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公開番号2025117273
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012022
出願日2024-01-30
発明の名称デモンストレーション用器具、及びデモンストレーション方法
出願人株式会社松風
代理人
主分類G09B 23/28 20060101AFI20250804BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】 本開示において解決しようとする課題は、人工歯の任意の箇所に欠損及び/又は窩洞を安定して設けることができ、欠損及び/又は窩洞を有する人工歯を歯科充填用コンポジットレジンにより修復した後複数の方向から修復箇所を観察することができる、デモンストレーション用器具、及びデモンストレーション方法を提供することにある。
【解決手段】人工歯の欠損及び/又は窩洞に歯科充填用コンポジットレジンを充填し、硬化するデモンストレーションを行うための器具であり、
欠損及び/又は窩洞を有する人工歯(1a)を含む人工歯(1)、及び
人工歯(1)を支持する構造物(2)を備え、
人工歯(1)を支持する構造物(2)は、人工歯(1)と結合しており、
人工歯(1)の角度は変更可能である、
デモンストレーション用器具。
【選択図】 なし


特許請求の範囲【請求項1】
人工歯の欠損及び/又は窩洞に歯科充填用コンポジットレジンを充填し、硬化するデモンストレーションを行うための器具であり、
欠損及び/又は窩洞を有する人工歯(1a)を含む人工歯(1)、及び
人工歯(1)を支持する構造物(2)を備え、
人工歯(1)を支持する構造物(2)は、人工歯(1)と結合しており、
人工歯(1)の角度は変更可能である、
デモンストレーション用器具。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
人工歯(1)が中切歯、側切歯、犬歯、第一小臼歯、第二小臼歯、第一大臼歯、第二大臼歯、第三大臼歯、乳中切歯、乳側切歯、乳犬歯、第一乳臼歯、及び第二乳臼歯から選択される2種以上である請求項1に記載のデモンストレーション用器具。
【請求項3】
人工歯(1)を支持する構造物(2)に結合された任意の1歯の人工歯の頬側面ないし唇側面を水平面に対して垂直にしたときの人工歯の角度を縦0°及び横0°であると仮定した場合、任意の1歯の人工歯の角度は、縦0°及び横0°の角度並びにそれ以外の角度の2種以上に変更可能であり、それ以外の角度が下記の条件における角度である、請求項1又は2に記載のデモンストレーション用器具。
(任意の1歯が唇側面にある場合)
縦:-140°以上0°未満、又は0°超140°以下
横:-140°以上140°以下
(任意の1歯が右側頬側面にある場合)
縦:-140°以上0°未満、又は0°超140°以下
横:-50°以上230°以下
(任意の1歯が左側頬側面にある場合)
縦:-140°以上0°未満、又は0°超140°以下
横:-230°以上50°以下
【請求項4】
欠損及び/又は窩洞が、人工歯の咬合面、頬側面、及び唇側面から選択される2種以上の面の垂直方向から観察できる位置に設けられている、請求項1又は2に記載のデモンストレーション用器具。
【請求項5】
人工歯の欠損及び/又は窩洞に歯科充填用コンポジットレジンを充填し、硬化するデモンストレーション方法であり、
欠損及び/又は窩洞を有する人工歯(1a)を含む人工歯(1)、及び
人工歯(1)を支持する構造物(2)を備え、
人工歯(1)を支持する構造物(2)は、人工歯(1)と結合しており、
人工歯(1)の角度は変更可能である、デモンストレーション用器具の欠損及び/又は窩洞に対して歯科充填用コンポジットレジンを充填し、硬化させ修復済み人工歯を得る工程を含むことを特徴とするデモンストレーション方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、デモンストレーション用器具、及びデモンストレーション方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
う蝕は、細菌により産生された酸が歯質を脱灰することによって引き起こされる。う蝕にかかった虫歯の治療方法として、う蝕部分を機械的に削り、削った箇所に歯科充填用コンポジットレジンを充填し、硬化することが行われている。
【0003】
歯科充填用コンポジットレジンの色調の良否やシリンジから歯科充填用コンポジットレジンを押し出す際の使用感の良否により治療の出来や難易度が大きく異なるところ、各社が販売している歯科充填用コンポジットレジンは色調や使用感が異なることが知られている。このことから歯科医や歯科衛生士等の歯科関係者は各社の歯科充填用コンポジットレジンを購入する前に、歯科充填用コンポジットレジンのサンプル品を、例えば咬合面に窩洞のある臼歯に対して充填し、硬化することで実際に色調の確認をデモンストレーションとして実施する場合がある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-211704
