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公開番号2025122795
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2024018446
出願日2024-02-09
発明の名称熱風生成装置及び熱風生成方法
出願人株式会社前川製作所
代理人個人,個人,個人
主分類F24H 4/06 20060101AFI20250815BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】高温の除湿空気を省エネルギーで生成できる熱風生成装置及び熱風生成方法を提供する。
【解決手段】熱風生成装置1は、プレクーラ装置3と、プレヒータ装置4と、ヒートポンプ装置5と、を備える。プレクーラ装置3は、ヒートポンプ装置5との間で熱移動媒体が循環されるように接続され、ヒートポンプ装置5により生成される冷却された熱移動媒体を用いて外気OAを冷却除湿することで除湿空気を生成する。プレヒータ装置4は、復水器11で生成される排熱を利用して除湿空気を予加熱することで温風WAを生成する。ヒートポンプ装置5は、温風WAを加熱することで熱風HAを生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
プレクーラ装置と、
プレヒータ装置と、
ヒートポンプ装置と、
を備え、
前記プレクーラ装置は、前記ヒートポンプ装置との間で熱移動媒体が循環されるように接続され、前記ヒートポンプ装置により生成される冷却された前記熱移動媒体を用いて空気を冷却除湿することで除湿空気を生成し、
前記プレヒータ装置は、外部で生成される排熱を利用して前記除湿空気を予加熱することで温風を生成し、
前記ヒートポンプ装置は、前記温風を加熱することで熱風を生成する、
ことを特徴とする熱風生成装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
供給側熱交換器を備え、
前記供給側熱交換器は、前記排熱を利用して前記プレクーラ装置から前記ヒートポンプ装置へと還流される前記熱移動媒体を加熱する、
ことを特徴とする請求項1に記載の熱風生成装置。
【請求項3】
空気温度検出部と、
プレクーラ入口流量調整弁と、
を備え、
前記空気温度検出部は、前記除湿空気の温度を検出し、
前記プレクーラ入口流量調整弁は、前記空気温度検出部の検出結果に基づいて、前記プレクーラ装置に供給される前記熱移動媒体の流量を調整する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱風生成装置。
【請求項4】
媒体温度検出部と、
熱交換器入口流量調整弁と、
を備え、
前記媒体温度検出部は、前記ヒートポンプ装置に還流される直前の前記熱移動媒体の温度を検出し、
前記熱交換器入口流量調整弁は、前記媒体温度検出部の検出結果に基づいて、前記供給側熱交換器に供給される前記熱移動媒体の流量を調整する、
ことを特徴とする請求項2に記載の熱風生成装置。
【請求項5】
プレクーラ装置と、
プレヒータ装置と、
排出側熱交換器と、
ヒートポンプ装置と、
を備え、
前記プレクーラ装置は、前記ヒートポンプ装置との間で熱移動媒体が循環されるように接続され、前記ヒートポンプ装置により生成される冷却された前記熱移動媒体を用いて空気を冷却除湿することで除湿空気を生成し、
前記プレヒータ装置は、外部で生成される排熱を利用して前記除湿空気を予加熱することで温風を生成し、
前記排出側熱交換器は、前記ヒートポンプ装置により生成される加熱された他の熱移動媒体を用いて前記温風を加熱し、熱風を生成する、
ことを特徴とする熱風生成装置。
【請求項6】
ヒートポンプ装置により生成される冷却された熱移動媒体を用いて空気を冷却除湿し、除湿空気を生成する冷却除湿工程と、
前記冷却除湿工程の後に、外部で生成される排熱を利用して前記除湿空気を予加熱し、温風を生成する予加熱工程と、
前記予加熱工程の後に、前記ヒートポンプ装置を用いて前記温風を加熱し、熱風を生成する熱風生成工程と、
を有する、
ことを特徴とする熱風生成方法。
【請求項7】
ヒートポンプ装置により生成される冷却された熱移動媒体を用いて空気を冷却除湿し、除湿空気を生成する冷却除湿工程と、
前記冷却除湿工程の後に、外部で生成される排熱を利用して前記除湿空気を予加熱し、温風を生成する予加熱工程と、
前記予加熱工程の後に、前記ヒートポンプ装置により生成される加熱された他の熱移動媒体を用いて前記温風を加熱し、熱風を生成する熱風生成工程と、
を有する、
ことを特徴とする熱風生成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱風生成装置及び熱風生成方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、除湿された乾燥空気(以下、除湿空気と称する)を生成するために、デシカントロータによって空気中の水分を吸着させたり、冷却して除湿(以下、冷却除湿と称する)させたりすることが知られている。デシカントロータを用いて除湿空気を生成する場合、デシカントロータによる水分の吸着時に吸着熱が発生する。このため、デシカントロータとヒートポンプ装置とを併用することにより、吸着熱により昇温した空気を効率よく使用する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このものは、吸着熱により昇温した空気を、ヒートポンプ装置のエアクーラによって冷却している。吸着したデシカントロータの水分を放出させるために、ヒートポンプ装置のエアヒータを用いてデシカントロータを通過する空気を加熱している。これにより、装置の運転効率を向上できる。
一方、冷却除湿することにより除湿空気を生成する場合、空気を冷却する冷却部と、冷却部によって冷却された空気を加熱する加熱部と、を備える(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-16090号公報
特開平5-312470号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の特許文献1にあっては、さらに運転効率が向上された省エネルギーな装置が望まれている。上述の特許文献2にあっては、除湿するための空気を冷却するので、高温な除湿空気を生成するために過大なエネルギーを必要としてしまうという課題があった。
【0006】
そこで、本発明は、高温の除湿空気を省エネルギーで生成できる熱風生成装置及び熱風生成方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明に係る熱風生成装置は、プレクーラ装置と、プレヒータ装置と、ヒートポンプ装置と、を備え、前記プレクーラ装置は、前記ヒートポンプ装置との間で熱移動媒体が循環されるように接続され、前記ヒートポンプ装置により生成される冷却された前記熱移動媒体を用いて空気を冷却除湿することで除湿空気を生成し、前記プレヒータ装置は、外部で生成される排熱を利用して前記除湿空気を予加熱することで温風を生成し、前記ヒートポンプ装置は、前記温風を加熱することで熱風を生成する。
【0008】
このように構成することで、ヒートポンプ装置により生成された熱移動媒体を用いて空気を冷却除湿するので、省エネルギーで除湿空気を生成できる。しかも、この除湿空気を外部で生成される排熱を利用して加熱するので、省エネルギーで除湿空気を高温化し、温風を生成できる。この温風を、さらにヒートポンプ装置によって加熱して熱風を生成するので、高温な除湿空気を省エネルギーで生成できる。
【0009】
上記構成において、供給側熱交換器を備え、前記供給側熱交換器は、前記排熱を利用して前記プレクーラ装置から前記ヒートポンプ装置へと還流される前記熱移動媒体を加熱してもよい。
【0010】
このように構成することで、ヒートポンプ装置に還流される熱移動媒体の温度を調整することができる。このため、ヒートポンプ装置の駆動効率を向上しつつ、熱風の温度調整を容易に行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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