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公開番号
2025120898
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-18
出願番号
2024053706
出願日
2024-03-28
発明の名称
貨物自動車
出願人
古河ユニック株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60P
1/43 20060101AFI20250808BHJP(車両一般)
要約
【課題】荷台をシャシフレームに載せた格納姿勢において、閉姿勢の後煽りに発生する姿勢の変化を抑制することが可能な貨物自動車を提供する。
【解決手段】車両本体のシャシフレームに対する姿勢を、格納姿勢と接地姿勢とに変化させることが可能な荷台と、荷台に対する姿勢を、閉姿勢と開姿勢とに変化させることが可能な後煽り2と、シャシフレームと荷台との間に配置されたガイドフレームと、ガイドフレームと荷台との間に配置された傾斜フレーム300と、荷台が格納姿勢にあるときに、閉姿勢にある後煽り2と傾斜フレーム300との間で、後煽り2及び傾斜フレーム300へ推力を加えることで、閉姿勢にある後煽り2に対して、開姿勢とは逆向きに倒れる方向への力を継続的に付与する姿勢変化抑制機構(プッシュユニット500、ロッドユニット30)を備える貨物自動車。
【選択図】図13
特許請求の範囲
【請求項1】
車両本体のシャシフレームに対する姿勢を、前記シャシフレームの上に配置した姿勢である格納姿勢と、地面の上に配置した姿勢である接地姿勢と、に変化させることが可能な荷台と、
前記荷台の後部に設けられ、前記荷台に対する姿勢を、立ち上がった姿勢である閉姿勢と、上端部が前記車両本体の後方を向いて横になった姿勢である開姿勢と、に変化させることが可能な後煽りと、
前記シャシフレームに固定されて当該シャシフレームと前記荷台との間に配置され、且つ前記荷台と相対変位可能なガイドフレームと、
前記ガイドフレームと前記荷台との間に配置され、且つ前記ガイドフレーム及び前記荷台と相対変位可能な傾斜フレームと、を備え、
前記荷台は、前記荷台の姿勢が前記格納姿勢と前記接地姿勢との間で変化する際に、前記格納姿勢と前記荷台の一部が前記地面と接触する姿勢との間では前記ガイドフレーム及び前記傾斜フレームに案内されて姿勢を変化させ、前記荷台の一部が前記地面と接触している姿勢と前記接地姿勢との間では前記傾斜フレームに案内されて姿勢を変化させ、
前記傾斜フレームは、前記荷台の姿勢が前記格納姿勢と前記接地姿勢との間で変化する際に、前記格納姿勢と前記荷台の一部が前記地面と接触する姿勢との間では前記ガイドフレームの上に配置され、前記荷台の一部が前記地面と接触している姿勢と前記接地姿勢との間では前記ガイドフレームに案内されて姿勢を変化させ、
前記荷台が前記格納姿勢にあるときに、前記閉姿勢にある前記後煽りと前記傾斜フレームとの間で、前記後煽り及び前記傾斜フレームへ推力を加えることで、前記閉姿勢にある前記後煽りに対して、前記開姿勢とは逆向きに倒れる方向への力を継続的に付与する姿勢変化抑制機構をさらに備える貨物自動車。
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【請求項2】
前記姿勢変化抑制機構は、
前記貨物自動車の前後方向に沿って長尺となる形状に形成され、且つ前記傾斜フレームと前記後煽りとの間に配置された押圧力伝達部材と、
前記押圧力伝達部材と前記後煽りとの間に配置されて後煽りと接続され、且つ長さ方向を前記貨物自動車の前後方向と平行に向けたプッシュロッドと、
前記プッシュロッドを包囲した状態で前記押圧力伝達部材と前記後煽りとの間に配置され、且つ、一端が前記押圧力伝達部材の一方の端部と接触し、他端が前記プッシュロッドと接触するロッドスプリングと、を備え、
前記押圧力伝達部材の他方の端部は、前記格納姿勢において前記傾斜フレームに接触し、
前記ロッドスプリングは、前記荷台が前記格納姿勢にあるときは、前記荷台が前記接地姿勢であるときよりも収縮する請求項1に記載した貨物自動車。
【請求項3】
前記ロッドスプリングの前記収縮する長さは、収縮している前記ロッドスプリングが発生させる復元力により、前記荷台が前記格納姿勢にあるときに、前記閉姿勢にある前記後煽りに対して、前記閉姿勢を維持する長さである請求項2に記載した貨物自動車。
【請求項4】
前記押圧力伝達部材は、前記貨物自動車の前後方向に沿って長尺となる形状に形成され、且つ前記格納姿勢において前記傾斜フレームに接触するロッド本体部と、
前記ロッド本体部と前記ロッドスプリングとの間に配置されたパイプエンドと、を備え、
