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公開番号
2025122350
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-21
出願番号
2024017756
出願日
2024-02-08
発明の名称
トナー用ポリエステル樹脂、トナー粒子、静電荷像現像用トナーおよび静電荷像現像剤
出願人
DIC株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03G
9/087 20060101AFI20250814BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】低温定着性、帯電性能および耐高温性を損なうことなく、光沢に優れる画像が得られるトナー用ポリエステル樹脂を提供する。
【解決手段】一塩基酸(a1)、多塩基酸(a2)、多価アルコール(a3)、モノエポキシ化合物(a4)および4個以上のエポキシ基を有するポリエポキシ化合物(a5)を反応成分とするトナー用ポリエステル樹脂であって、前記多塩基酸(a2)は、芳香族ジカルボン酸および脂肪族ジカルボンからなり、前記芳香族ジカルボン酸100質量部に対して前記脂肪族ジカルボン酸を1~15質量部含み、前記反応成分における前記4個以上のエポキシ基を有するポリエポキシ化合物(a5)の割合が、前記(a1)~(a5)の合計の1.0~5.0質量%の範囲であるトナー用ポリエステル樹脂。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
一塩基酸(a1)、多塩基酸(a2)、多価アルコール(a3)、モノエポキシ化合物(a4)および4個以上のエポキシ基を有するポリエポキシ化合物(a5)を反応成分とするトナー用ポリエステル樹脂であって、
前記多塩基酸(a2)は、芳香族ジカルボン酸および脂肪族ジカルボンからなり、前記芳香族ジカルボン酸100質量部に対して前記脂肪族ジカルボン酸を1~15質量部含み、
前記反応成分における前記4個以上のエポキシ基を有するポリエポキシ化合物(a5)の割合が、前記(a1)~(a5)の合計の1.0~5.0質量%の範囲であるトナー用ポリエステル樹脂。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記一塩基酸(a1)が芳香族モノカルボン酸である請求項1に記載のトナー用ポリエステル樹脂。
【請求項3】
前記多価アルコール(a3)が、脂肪族ポリオールおよび/又はビスフェノール骨格を有する芳香族ジオールである請求項1に記載のトナー用ポリエステル樹脂。
【請求項4】
前記モノエポキシ化合物(a4)が、アルキルグリシジルエステルである請求項1に記載のトナー用ポリエステル樹脂。
【請求項5】
前記4個以上のエポキシ基を有するポリエポキシ化合物(a5)が、4~10個のエポキシ基を有するノボラック型エポキシ樹脂である請求項1に記載のトナー用ポリエステル樹脂。
【請求項6】
前記一塩基酸(a1)および前記多塩基酸(a2)の質量比が、(a1):(a2)=1:99~10:90の範囲である請求項1に記載のトナー用ポリエステル樹脂。
【請求項7】
前記反応成分における前記モノエポキシ化合物(a4)および前記4個以上のエポキシ基を有するポリエポキシ化合物(a5)の合計の割合が、前記(a1)~(a5)の合計の1.0~6.0質量%の範囲である請求項1に記載のトナー用ポリエステル樹脂。
【請求項8】
前記反応成分における、前記モノエポキシ化合物(a4)および前記4個以上のエポキシ基を有するポリエポキシ化合物(a5)の合計に対する前記一塩基酸(a1)の割合[(a1)/(a4+a5)(質量)]が、40/60~60/40の範囲である請求項1に記載のトナー用ポリエステル樹脂。
【請求項9】
ガラス転移温度が48~58℃の範囲である請求項1に記載のトナー用ポリエステル樹脂。
【請求項10】
請求項1~9のいずれかに記載のトナー用ポリエステル樹脂を含有するトナー粒子。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トナー用ポリエステル樹脂、トナー粒子、静電荷像現像用トナーおよび静電荷像現像剤に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真法における現像方法としては、例えば一成分現像法や二成分現像法等が知られている。このような電子写真法に用いられ、低温定着性、帯電性、帯電安定性に優れる電子写真トナーとして、例えば、多塩基酸、多価アルコール、及びエポキシ基の含有数が異なる複数のエポキシ化合物を組み合わせて製造したポリエステル樹脂が知られている(特許文献1-3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-242043号公報
特開2009-265580号公報
国際公開2015/045888号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
