリから電力供給することを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の電動車両用無線通信システムにおいて、前記判定手段により前記認証コードが正規の認証コードであると判定されたことを条件として、前記車載コンバータを作動させたとき、前記ロック手段に加えて、車両が具備する電装品に制御信号を送受信可能な通信システムに対して低電圧に変換された電力を供給することを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の電動車両用無線通信システムにおいて、前記車載ユニットは、発光手段を具備するとともに、前記アクセス信号を発信した後、前記応答信号を受信するまでの待機時間において、前記発光手段を点灯または点滅させることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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