前記パイプエンドは、前記プッシュロッドが貫通するとともに前記ロッドスプリングが接触する後板部と、前記後板部と前記貨物自動車の前後方向に沿って間隔を開けて配置され、且つ前記ロッド本体部と接触する前板部と、を備える請求項2に記載した貨物自動車。
【請求項5】
前記姿勢変化抑制機構は、
前記荷台に取り付けられ、且つ前記プッシュロッドの一部が前記貨物自動車の前後方向に沿って貫通した状態で、前記プッシュロッドを支持するロッドブラケットと、
前記プッシュロッドのうち前記ロッドブラケットよりも前記傾斜フレームへ向けて突出した部分の端部に取り付けられた受けナットと、
前記プッシュロッドのうち前記ロッドブラケットよりも前記傾斜フレームへ向けて突出した部分のうち、前記受けナットよりも前記ロッドブラケットに近い位置へ取り付けられたストッパナットと、をさらに備え、
前記受けナットは、前記荷台が前記格納姿勢にあるときに、前記押圧力伝達部材と接触し、
前記ストッパナットは、前記荷台が前記格納姿勢にあるときに、前記ロッドブラケットと接触する請求項2に記載した貨物自動車。
【請求項6】
前記押圧力伝達部材は、前記貨物自動車の前後方向に沿って長尺となる形状に形成され、且つ前記格納姿勢において前記傾斜フレームに接触するロッド本体部と、
前記ロッド本体部と前記ロッドスプリングとの間に配置されたパイプエンドと、を備え、
前記パイプエンドは、前記プッシュロッドが貫通するとともに前記ロッドスプリングが接触する後板部と、前記後板部と前記貨物自動車の前後方向に沿って間隔を開けて配置され、且つ前記ロッド本体部と接触する前板部と、を備え、
前記受けナットは、前記荷台が前記格納姿勢にあるときに、前記前板部と接触する請求項5に記載した貨物自動車。
【請求項7】
前記押圧力伝達部材は、前記貨物自動車の前後方向に沿って長尺となる形状に形成され、且つ前記格納姿勢において前記傾斜フレームに接触するロッド本体部と、
前記ロッド本体部と前記ロッドスプリングとの間に配置されたパイプエンドと、を備え、
前記パイプエンドは、前記プッシュロッドが貫通するとともに前記ロッドスプリングが接触する後板部と、該後板部を前記ロッドスプリングと接触する位置に固定するためのスペーサと、を備える請求項2又は請求項3に記載した貨物自動車。
【請求項8】
少なくとも二本の前記プッシュロッドが車幅方向に並べて固定され、
前記ロッドスプリングは、前記プッシュロッドに一つずつ備えられている請求項2又は請求項3に記載の貨物自動車。
【請求項9】
前記姿勢変化抑制機構は、
前記荷台が、前記格納姿勢、前記接地姿勢及び前記格納姿勢と前記接地姿勢との姿勢変化過程のいずれの姿勢であっても、前記プッシュロッドにおける前記貨物自動車の前側端部と前記押圧力伝達部材との間に空間が形成されることを特徴とする請求項7に記載した貨物自動車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、荷台の姿勢をシャシフレームの上に配置した姿勢である格納姿勢と、地面の上に配置した姿勢である接地姿勢とに変化させることが可能な貨物自動車に関する。
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【背景技術】
【0002】
荷台に後煽りを備える貨物自動車としては、例えば、特許文献1に開示されている構成の貨物自動車がある。特許文献1に開示されている貨物自動車は、後方へスライド移動させる荷台が自車両の後方において片持ち状態で支持されることを抑制するために、荷台を支持する支持脚を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-105214号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている構成では、部品の摩耗等により後煽りの姿勢を保持する部品にガタつきが発生すると、貨物自動車の走行時等、荷台をシャシフレームに載せた格納姿勢において、閉姿勢の後煽りに姿勢の変化が発生するという問題がある。
本発明は、上述した問題点を鑑み、荷台をシャシフレームに載せた格納姿勢において、閉姿勢の後煽りに発生する姿勢の変化を抑制することが可能な、貨物自動車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る貨物自動車は、荷台と、後煽りと、ガイドフレームと、傾斜フレームと、姿勢変化抑制機構を備える。荷台は、車両本体のシャシフレームに対する姿勢を、シャシフレームの上に配置した姿勢である格納姿勢と、地面の上に配置した姿勢である接地姿勢と、に変化させることが可能である。後煽りは、荷台の後部に設けられ、荷台に対する姿勢を、立ち上がった姿勢である閉姿勢と、上端部が車両本体の後方を向いて横になった姿勢である開姿勢と、に変化させることが可能である。ガイドフレームは、シャシフレームに固定されてシャシフレームと荷台との間に配置され、且つ荷台と相対変位可能である。