TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025115044
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-06
出願番号2024009352
出願日2024-01-25
発明の名称活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、塗膜及び積層フィルム
出願人DIC株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C08F 290/06 20060101AFI20250730BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】 硬化物層としたとき高硬度で外観も良く、耐擦傷性、柔軟性、耐カール性、経時安定性及び密着性に優れ、更にリコート性にも優れる活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、硬化塗膜及び積層フィルムを提供することである。
【解決手段】
本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物は、下記(A)~(D)成分を含み、(A)成分の比率が全固形分中30質量%以上、且つ(B)成分の比率が全固形分中1~20質量%である。(E)成分として光重合開始剤を含むことが好ましい。
(A)成分:3官能以上の多官能ウレタン(メタ)アクリレート
(B)成分:ホモポリマーのTgが10℃以下であるアルキレンオキサイド変性の2官能以上の(メタ)アクリレート
(C)成分:帯電防止剤
(D)成分:溶剤
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記(A)~(D)成分を含み、(A)成分の比率が全固形分中30質量%以上、且つ(B)成分の比率が全固形分中1~20質量%である活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
(A)成分:3官能以上の多官能ウレタン(メタ)アクリレート
(B)成分:ホモポリマーのTgが10℃以下であるアルキレンオキサイド変性の2官能以上の(メタ)アクリレート
(C)成分:帯電防止剤
(D)成分:溶剤
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
(E)成分として光重合開始剤を含む請求項1記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
【請求項3】
請求項1又は2記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物の硬化反応物である塗膜。
【請求項4】
請求項3記載の塗膜と基材からなる積層フィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、当該組成物を硬化させた塗膜、及び当該塗膜を含む積層フィルムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年スマートフォンなどのディスプレイ用途として、屈曲及び巻取りなどの変形が可能なディスプレイの開発が行われている。しかし一般的にディスプレイ表面の傷付きの防止に用いられているガラスは硬く、折り曲げると割れてしまうため、フォルダブルディスプレイの用途には適していない。そのためガラスの代わりに傷付き防止のために耐擦傷性を有するハードコート層を備えたプラスチックフィルムがフォルダブルディスプレイの表面保護層として検討されている。
【0003】
上記のようなプラスチックフィルムにおいて、光硬化性組成物の硬化物であるハードコートに対して耐擦傷性を付与するには、一般的にハードコート内の架橋密度を上げる必要があり、多官能アクリレート系の材料がよく使用される。一方で、ハードコート内の架橋密度を上げるとフィルムの屈曲性、伸びは悪化することは広く知られている。このようにハードコートの耐擦傷性と屈曲性はトレードオフの関係にあるため、両物性を両立することが課題となる。
【0004】
上記の課題を解決するため、例えば下記特許文献1では、オキシエチレン変性またはラクトン変性の活性エネルギー線硬化性多官能モノマーに対して、ポリ(オキシパーフルオロアルキレン)基を含むパーフルオロポリエーテルと、含窒素プロトン供与性官能基を有するシランカップリング剤で表面が修飾されたシリカ粒子を配合している。特許文献1では、特定の多官能モノマーにより、ある程度の柔軟性を出しつつ、シリカとフッ素系の添加剤を配合することで、塗膜表面の滑り性を上げ、柔軟性を落とさずに耐擦傷性を付与している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2020/162323号
特開2023-70690号公報
特開2021-56512号公報
特開2017-171794号公報
特開2014-122987号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
更に近年のフォルダブルディスプレイに用いられるハードコートフィルムにおいては、反射防止層などの機能層をトップコートとしてハードコート層の上に積層させることがある。このような積層コーティングフィルムの場合、ハードコート層においては、基材であるアンダーコートへの密着性だけでなく、トップコートとの密着性、つまりリコート性が重要となる。
