TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025125329
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-27
出願番号
2024021310
出願日
2024-02-15
発明の名称
ニッケル水素電池用負極活物質及びその製造方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
,
愛知製鋼株式会社
,
日本重化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
4/38 20060101AFI20250820BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】初期活性化に優れ、ならし充放電の回数が少なくても放電容量を高めることが可能なニッケル水素電池用負極活物質及びその製造方法を提供する。
【解決手段】Ti、Zr、Cr、Mn、及びNiを含有し、さらに、La及びCeからなる群より選ばれる一種以上の元素を含有する水素吸蔵合金を含み、かつ、前記水素吸蔵合金全体に対して、La及びCeからなる群より選ばれる一種以上の元素の合計含有割合が、8原子%以下である、ニッケル水素電池用負極活物質及びその製造方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
Ti、Zr、Cr、Mn、及びNiを含有し、さらに、La及びCeからなる群より選ばれる一種以上の元素を含有する水素吸蔵合金を含み、かつ、
前記水素吸蔵合金全体に対して、La及びCeからなる群より選ばれる一種以上の元素の合計含有割合が、8原子%以下である、
ニッケル水素電池用負極活物質。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記水素吸蔵合金が、主相、粒界相、及び第三相を備え、
主相はAB
2
型合金相であり、かつ、粒界相はAB型合金相であり、
前記AB
2
型合金相について、AがTi及びZrからなる群より選ばれる一種以上の元素であり、かつ、BがCr、Mn、及びNiからなる群より選ばれる一種以上の元素であり、
前記AB型合金相について、AがTi及びZrからなる群より選ばれる一種以上の元素であり、かつ、BがNiであり、かつ、
前記第三相が、La及びCeからなる群より選ばれる一種以上の元素とNiとを含む合金相である、請求項1に記載のニッケル水素電池用負極活物質。
【請求項3】
前記主相中のNiの含有割合が、前記主相全体に対して、14原子%以上、21原子%以下である、請求項1又は2に記載のニッケル水素電池用負極活物質。
【請求項4】
Ti、Zr、Cr、Mn、及びNiを含有し、さらに、La及びCeからなる群より選ばれる一種以上の元素を含有する原材料を溶解して溶湯を得ること、及び
前記溶湯を冷却して、前記溶湯を凝固させて、水素吸蔵合金の鋳塊を得ること、
を含み、
前記溶湯全体に対して、La及びCeからなる群より選ばれる一種以上の元素の合計含有割合が、8原子%以下である、
ニッケル水素電池用負極活物質の製造方法。
【請求項5】
前記鋳塊をアルカリ溶液中に曝すこと、をさらに含む、請求項4に記載のニッケル水素電池用負極活物質の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ニッケル水素電池用負極活物質及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
ニッケル水素電池の負極活物質として、水素吸蔵合金が用いれらている。水素吸蔵合金は、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示された水素吸蔵合金は、所定量のZr、Ti、Nb、V、Ni、Mn、Cr、Co、Fe、Si、Mo、及びBを含有し、かつ、合金相としての金属間化合物を備え、その金属間化合物がラーベス相に属する立方晶のC15型又はC14型である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-36930号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された水素吸蔵合金を負極活物質に用いると、初期活性化に難があり、放電容量を高めるには、ならし充放電の回数が多くなる、という課題を、本発明者らは見出した。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたもので、初期活性化に優れ、ならし充放電の回数が少なくても放電容量を高めることが可能なニッケル水素電池用負極活物質及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のニッケル水素電池用活物質及びその製造方法は、次の態様をとり得る。
〈態様1〉Ti、Zr、Cr、Mn、及びNiを含有し、さらに、La及びCeからなる群より選ばれる一種以上の元素を含有する水素吸蔵合金を含み、かつ、
前記水素吸蔵合金全体に対して、La及びCeからなる群より選ばれる一種以上の元素の合計含有割合が、8原子%以下である、
ニッケル水素電池用負極活物質。
〈態様2〉前記水素吸蔵合金が、主相、粒界相、及び第三相を備え、
主相はAB
2
型合金相であり、かつ、粒界相はAB型合金相であり、
前記AB
2
型合金相について、AがTi及びZrからなる群より選ばれる一種以上の元素であり、かつ、BがCr、Mn、及びNiからなる群より選ばれる一種以上の元素であり、
前記AB型合金相について、AがTi及びZrからなる群より選ばれる一種以上の元素であり、かつ、BがNiであり、かつ、
前記第三相が、La及びCeからなる群より選ばれる一種以上の元素とNiとを含む合金相である、態様1に記載のニッケル水素電池用負極活物質。
〈態様3〉前記主相中のNiの含有割合が、前記主相全体に対して、14原子%以上、21原子%以下である、態様1又は2に記載のニッケル水素電池用負極活物質。
〈態様4〉Ti、Zr、Cr、Mn、及びNiを含有し、さらに、La及びCeからなる群より選ばれる一種以上の元素を含有する原材料を溶解して溶湯を得ること、及び
前記溶湯を冷却して、前記溶湯を凝固させて、水素吸蔵合金の鋳塊を得ること、
を含み、
前記溶湯全体に対して、La及びCeからなる群より選ばれる一種以上の元素の合計含有割合が、8原子%以下である、
ニッケル水素電池用負極活物質の製造方法。
〈態様5〉前記鋳塊をアルカリ溶液中に曝すこと、をさらに含む、態様4に記載のニッケル水素電池用負極活物質の製造方法。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、Ti、Zr、Cr、Mn、及びNiを含有する水素吸蔵合金に、さらに、La及びCeからなる群より選ばれる一種以上の元素を少量添加することにより、初期活性化に優れ、ならし充放電の回数が少なくても放電容量を高めることが可能なニッケル水素電池用負極活物質及びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、ならし回数と放電容量の関係を示すグラフである。
図2は、実施例1の試料についてのEDX面分析結果を示す説明図である。
図3は、比較例1の試料についてのEDX面分析結果を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に示す実施形態は、本開示のニッケル水素電池用負極活物質(以下、単に「本開示の負極活物質」ということがある。)及びその製造方法を限定するものではない。
【0010】
理論に拘束されないが、本開示の負極活物質が、初期活性化に優れ、ならし充放電の回数が少なくても放電容量を高めることが可能な理由に関し、本発明者らが得た知見について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
トヨタ自動車株式会社
車両
16日前
トヨタ自動車株式会社
車両
21日前
トヨタ自動車株式会社
車両
7日前
トヨタ自動車株式会社
車両
18日前
トヨタ自動車株式会社
車両
23日前
トヨタ自動車株式会社
装置
17日前
トヨタ自動車株式会社
装置
17日前
トヨタ自動車株式会社
車両
24日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
7日前
トヨタ自動車株式会社
サーバ
1日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
8日前
トヨタ自動車株式会社
回転子
8日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
23日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
16日前
トヨタ自動車株式会社
加熱装置
7日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
24日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
7日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
7日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関
7日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
16日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
7日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
7日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
7日前
トヨタ自動車株式会社
車両構造
25日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
9日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
23日前
トヨタ自動車株式会社
給電装置
7日前
トヨタ自動車株式会社
冷却装置
7日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
24日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
24日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
7日前
トヨタ自動車株式会社
ステータ
25日前
トヨタ自動車株式会社
液系電池
25日前
トヨタ自動車株式会社
溶接装置
21日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
15日前
続きを見る
他の特許を見る