傾斜フレームは、ガイドフレームと荷台との間に配置され、且つガイドフレーム及び荷台と相対変位可能である。また、荷台は、荷台の姿勢が格納姿勢と接地姿勢との間で変化する際に、格納姿勢と荷台の一部が地面と接触する姿勢との間ではガイドフレーム及び傾斜フレームに案内されて姿勢を変化させ、荷台の一部が地面と接触している姿勢と接地姿勢との間では傾斜フレームに案内されて姿勢を変化させる。さらに、傾斜フレームは、荷台の姿勢が格納姿勢と接地姿勢との間で変化する際に、格納姿勢と荷台の一部が地面と接触する姿勢との間ではガイドフレームの上に配置され、荷台の一部が地面と接触している姿勢と接地姿勢との間ではガイドフレームに案内されて姿勢を変化させる。姿勢変化抑制機構は、荷台が格納姿勢にあるときに、閉姿勢にある後煽りと傾斜フレームとの間で、後煽り及び傾斜フレームへ推力を加えることで、閉姿勢にある後煽りに対して、開姿勢とは逆向きに倒れる方向への力を継続的に付与する。
【発明の効果】
【0006】
本発明に係る貨物自動車によれば、荷台をシャシフレームに載せた格納姿勢において、閉姿勢にある後煽りと傾斜フレームとの間で、後煽り及び傾斜フレームへ推力を加える。これにより、閉姿勢にある後煽りに対して、開姿勢とは逆向きに倒れる方向への力を継続
的に付与することが可能となる。このため、閉姿勢の後煽りに発生する姿勢の変化を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第一実施形態に係る後煽り装置を備える貨物自動車の構成を示す側面図であり、荷台の姿勢が格納姿勢である状態を示す図である。
第一実施形態に係る車両本体の分解図である。
第一実施形態に係るプッシュユニットの構成を示す側面図である。
図3のIV-IV線断面図である。
第一実施形態に係るパイプエンドの構成を示す図である。
図3のVI-VI線断面図である。
図1のVII線矢視図である。
図7のVIII線矢視図である。
第一実施形態に係る後煽りの姿勢が閉姿勢である状態における、ロッドユニットの構成を示す図である。
第一実施形態に係るロッドユニットの構成を示す平面図である。
図9のXI線矢視図である。
第一実施形態に係るフックの構成を示す図である。
第一実施形態に係る傾斜フレームと、プッシュユニットと、後煽りの位置関係を示す斜視図である。
第一実施形態に係るロッドブラケットの構成を示す図である。
第一実施形態に係る後煽り装置を備える貨物自動車の動作を示す図である。
第一実施形態に係るプッシュユニットとロッドユニットの動作を示す図である。
第二実施形態に係るプッシュユニットとロッドユニットとの構造を示す図である。
第二実施形態に係るプッシュユニットとロッドユニットとの構造を示す分解図である。
第二実施形態に係るフックの動作を示す図である。
第二実施形態に係る後煽り装置を備える貨物自動車の動作を示す図である。
第二実施形態に係るプッシュユニットとロッドユニットの動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明に係る後煽り装置について、図面を適宜参照しつつ説明する。なお、図面は模式的なものである。そのため、厚さと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なる場合があることに留意すべきであり、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記の実施形態に特定するものではない。
【0009】
(第一実施形態)
(構成)
図1に示すように、貨物自動車100は、後煽り装置1を備える。なお、後煽り装置1の説明は、後述する。
また、貨物自動車100は、車両本体101を備える。
第一実施形態では、図1に示すように、車両本体101を、トラックとした場合について説明する。なお、以降の説明及び図面では、貨物自動車100が前進する方向(シフトがDレンジ等に選択されている状態で走行する方向)を、「前方」と記載する場合がある。同様に、以降の説明及び図面では、貨物自動車100が後退する方向(シフトがRレンジに選択されている状態で走行する方向)を、「後方」と記載する場合がある。
【0010】
また、以降の説明及び図面では、貨物自動車100の運転者が運転席に座っているときの左手側を「左側」と示し、運転者が運転席に座っているときの右手側を「右側」と示す。したがって、以降の説明及び図面では、貨物自動車100を左側から見た視点を「左側面視」とし、貨物自動車100を右側から見た視点を「右側面視」とする。また、以降の説明では、「左側面視」と「右側面視」とをまとめて、「側面視」と記載する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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