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
実際に発生するう蝕の箇所は様々であり、咬合面の他、頬側面や唇側面等多様な箇所に発生しうる。また、外部からの物理的な衝撃により歯の様々な箇所が割れることもある。そのような様々な箇所の欠損及び/又は窩洞に対して、歯科充填用コンポジットレジンの色調が適合するのか、形態安定性は良好といえるのか、シリンジの使用感は良好といえるのかについて、歯科充填用コンポジットレジン購入前にその性能を歯科関係者が実際に確認する方法はなかった。また、従来のデモンストレーションでは、歯根側が平面であり咬合面に窩洞を有する臼歯を用いることが通常であり、歯根側以外の面は通常の歯の形を模して凹凸があり、それらの面を底にした場合不安定であることから、咬合面以外に欠損や窩洞を設ける際の安全性も不安が残り、修復箇所を観察しにくいという課題もあった。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、人工歯の任意の箇所に欠損及び/又は窩洞を安定して設けることができ、欠損及び/又は窩洞を有する人工歯を歯科充填用コンポジットレジンにより修復した後複数の方向から修復箇所を観察することができる、デモンストレーション用器具、及びデモンストレーション方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは鋭意検討の結果、所定のデモンストレーション用器具、及びデモンストレーション方法によって、上記課題の一部又は全部が解決されることを見出した 。
【0008】
本開示により以下の項目が提供される。
(項目1)
人工歯の欠損及び/又は窩洞に歯科充填用コンポジットレジンを充填し、硬化するデモンストレーションを行うための器具であり、
欠損及び/又は窩洞を有する人工歯(1a)を含む人工歯(1)、及び
人工歯(1)を支持する構造物(2)を備え、
人工歯(1)を支持する構造物(2)は、人工歯(1)と結合しており、
人工歯(1)の角度は変更可能である、
デモンストレーション用器具。
(項目2)
人工歯(1)が中切歯、側切歯、犬歯、第一小臼歯、第二小臼歯、第一大臼歯、第二大臼歯、第三大臼歯、乳中切歯、乳側切歯、乳犬歯、第一乳臼歯、及び第二乳臼歯から選択される2種以上である項目1に記載のデモンストレーション用器具。
(項目3)
人工歯(1)を支持する構造物(2)に結合された任意の1歯の人工歯の頬側面ないし唇側面を水平面に対して垂直にしたときの人工歯の角度を縦0°及び横0°であると仮定した場合、任意の1歯の人工歯の角度は、縦0°及び横0°の角度並びにそれ以外の角度の2種以上に変更可能であり、それ以外の角度が下記の条件における角度である、項目1又は2に記載のデモンストレーション用器具。
(任意の1歯が唇側面にある場合)
縦:-140°以上0°未満、又は0°超140°以下
横:-140°以上140°以下
(任意の1歯が右側頬側面にある場合)
縦:-140°以上0°未満、又は0°超140°以下
横:-50°以上230°以下
(任意の1歯が左側頬側面にある場合)
縦:-140°以上0°未満、又は0°超140°以下
横:-230°以上50°以下
(項目4)
欠損及び/又は窩洞が、人工歯の咬合面、頬側面、及び唇側面から選択される2種以上の面の垂直方向から観察できる位置に設けられている、項目1又は2に記載のデモンストレーション用器具。
(項目5)
人工歯の欠損及び/又は窩洞に歯科充填用コンポジットレジンを充填し、硬化するデモンストレーション方法であり、
欠損及び/又は窩洞を有する人工歯(1a)を含む人工歯(1)、及び
人工歯(1)を支持する構造物(2)を備え、
人工歯(1)を支持する構造物(2)は、人工歯(1)と結合しており、
人工歯(1)の角度は変更可能である、デモンストレーション用器具の欠損及び/又は窩洞に対して歯科充填用コンポジットレジンを充填し、硬化させ修復済み人工歯を得る工程を含むことを特徴とするデモンストレーション方法。
【発明の効果】
【0009】
本開示のデモンストレーション用器具、及びデモンストレーション方法は、人工歯の様々な箇所に欠損や窩洞を設けやすく、修復箇所を観察しやすい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
人工歯である臼歯の一部(黒線で囲んだ部分)に窩洞を設け、歯科充填用コンポジットレジンを充填し、硬化した後の図(方眼紙側が水平面)
人工歯である中切歯及び犬歯の一部(黒線で囲んだ部分)に欠損を設け、歯科充填用コンポジットレジンを充填し、硬化した後の図
人工歯である臼歯及び犬歯の一部(黒線で囲んだ部分)に欠損を設け、歯科充填用コンポジットレジンを充填し、硬化した後の図
人工歯である臼歯及び犬歯の一部(黒線で囲んだ部分)に欠損を設け、歯科充填用コンポジットレジンを充填し、硬化した後の図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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