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公開番号2025108014
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024001579
出願日2024-01-10
発明の名称ロータ構造
出願人多摩川精機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02K 1/278 20220101AFI20250715BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ロータから回転軸に向かう磁束を減らし、ステータに向かう磁束を増やすことが可能なロータ構造を提供する。
【解決手段】ロータ100の構造は、回転軸10の周囲に設けられ、磁性材により構成されたロータヨーク101と、ロータヨーク101の周方向に沿うように、ロータヨーク101内に所定の角度間隔で設けられ、径方向に着磁された複数個の永久磁石110と、磁性体により構成され、ロータヨーク101の軸方向の端面を覆うと共に、ロータヨーク101の外周面のうち端面に近接する領域を覆うロータカバー120とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸(10)の周囲に設けられ、磁性材により構成されたロータヨーク(101)と、
前記ロータヨーク(101)の周方向に沿うように、前記ロータヨーク(101)内に所定の角度間隔で設けられ、径方向に着磁された複数個の永久磁石(110)と、
磁性体により構成され、前記ロータヨーク(101)の軸方向の端面を覆うと共に、前記ロータヨーク(101)の外周面のうち前記端面に近接する領域を覆うロータカバー(120)と、
を備えるロータ構造。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記ロータカバー(120)は、
前記ロータヨーク(101)の軸方向の前記端面を覆う環状平面部(121)と、
前記環状平面部(121)の外周部に設けられ、前記外周面のうち前記端面に近接する領域を覆う筒部(122)と、
により形成される請求項1に記載のロータ構造。
【請求項3】
前記環状平面部(121)は、前記複数個の永久磁石(110)が隣接する領域に各々形成されたフラックスバリア(125)を備える、
請求項2に記載のロータ構造。
【請求項4】
前記フラックスバリア(125)は、前記ロータヨーク(101)に設けられた中空孔により形成される、
請求項3に記載のロータ構造。
【請求項5】
前記フラックスバリア(125)は、前記径方向の内側に向かって周方向の幅が狭くなる形状に形成される、
請求項3に記載のロータ構造。
【請求項6】
前記ロータカバー(120)は、前記ロータヨーク(101)の端面に接着されるか、または、前記回転軸(10)に圧入されて取り付けられる、
請求項1に記載のロータ構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動機に用いられるロータの構造に関し、特に、埋込構造永久磁石同期電動機に用いられるロータの構造に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
埋込構造永久磁石同期電動機において、本来はロータからステータに向かう磁束の一部が、ロータからステータに向かわずに回転軸に向かって流れ、ロータと回転軸の間で循環することがある。この結果、モータの効率が低下する問題を生じていた。また、回転軸に向かう磁束は、ベアリング、エンコーダ、及び電磁ブレーキなどの各種部品に影響を与える可能性があり、磁気シールドなどの対策が必要になっていた。
ステータに向かわずロータ内などを循環する磁束を減らすため、フラックスバリアと呼ばれる磁気抵抗の高い空間をロータヨーク内に設けることが従来から知られている。この種のフラックスバリアを有するロータについては、以下の特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-055560号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1では、複数の永久磁石が周方向に配置された埋込構造永久磁石同期電動機において、フラックスバリアによりロータの外周付近を循環する磁束を減らす技術が開示されている。
【0005】
しかし、特許文献1に開示された技術では、埋込構造永久磁石同期電動機のロータの端面近くからステータに向かわずに回転軸に向かって磁束が流れ、ロータと回転軸の間で磁束が循環する現象に対して対処することができない。
【0006】
このため、埋込構造永久磁石同期電動機のロータの端面近くからステータに向かわずに回転軸に向かって流れる磁束を減らし、ロータからより多くの磁束がステータに向かうことが望まれている。
【0007】
本発明は、ロータから回転軸に向かう磁束を減らし、ステータに向かう磁束を増やすことが可能なロータ構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明に係るロータ構造は、回転軸の周囲に設けられ、磁性材により構成されたロータヨークと、ロータヨークの周方向に沿うように、ロータヨーク内に所定の角度間隔で設けられ、径方向に着磁された複数個の永久磁石と、磁性体により構成され、ロータヨークの軸方向の端面を覆うと共に、ロータヨークの外周面のうち端面に近接する領域を覆うロータカバーと、を備える。
【0009】
この発明に係るロータ構造において、ロータカバーは、ロータヨークの軸方向の端面を覆う環状平面部と、環状平面部の外周部に設けられ、外周面のうち端面に近接する領域を覆う筒部と、により形成されてもよい。
【0010】
この発明に係るロータ構造において、環状平面部は、複数個の永久磁石が隣接する領域に各々形成されたフラックスバリアを備えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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