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公開番号2025122635
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-21
出願番号2025014132
出願日2025-01-30
発明の名称金属回収装置
出願人株式会社SCREENホールディングス
代理人個人
主分類C22B 7/00 20060101AFI20250814BHJP(冶金;鉄または非鉄合金;合金の処理または非鉄金属の処理)
要約【課題】廃棄物から標的金属を自動で回収することができる技術を提供する。
【解決手段】金属回収装置1は、リアクター20と、抽出液供給部30と、微生物供給部40と、微生物回収部60とを備える。リアクター20は、廃棄物9Eを収容可能である。抽出液供給部30は、リアクター20に、廃棄物9Eに含まれる金属を溶解させる抽出液を供給する。微生物供給部40は、標的金属が溶解した抽出液に、標的金属を吸収する微生物を供給する。微生物回収部60は、標的金属を吸収した微生物を、抽出液から回収する。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
廃棄物から標的金属を回収する金属回収装置であって、
廃棄物を収容可能なリアクターと、
前記リアクターに、前記廃棄物に含まれる金属を溶解させる抽出液を供給する抽出液供給部と、
標的金属が溶解した前記抽出液に、前記標的金属を吸収する微生物または前記微生物由来の成分を供給する微生物供給部と、
前記標的金属を吸収した前記微生物または前記微生物由来の成分を、前記抽出液から回収する微生物回収部と、
を備える、金属回収装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の金属回収装置であって、
前記抽出液供給部は、
不要金属を溶解させる一次抽出液に用いられる液体を貯留する第1タンクと、
前記標的金属を溶解させる二次抽出液に用いられる液体を貯留する第2タンクと、
前記第1タンクおよび前記第2タンクの液体を前記リアクターに送液する送液部と、
を有する、金属回収装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の金属回収装置であって、
前記抽出液供給部は、前記抽出液を噴霧するスプレーノズルを有する、金属回収装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3に記載の金属回収装置であって、
前記リアクター内の抽出液を撹拌する撹拌機構、
をさらに備える、金属回収装置。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の金属回収装置であって、
前記リアクター内に配置された超音波振動子、
をさらに備える、金属回収装置。
【請求項6】
請求項1または請求項2に記載の金属回収装置であって、
前記抽出液への金属の浸出度を検出する浸出度検出部、
をさらに備える、金属回収装置。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載の金属回収装置であって、
微生物回収部は、
前記微生物または前記微生物由来の成分を吸着する長尺帯状のフィルターの一部を、前記リアクター内へ搬送し、かつ、前記リアクター外へ搬送するフィルター搬送機構、
をさらに備える、金属回収装置。
【請求項8】
請求項7に記載の金属回収装置であって、
前記フィルター搬送機構は、前記フィルターの一部を前記リアクター内に垂れ下げて、前記抽出液に前記フィルターを浸漬させる、金属回収装置。
【請求項9】
請求項1または請求項2に記載の金属回収装置であって、
前記リアクター内の廃棄物を回収する廃棄物回収部、
をさらに備える、金属回収装置。
【請求項10】
請求項9に記載の金属回収装置であって、
前記廃棄物回収部は、
前記廃棄物を収容可能であるとともに、液体を通す複数の穴が形成されたメッシュ容器と、
前記メッシュ容器を前記リアクター内の位置と、前記リアクター外の位置との間で移動させる容器移動部と、
前記リアクター外の前記メッシュ容器から排出された前記廃棄物を収容する廃棄物収容部と、
をさらに備える、金属回収装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書で開示される主題は、金属回収装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
E-wasteと呼ばれる電気電子機器廃棄物などの廃棄物からレアメタルや貴金属を回収することは、鉱山から新産の金属資源を採掘することに比べてはるかに効率的であり、環境負荷も少ないことから、近年注目されている。
【0003】
例えば特許文献1は、目的金属を含有する貴水溶液から前記目的金属を回収する方法を開示している。具体的には、目的金属イオンを含有する貴水溶液を形成するために、浸出液で固体原料物質から前記目的金属を溶解させることを含む溶解工程と、前記目的金属の少なくとも一部が微生物に生物吸着するように、前記微生物を前記貴水溶液と接触させることを含むバイオソープション工程であって、前記微生物は金属を含み、貴水溶液は貧液になる、バイオソープション工程と、前記貧液から前記金属を含む微生物を実質的に分離することを含む、分離する工程と、前記金属を含む微生物から前記目的金属の回収を含む回収工程と、を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2019-535910号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1では、廃棄物から標的金属を回収することを自動化することについては何ら考慮されていない。
【0006】
本発明の目的は、廃棄物から標的金属を自動で回収することができる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、第1態様は、廃棄物から標的金属を回収する金属回収装置であって、廃棄物を収容可能なリアクターと、前記リアクターに、前記廃棄物に含まれる金属を溶解させる抽出液を供給する抽出液供給部と、標的金属が溶解した抽出液に、前記標的金属を吸収する微生物または前記微生物由来の成分を供給する微生物供給部と、前記標的金属を吸収した前記微生物または前記微生物由来の成分を、前記抽出液から回収する微生物回収部と、を備える。
【0008】
第2態様は、第1態様の金属回収装置であって、前記抽出液供給部は、不要金属を溶解させる一次抽出液に用いられる液体を貯留する第1タンクと、前記標的金属を溶解させる二次抽出液に用いられる液体を貯留する第2タンクと、前記第1タンクおよび前記第2タンクの液体を前記リアクターに送液する送液部と、を有する。
【0009】
第3態様は、第1態様または第2態様の金属回収装置であって、前記抽出液供給部は、前記抽出液を噴霧するスプレーノズルを有する。
【0010】
第4態様は、第1態様または第2態様の金属回収装置であって、前記リアクター内の抽出液を撹拌する撹拌機構、をさらに備える。
(【0011】以降は省略されています)

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