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公開番号2025123117
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2024019003
出願日2024-02-09
発明の名称模擬シーン生成装置、体験装置、及び、動作改善支援システム
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類G09B 9/052 20060101AFI20250815BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】技術が未熟な人物の技能を効率的に向上させることを課題とする。
【解決手段】技術改善の対象となる対象者の行動に関するデータである対象者行動データ330aと、模範者の行動に関するデータである模範者行動データ330bを、少なくとも比較することで、対象者の行動に対する改善要因を選定し、当該改善要因のデータである選定改善要因データを出力する改善要因選定部と、選定改善要因データに基づく模擬空間をベースシーンとして選定するベースシーン選定部と、ベースシーンに対して、改善要因に対応するモデルである追加/修正モデルを追加した模擬シーンのデータである模擬シーンデータを生成し、出力するシーン修正部と、を備え、模擬空間とは、対象者の行動空間である。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
技術改善の対象となる対象者の行動に関するデータである対象者行動データと、模範者の行動に関するデータである模範者行動データを、少なくとも比較することで、前記対象者の行動に対する改善要因を選定し、当該改善要因のデータである選定改善要因データを出力する改善要因選定部と、
前記選定改善要因データに基づく模擬空間をベースシーンとして選定するベースシーン選定部と、
前記ベースシーンに対して、前記改善要因に対応するモデルである追加/修正モデルを追加した模擬シーンのデータである模擬シーンデータを生成し、出力するシーン修正部と、
を備え、
前記模擬空間とは、前記対象者の行動空間である
模擬シーン生成装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
少なくとも、前記対象者行動データと、前記模範者行動データとの比較から、前記対象者の前記行動に関するスコアを算出する評価部を備え、
前記評価部は、前記対象者の複数の行動のそれぞれについて前記スコアを算出し、
前記改善要因選定部は、
複数の前記行動のうち、前記スコアに基づいて、前記対象者の行動を前記改善要因として選定する
ことを特徴とする請求項1に記載の模擬シーン生成装置。
【請求項3】
前記模擬シーンデータには、改善要因に関するデータが含まれている
ことを特徴とする請求項1に記載の模擬シーン生成装置。
【請求項4】
前記模擬シーンとは、前記対象者が視認する可能性がある景色を仮想的に表示するためのものである
ことを特徴とする請求項1に記載の模擬シーン生成装置。
【請求項5】
前記対象者行動データは、対象者による運転の際の行動に関するデータであり、前記模範者行動データは、模範者による運転の際の行動に関するデータである
ことを特徴とする請求項1に記載の模擬シーン生成装置。
【請求項6】
技術改善の対象となる対象者が視認する可能性がある景色を仮想的に表示するための模擬シーンに関するデータである模擬シーンデータを表示装置に表示する表示処理部を備え、
前記表示処理部は、
前記模擬シーンデータに含まれる改善要因に関するデータを表示装置に表示する
体験装置。
【請求項7】
前記体験装置を操作している人物の動作情報を取得するセンサの出力をフィードバックデータとして生成し、生成した前記フィードバックデータを出力するフィードバックデータ生成部
を備えることを特徴とする請求項6に記載の体験装置。
【請求項8】
前記表示処理部は、
前記体験装置の操作のデータと、模範者行動データを基に、技術改善の対象となる対象者と、模範者の行動の差異を前記表示装置に表示し、
前記模範者行動データは、模範者の行動に関するデータである
ことを特徴とする請求項6に記載の体験装置。
【請求項9】
技術改善の対象となる対象者の行動に関するデータである対象者行動データと、模範者の行動に関するデータである模範者行動データを、少なくとも比較することで、前記対象者の行動に対する改善要因を選定し、当該改善要因のデータである選定改善要因データを出力する改善要因選定部と、
前記選定改善要因データに基づく模擬空間をベースシーンとして選定するベースシーン選定部と、
前記ベースシーンに対して、前記改善要因に対応するモデルである追加/修正モデルを追加した模擬シーンのデータである模擬シーンデータを生成し、出力するシーン修正部と、
を備える模擬シーン生成装置を有するとともに、
前記模擬シーンデータを表示装置に表示する表示処理部を備える体験装置を有する動作改善支援システムであって、
前記模擬空間とは、前記対象者の行動空間であり、
前記表示処理部は、
前記模擬シーンデータに含まれる改善要因に関するデータを表示装置に表示する
動作改善支援システム。
【請求項10】
前記体験装置は、
前記体験装置を操作している人物の動作情報を取得するセンサの出力をフィードバックデータとして生成し、生成した前記フィードバックデータを前記対象者行動データに反映させるフィードバックデータ生成部
