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公開番号
2025122735
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2024018342
出願日
2024-02-09
発明の名称
エンコーダ及び計測システム
出願人
多摩川精機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01D
5/244 20060101AFI20250815BHJP(測定;試験)
要約
【課題】ユーザ側で通信速度を切り替えることが可能なエンコーダを提供する。
【解決手段】エンコーダ100において、電源投入時に、メモリ120に記憶された通信速度設定値を読み出し、読み出された通信速度設定値により設定された通信速度で受信または送信するように通信部130を設定し、通信部130経由でコントローラ10から送信要求用リクエスト信号を受信すると、信号処理部160で生成された状態検出情報を通信部130経由でコントローラ10に送信するよう制御し、通信部130経由でコントローラ10から新たな通信速度設定値をデータとして含む通信速度設定用リクエスト信号を受信すると、新たな通信速度設定値をメモリ120に記憶させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
制御部(110)と、
通信速度設定値を記憶する不揮発性のメモリ(120)と、
計測対象機器の状態を検出するセンシング部(150)と、
前記センシング部(150)の検出結果から状態検出情報を生成する信号処理部(160)と、
コントローラ(10)と通信する通信部(130)と、
を備え、
前記制御部(110)は、
電源投入時に、前記メモリ(120)に記憶された前記通信速度設定値を読み出し、読み出された前記通信速度設定値により設定された通信速度で受信または送信するように前記通信部(130)を設定し、
前記通信部(130)経由で前記コントローラ(10)から送信要求用リクエスト信号を受信すると、前記信号処理部(160)で生成された前記状態検出情報を前記通信部(130)経由で前記コントローラ(10)に送信するよう制御し、
前記通信部(130)経由で前記コントローラ(10)から新たな通信速度設定値をデータとして含む通信速度設定用リクエスト信号を受信すると、前記新たな通信速度設定値を前記メモリ(120)に記憶させる、
エンコーダ。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記通信部(130)は、
予め定められた固定の第1通信速度で受信する第1受信部(131)と、
通信速度を変更可能であり、前記メモリ(120)から読み出された前記通信速度設定値により設定された第2通信速度で受信する第2受信部(132)と、
通信速度を変更可能であり、前記通信速度設定値により設定された第2通信速度で送信する送信部(133)と、を有する、
請求項1に記載のエンコーダ。
【請求項3】
前記第1受信部(131)は、前記第1通信速度で前記コントローラ(10)から前記通信速度設定値をデータとして含む通信速度設定用リクエスト信号を受信し、
前記第2受信部(132)は、前記第2通信速度で前記コントローラ(10)から前記通信速度設定値をデータとして含む通信速度設定用リクエスト信号を受信する、
請求項2に記載のエンコーダ。
【請求項4】
前記通信部(130)は、
予め定められた異なる固定の第1通信速度で受信する複数の第1受信部(131a,131b)と、
通信速度を変更可能であり、前記通信速度設定値により設定されたそれぞれ異なる第2通信速度で受信する複数の第2受信部(132a,132b)と、
通信速度を変更可能であり、前記通信速度設定値により設定されたそれぞれ異なる第2通信速度で送信する複数の送信部(133a,133b)と、を有する、
請求項1に記載のエンコーダ。
【請求項5】
前記通信部(130)において、前記第1通信速度は、前記第2通信速度の最低値よりも低く設定される、
請求項2に記載のエンコーダ。
【請求項6】
前記通信部(130)において、前記第1通信速度は、前記第2通信速度の最低値の1/2より低く設定される、
請求項2に記載のエンコーダ。
【請求項7】
前記制御部(110)は、
電源投入時は、前記メモリ(120)への前記新たな通信速度設定値の記憶を受け入れない状態で起動し、
前記通信部(130)経由で前記コントローラ(10)から通信速度変更許可用リクエスト信号を受信すると、前記新たな通信速度設定値の前記メモリ(120)への記憶が可能な状態になる、
請求項1に記載のエンコーダ。
【請求項8】
前記制御部(110)は、前記メモリ(120)への記憶が可能な状態になり、前記新たな通信速度設定値を前記メモリ(120)に記憶させた後に、前記メモリ(120)への前記新たな通信速度設定値の記憶を受け入れない状態に戻す、
請求項7に記載のエンコーダ。