【0007】
本発明者らは、上記先行技術文献について、上述のリコート性を踏まえて検討したところ、特に特許文献1では、フッ素系の添加剤を使用し表面の滑り性を上げることで、表面の濡れ性は大きく低下するため、リコート性に問題が生じ得ることが分かった。また、シリカの使用により、4級アンモニウム塩などの帯電防止剤との相性の悪化や塗材の経時安定性の低下が懸念されることが分かった。
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、硬化物層としたとき高硬度で外観も良く、耐擦傷性、柔軟性、耐カール性、経時安定性及び密着性に優れ、更にリコート性にも優れる活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、硬化塗膜及び積層フィルムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、硬質の多官能ウレタンアクリレートをメインにすることで耐擦傷性を出しつつ、EO鎖が長く低Tgの特定のアクリレートを少量添加することで耐擦傷性を落とさずに柔軟性を付与できることを発見した。また、4級アンモニウム塩などの帯電防止剤との併用が可能となり、透明性などの外観を維持しつつ高い帯電防止性を付与でき、リコート用途での使用も可能となることを発見した。
【0010】
本発明のメカニズムとしては、以下のとおりと推測される。
硬質の多官能ウレタンアクリレートとEO鎖を含む低Tgのアクリレートが膜中で相分離し、海島の構造を形成することで耐擦傷性を落とさずに柔軟性が向上している。低Tgの軟質成分が塗膜中で硬質のウレタンアクリレートなどと共重合せずホモポリマーに近い状態で存在することで、屈曲や引張試験時にかかる応力を緩和し、クラックの発生を抑制している。また、フッ素系の添加剤などの表面の滑り性に影響を与える成分を使用する必要がないためリコート性にも優れる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

DIC株式会社
二酸化炭素吸収材
1か月前
DIC株式会社
積層体、および包装材
19日前
DIC株式会社
プリプレグ及び成形品
1か月前
DIC株式会社
アスパラギン酸の製造方法
1か月前
DIC株式会社
モリブデン化合物の回収方法
1か月前
DIC株式会社
硬化性樹脂組成物及び硬化物
1か月前
DIC株式会社
硬化性樹脂組成物及び硬化物
1か月前
DIC株式会社
粘着テープ、部品、電子機器及び車両
1か月前
DIC株式会社
匣鉢、匣鉢の製造方法、焼成物の製造方法
1か月前
DIC株式会社
植物育成剤、植物栽培用組成物、及び植物を栽培する方法
1か月前
DIC株式会社
着色フィルム、着色粘着テープ及び着色フィルムの製造方法
19日前
DIC株式会社
活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、塗膜及び積層フィルム
25日前
DIC株式会社
触覚定量分析用の標準試料、その製造方法および触覚定量分析方法
1か月前
DIC株式会社
化粧料用顔料組成物及び化粧料
1か月前
DIC株式会社
トナー用結着樹脂組成物、トナー粒子、静電荷像現像用トナーおよび静電荷像現像剤
1か月前
DIC株式会社
カーボンブラック組成物、着色剤、インキ、及び、カーボンブラック組成物の製造方法
11日前
DIC株式会社
トナー用ポリエステル樹脂、トナー粒子、静電荷像現像用トナーおよび静電荷像現像剤
10日前
DIC株式会社
負極バインダー組成物、負極、及び二次電池
26日前
DIC株式会社
着色剤、顔料組成物及び水性顔料分散体の製造方法
1か月前
DIC株式会社
硬化性組成物、硬化物、プリプレグ、回路基板、ビルドアップフィルム、半導体封止材及び半導体装置
1か月前
DIC株式会社
硬化性組成物、硬化物、プリプレグ、回路基板、ビルドアップフィルム、半導体封止材、及び半導体装置
1か月前
DIC株式会社
硬化性樹脂組成物、硬化物、積層体、及び硬化性化合物、
5日前
DIC株式会社
学習装置、推定装置、推定システム、表示装置、表示システム、学習方法、推定方法及びコンピュータープログラム
19日前
DIC株式会社
リチウムイオン二次電池用負極活物質、当該物質を用いたリチウムイオン二次電池用負極及びリチウムイオン二次電池
9日前
DIC株式会社
硬化性組成物、ポリマレイミド樹脂、硬化物、プリプレグ、回路基板、ビルドアップフィルム、半導体封止材および半導体装置
1か月前
DIC株式会社
プロペニル基含有化合物、硬化性樹脂組成物、硬化物、プリプレグ、回路基板、ビルドアップフィルム、半導体封止材、及び半導体装置
11日前
東ソー株式会社
摺動部材
3か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物
3か月前
ユニチカ株式会社
透明シート
9日前
株式会社カネカ
硬化性組成物
1か月前
東ソー株式会社
加飾フィルム
3か月前
東ソー株式会社
加飾フィルム
3か月前
東ソー株式会社
加飾フィルム
3か月前
東レ株式会社
熱硬化性樹脂組成物
13日前
ユニチカ株式会社
ビスマレイミド
3か月前
東レ株式会社
引抜成形品の製造方法
6日前
続きを見る