昨今ではカメラから得られる画像が極めて高画質化しており、従来からの要求特性である低温定着性、帯電性能および耐高温性の他に、現像して得られる画像の品質にも貢献し得るトナーが求めらている。しかしながら、上記特許文献1-3のトナーはいずれも得られる画像の光沢が不十分という課題があった。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、低温定着性、帯電性能および耐高温性を損なうことなく、光沢に優れる画像が得られるトナー用ポリエステル樹脂を提供することである。
本発明が解決しようとする他の課題は、低温定着性、帯電性能および耐高温性を損なうことなく、光沢に優れる画像が得られるトナー粒子、静電荷像現像用トナーおよび静電荷像現像剤を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、下記トナー用ポリエステル樹脂等に関するものである。
1.一塩基酸(a1)、多塩基酸(a2)、多価アルコール(a3)、モノエポキシ化合物(a4)および4個以上のエポキシ基を有するポリエポキシ化合物(a5)を反応成分とするトナー用ポリエステル樹脂であって、
前記多塩基酸(a2)は、芳香族ジカルボン酸および脂肪族ジカルボンからなり、前記芳香族ジカルボン酸100質量部に対して前記脂肪族ジカルボン酸を1~15質量部含み、
前記反応成分における前記4個以上のエポキシ基を有するポリエポキシ化合物(a5)の割合が、前記(a1)~(a5)の合計の1.0~5.0質量%の範囲であるトナー用ポリエステル樹脂。
2.前記一塩基酸(a1)が芳香族モノカルボン酸である1に記載のトナー用ポリエステル樹脂。
3.前記多価アルコール(a3)が、脂肪族ポリオールおよび/又はビスフェノール骨格を有する芳香族ジオールである1又は2に記載のトナー用ポリエステル樹脂。
4.前記モノエポキシ化合物(a4)が、アルキルグリシジルエステルである1~3のいずれかに記載のトナー用ポリエステル樹脂。
5.前記4個以上のエポキシ基を有するポリエポキシ化合物(a5)が、4~10個のエポキシ基を有するノボラック型エポキシ樹脂である1~4のいずれかに記載のトナー用ポリエステル樹脂。
6.前記一塩基酸(a1)および前記多塩基酸(a2)の質量比が、(a1):(a2)=1:99~10:90の範囲である1~5のいずれかに記載のトナー用ポリエステル樹脂。
7.前記反応成分における前記モノエポキシ化合物(a4)および前記4個以上のエポキシ基を有するポリエポキシ化合物(a5)の合計の割合が、前記(a1)~(a5)の合計の1.0~6.0質量%の範囲である1~6のいずれかに記載のトナー用ポリエステル樹脂。
8.前記反応成分における、前記モノエポキシ化合物(a4)および前記4個以上のエポキシ基を有するポリエポキシ化合物(a5)の合計に対する前記一塩基酸(a1)の割合[(a1)/(a4+a5)(質量)]が、40/60~60/40の範囲である1~7のいずれかに記載のトナー用ポリエステル樹脂。
9.ガラス転移温度が48~58℃の範囲である1~8のいずれかに記載のトナー用ポリエステル樹脂。
10.1~9のいずれかに記載のトナー用ポリエステル樹脂を含有するトナー粒子。
11.10に記載のトナー粒子を含む静電荷像現像用トナー。
12.11に記載の静電荷像現像用トナーおよびキャリアを含む静電荷像現像剤。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、低温定着性、帯電性能および耐高温性を損なうことなく、光沢に優れる画像が得られるトナー用ポリエステル樹脂が提供できる。
本発明により、低温定着性、帯電性能および耐高温性を損なうことなく、光沢に優れる画像が得られるトナー粒子、静電荷像現像用トナーおよび静電荷像現像剤が提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の一実施形態について説明する。本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の効果を損なわない範囲で適宜変更を加えて実施することができる。
尚、本明細書中の化合物は、化石資源由来であってもよく、生物資源由来であってもよい。
【0009】
[トナー用ポリエステル樹脂]
本発明のトナー用ポリエステル樹脂は、一塩基酸(a1)、多塩基酸(a2)、多価アルコール(a3)、モノエポキシ化合物(a4)および4個以上のエポキシ基を有するポリエポキシ化合物(a5)を反応成分とするトナー用ポリエステル樹脂である。
本発明において、多塩基酸(a2)は芳香族ジカルボン酸および脂肪族ジカルボンからなり、芳香族ジカルボン酸100質量部に対して脂肪族ジカルボン酸を1~15質量部含む。また、本発明において、反応成分における4個以上のエポキシ基を有するポリエポキシ化合物(a5)の割合が、(a1)~(a5)の合計の1.0~5.0質量%の範囲である。
以下、各成分について説明する。
【0010】
一塩基酸(a1)としては、例えば脂肪族モノカルボン酸および芳香族モノカルボン酸が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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