【請求項9】
前記制御部(110)は、
前記通信部(130)経由で前記コントローラ(10)から通信速度設定値確認用リクエスト信号を受信すると、前記メモリ(120)に記憶された前記通信速度設定値を読み出し、
読み出された前記通信速度設定値を、前記通信部(130)経由で前記コントローラ(10)に送信するよう制御する、
請求項1に記載のエンコーダ。
【請求項10】
前記制御部(110)は、メモリコントローラ(111)と、信号処理コントローラ(112)と、切替部(113)と、を備え、
前記切替部(113)は、前記通信部(130)からの前記送信要求用リクエスト信号を前記信号処理コントローラ(112)に与え、
前記信号処理コントローラ(112)は、前記送信要求用リクエスト信号に応じて、前記状態検出情報を前記通信部(130)経由で前記コントローラ(10)に送信するよう制御し、
前記切替部(113)は、前記通信部(130)からの前記新たな通信速度設定値をデータとして含む通信速度設定用リクエスト信号を前記メモリコントローラ(111)に与え、
前記メモリコントローラ(111)は、前記新たな通信速度設定値を前記メモリ(120)に記憶させ、
前記切替部(113)は、前記通信部(130)からの通信速度設定値確認用リクエスト信号を前記メモリコントローラ(111)に与え、
前記メモリコントローラ(111)は、前記メモリ(120)に記憶された前記通信速度設定値を読み出し、読み出された前記通信速度設定値を、前記通信部(130)経由で前記コントローラ(10)に送信するよう制御する
請求項1に記載のエンコーダ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、エンコーダ及び計測システムに関し、特に、コントローラとエンコーダとの通信速度の設定に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
エンコーダは、計測対象機器の状態、例えば、モータまたは車輪の回転角度を検出している。コントローラからの送信要求用リクエスト信号を受信したエンコーダは、計測対象機器の状態に関する状態検出情報を、コントローラに送信する。
【0003】
エンコーダは、不揮発性のメモリに通信速度設定値を記憶しており、この通信速度設定値に基づいた通信速度でコントローラと通信する。通信速度設定値は、エンコーダの出荷前に製造者により不揮発性のメモリに書き込まれる。このため、ユーザ側でエンコーダの通信速度を変更することはできなかった。
【0004】
一方、ユーザ側でエンコーダの通信速度を切り換える技術について、以下の特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-54536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1に記載のように、通信部の中に、コマンド判定部、設定部、記憶部などを設けることにより、ユーザ側でエンコーダの通信速度を切り換えることは可能になる。しかし、通信部に専用の回路や部品が必要になり、一般的な送受信回路では対応できず、構成が複雑化する問題があった。
【0007】
このため、通信部の構成を複雑化することなく、ユーザ側でエンコーダの通信速度を切り替え可能にすることが望まれている。
【0008】
本発明は、通信部の構成を複雑化することなく、ユーザ側でエンコーダの通信速度を切り替えることが可能な、エンコーダ及び計測システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明に係るエンコーダは、制御部と、通信速度設定値を記憶する不揮発性のメモリと、計測対象機器の状態を検出するセンシング部と、センシング部の検出結果から状態検出情報を生成する信号処理部と、コントローラと通信する通信部と、を備え、制御部は、電源投入時に、メモリに記憶された通信速度設定値を読み出し、読み出された通信速度設定値により設定された通信速度で受信または送信するように通信部を設定し、通信部経由でコントローラから送信要求用リクエスト信号を受信すると、信号処理部で生成された状態検出情報を通信部経由でコントローラに送信するよう制御し、通信部経由でコントローラから新たな通信速度設定値をデータとして含む通信速度設定用リクエスト信号を受信すると、新たな通信速度設定値をメモリに記憶させる。
【0010】
この発明に係るエンコーダにおいて、通信部は、予め定められた固定の第1通信速度で受信する第1受信部と、通信速度を変更可能であり、メモリから読み出された通信速度設定値により設定された第2通信速度で受信する第2受信部と、通信速度を変更可能であり、通信速度設定値により設定された第2通信速度で送信する送信部と、を有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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