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公開番号2025118294
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013532
出願日2024-01-31
発明の名称被覆材、該被覆材を含む荷重支持部の構築用セット及び被覆方法
出願人住友林業株式会社
代理人弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類E04B 1/94 20060101AFI20250805BHJP(建築物)
要約【課題】施工現場の荷重支持部に対し容易に被覆施工を行うことができる、被覆材、該被覆材を含む荷重支持部の構築用セット及び被覆方法を提供すること。
【解決手段】本発明の被覆材20は、鉛直方向Zに延びる荷重支持部10を被覆する。被覆材20は、複数のパーツ被覆材21を組み合わせることで形成されており、該パーツ被覆材21それぞれは荷重支持部10に設けられた被固定部材11に対し仮固定可能な仮固定部材30を具備している。パーツ被覆材21どうしは、荷重支持部10の表面を被覆するように一体化可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
鉛直方向に延びる荷重支持部を被覆する被覆材であって、
前記被覆材は、複数のパーツ被覆材を組み合わせることで形成されており、該パーツ被覆材それぞれは前記荷重支持部に設けられた被固定部材に対し仮固定可能な仮固定部材を具備しており、
前記パーツ被覆材どうしを前記荷重支持部の表面を被覆するように一体化可能である、被覆材。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記仮固定部材は、前記被固定部材に対して水平方向又は鉛直方向の位置をずらして仮固定可能である、請求項1に記載の被覆材。
【請求項3】
前記仮固定部材が、前記被固定部材であるボルトを挿通可能なボルト孔が形成されたプレートである、請求項1又は2に記載の被覆材。
【請求項4】
前記仮固定部材が、前記被固定部材である被差し込み部に差し込み可能なL字状差し込み治具である、請求項1又は2に記載の被覆材。
【請求項5】
前記パーツ被覆材は、該パーツ被覆材を吊り上げるための吊り上げ治具を具備している、請求項1又は2に記載の被覆材。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の被覆材と、該被覆材の下端を乗せ掛ける支持プレートを有する荷重支持部とを含む、被覆された該荷重支持部の構築用セット。
【請求項7】
既設の鉛直方向に延びる荷重支持部を被覆材で被覆する被覆方法であって、
前記被覆材は、複数のパーツ被覆材を組み合わせることで形成されており、該パーツ被覆材それぞれは前記荷重支持部に設けられた被固定部材に対し仮固定可能な仮固定部材を具備しており、
前記パーツ被覆材を前記荷重支持部に沿わせた状態にして、前記被固定部材に前記仮固定部材を仮固定する、被覆方法。
【請求項8】
前記パーツ被覆材を、建て起こし又は吊り込みによって前記荷重支持部に沿わせた状態にする、請求項7に記載の被覆方法。
【請求項9】
前記荷重支持部に前記パーツ被覆材の下端を支持する支持プレートを予め固設しておき、前記パーツ被覆材の下端を該支持プレート上に乗せた後、該パーツ被覆材を前記荷重支持部に沿わせた状態にする、請求項7又は8に記載の被覆方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被覆材、該被覆材を含む荷重支持部の構築用セット及び被覆方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
柱等の荷重支持部と、該荷重支持部の表面を被覆する被覆材とを具備した被覆構造材が種々提案されている。
例えば、本出願人は先に、鋼製部材と、これを被覆し且つ純木からなる内層及び外層とを備えており、該外層が、火炎に晒されたときに燃焼し焼失する、構造材を提案した(特許文献1)。
【0003】
特許文献2には、鋼製部材と、その周囲を被覆する複数の木製被覆材とを備え、隣接する該木製被覆材の端面どうしを突き合わせた接合目地部における鋼製部材側に、該接合目地部を閉塞するための裏当板が設けられている、耐火被覆構造が開示されている。
特許文献3には、鋼材と、これを囲繞する空気層と、該空気層を囲繞する木質耐火被覆材とを備え、該木質耐火被覆材が、3つ以上の火炎侵入防止隅部と空気層側に面して設けられ且つ隣り合う火炎侵入防止隅部を接続する耐火材とを有する、耐火構造が開示されている。
特許文献4には、鋼管と、これの周囲に配置された複数の木質耐火被覆材と、隣り合う該木質耐火被覆材を支持するコーナー下地材とを備え、該コーナー支持材が、隣り合う該木質耐火被覆材の端部が突き当てられた隅部に沿って屈曲して取り付けられた一対のフランジ部を有する、耐火被覆構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-112906号公報
特開2022-172488号公報
特許7287562号公報
特開2023-084597号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献2~4のように、被覆材が複数のパーツ被覆材によって構成されている場合、既設の荷重支持部に対し被覆施工ができる点、及び荷重支持部となる鋼製部材を予め被覆材で被覆した被覆構造材を施工現場に搬入することを要しない点で有効である。しかしながら既設の荷重支持部に被覆施工を行う際、施工現場の空間や足場における物理的な制限によっては、該被覆施工の実施が困難なケースがある。
特許文献1~4の技術は、被覆施工の容易性について改善の余地があった。
【0006】
本発明の目的は、施工現場の荷重支持部に対し容易に被覆施工を行うことができる、被覆材、該被覆材を含む荷重支持部の構築用セット及び被覆方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、鉛直方向に延びる荷重支持部を被覆する被覆材であって、前記被覆材は、複数のパーツ被覆材を組み合わせることで形成されており、該パーツ被覆材それぞれは前記荷重支持部に設けられた被固定部材に対し仮固定可能な仮固定部材を具備しており、前記パーツ被覆材どうしを前記荷重支持部の表面を被覆するように一体化可能である、被覆材を提供するものである。
【0008】
また本発明は、前記被覆材と、該被覆材の下端を乗せ掛ける支持プレートを有する荷重支持部とを含む、被覆された該荷重支持部の構築用セットを提供するものである。
【0009】
また本発明は、既設の鉛直方向に延びる荷重支持部を被覆材で被覆する被覆方法であって、前記被覆材は、複数のパーツ被覆材を組み合わせることで形成されており、該パーツ被覆材それぞれは前記荷重支持部に設けられた被固定部材に対し仮固定可能な仮固定部材を具備しており、前記パーツ被覆材を前記荷重支持部に沿わせた状態にして、前記被固定部材に前記仮固定部材を仮固定する、被覆方法を提供するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、施工現場の荷重支持部に対し容易に被覆施工を行うことができる、被覆材、該被覆材を含む荷重支持部の構築用セット及び被覆方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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