を備えることを特徴とする請求項9に記載の動作改善支援システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、模擬シーン生成装置、体験装置、及び、動作改善支援システムの技術に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
EC(Electronic Commerce)需要の急拡大による慢性的な職業ドライバ不足に伴う輸送インフラの脆弱化が世界的な社会問題となっている。このような中で、事故ゼロを基本とした運送効率化が求められている。そして、運送効率化に伴って、職業ドライバの運転スキルや安全意識の効率的な向上支援が重要となっている。
【0003】
これに対して、特許文献1では、「模擬運転装置は、制御装置、操作装置、及び表示装置を備え、模擬講習シナリオに基づいて、車両の運転を模擬する模擬運転装置であって、制御装置は、所定の難易度を有する模擬講習シナリオに基づいて模擬画像を生成して表示装置に出力する画像生成部と、表示装置に表示された模擬画像を用いた模擬講習中の受講者による操作装置の操作を表す操作信号を操作装置から取得する操作取得部と、操作信号に基づいて、受講者の運転の習熟度を決定する決定部と、受講者の習熟度に応じて、少なくとも模擬画像上に同時に表示される注意物体の数を変えて、模擬講習シナリオの難易度を変更する難易度変更部と、を有する」と記載されている(要約参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-163488号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されている発明では、事前に準備したコース情報の提示をベースとしている。そのため、運転技術が未熟な対象者が実際に走行する環境とは乖離がある。また、特許文献1において、難易度変更は、対象者の習熟度に応じて、同時に表示する注意物体の数を変えるのみであり、改善の余地がある。
【0006】
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、技術が未熟な人物の技能を効率的に向上させることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記した課題を解決するため、本発明は、技術改善の対象となる対象者の行動に関するデータである対象者行動データと、模範者の行動に関するデータである模範者行動データを、少なくとも比較することで、前記対象者の行動に対する改善要因を選定し、当該改善要因のデータである選定改善要因データを出力する改善要因選定部と、前記選定改善要因データに基づく模擬空間をベースシーンとして選定するベースシーン選定部と、前記ベースシーンに対して、前記改善要因に対応するモデルである追加/修正モデルを追加した模擬シーンのデータである模擬シーンデータを生成し、出力するシーン修正部と、を備え、前記模擬空間とは、前記対象者の行動空間である。
その他の解決手段は実施形態中において適宜記載する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、技術が未熟な人物の技能を効率的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係る動作改善支援システムの構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態における模擬空間生成装置の構成を示す機能ブロック図である。
模擬空間データを構成するデータを示す図である。
本実施形態における行動データ収集装置の構成を示す機能ブロック図と、行動データを構成するデータを示す図である。
本実施形態に係る模擬シーン生成装置の構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態における改善要因抽出部の機能ブロック図である。
改善要因抽出部が行う動作の手順を示すフローチャートである。
本実施形態における模擬シーン生成部の機能ブロック図である。
模擬シーン生成部が行う動作の手順を示すフローチャートである。
模擬シーン生成部におけるシーン修正部の動作の具体例を示す図である。
本実施形態に係る体験装置の機能ブロック図である。
体験装置が行う動作の手順を示すフローチャートである。
本実施形態に係る模擬シーン生成装置のハードウェア構成図である。
本実施形態に係る体験装置のハードウェア構成図である。
本実施形態に係る体験装置で表示される表示画面の一例を示す図である。
表示画面に表示される注意喚起表示の例を示す図である。
変形例における模擬シーン生成部が行う動作の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本発明を実施するための形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下、図1~図17を参照して、本発明にかかる模擬シーン生成装置400、及び動作改善支援装置の実施形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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